プラン達成のための子供?
「世界チャンピオンにする78ページの計画書」
これを実際に実行出来たのは、自己満足ではないのだろうか?
親バカでも一番の壁になる存在
自分の描いたドリームプランを子どもたちに植え付けることにまず成功した。
5人姉妹のうち2人をテニスの英才教育をするのだけど、ド素人のはずの両親にも環境さえあればきっと何者かになれていたのかもしれないのだろうな。
彼らが黒人という人種であるということが、今以上にハングリー精神的に信じる力になったのか。
11歳までに売り込みを完了する。
それでも売り込みをしているのに、娘たちを売り物にしようとする人には売らない。
リック・メイシーという人が力になってくれたことがこの二人にとって、この家族にとって本当にラッキーだったのだと思う。
リック・メイシーにとっても彼女たちの才能は魅力的だったのだろうけど、それでもジュニアの大会には出ないということで練習のみの3年間。
彼女たちの実力は?
練習だけ強いってタイプだっているわけで。
プロになるのならスポンサーもと紹介するが、それもことごとく裏切られる。
裏切られるは双方ともにそう思ったのだろうけど、リック・メイシーが面倒をみていたわけで文句を言っても良かったのだと思うが、成功するところまで育てて居なくなられてもってところだっただろうなって思う。
父親のドリームプランで14歳でプロデビューし、その後も早々と燃え尽き症候群にならないようにと父親管理のもとで大会に出場していたことを初めて知った。
で、大坂なおみ選手が初めて全米で優勝したときの相手はセリーナ選手だったんだ。
昔はすごいスリムだった印象だったからビーナス選手だと思っていた。
セリーナ選手はお姉さんの影で地道に努力をして、そもそも下の子の方が強くなる法則通りってことか。
お父さんは黒人女性ってことへの懸念も最初から計算に入れて、子供が成長して自分からプロになりたいと言うのを待っていたのか、プロになった瞬間から世界からどう言われるのかわからないから。
1990年後半から席巻したわけだけど、日本はそこまでテニスが報道されてなかったと思う。日本選手は伊達さんが引退してから世界で通用する選手がいなかったわけで。
この映画を見ると大坂なおみ選手のことを考えてしまう。
彼女も父親が指導していて、コーチがついても父親との意見の相違などがたびたび記事になっていたりするし、世界ランク1位になってまだ4年だけど、既に無期限休養になってしまっているのだけど。
日本でもやっぱりオリンピックで出てきている選手の親はこんな感じなんだろうなって思う。ここまでバカにならないときっと夢は達成出来ないのだろうなって。