幼い記憶の中にあるアニメ映画
幼稚園くらいだろうか?上野の映画館でアニメの「ダンボ」を観た記憶が残っている。
ストーリーはまるで覚えていないのだけど、聚楽台のレストランで食事をしたことなどなど。
だから、実写映画化で初めてストーリーを知った。
公開初日の観客層は老若男女。小さい子から高校生くらいの男子3人組が印象的だった。「え?男の子3人で?」って思わず思ってしまったけど。
1941年の作品
一番最初の公開は1941年。日本では戦争の色が濃くなってきている頃、アメリカでは公開されていたわけだ。それでもあまり明るい感じではない。
ダンボの中でも父親が戦争から帰ってくるシーンからスタートだった。
左腕を失くした父に姉のミリーと弟のジョーは言葉を失う。でも、母を病気で亡くした二人にとって父の存在は大きかった。
サーカス団の一員の父ボルト。戦争に行く前までは花形スターだった彼だが、片腕を失くした今、ゾウの世話をすることに。
買ったばかりだという母親ゾウは妊娠していた。
その母親ゾウが出産した子ゾウは耳の大きなゾウだった。
サーカスに生まれたゾウの運命はすぐに客前に出ることだった。
ミリーとジョーはダンボに何かを教えようとする。羽を吹く練習をしていると、ダンボが突然その羽根を鼻から吸い込み飛ぶ。
驚く二人。
ボルトに伝えるが、聞いてもらえない。
二人は内緒にする。
子ゾウのデビュー、怯える子ゾウを心配した母親ゾウが舞台に登場し、意地の悪い人のけしかけに興奮し、サーカス小屋の支柱に体当たりをし、倒してしまう。その下敷きになり、意地の悪い人は亡くなる。
子ゾウを守ろうとした母親ゾウと子ゾウは離れ離れにさせられ、母親ゾウとの別れを迎える。
子ゾウはそれでも健気に芸を覚えていく。そこで名前が「ダンボ」となる。
ダンボは羽を吸い込むことをきっかけに飛ぶ。
それは舞台でも成功し、話題になる。
多くの人が観に来る。
それはすぐに話題になり、ドリームランドに買収される。
ドリームランドでは非情な経営者の元、コレットがダンボに乗って飛ぶことを指令される。
本番当日、ネットが張られていない状態でダンボが怯え、失敗になる。
そしてダンボは1頭のゾウの元へ行く。それは別れた母親ゾウだった。また引き離されるダンボ。
元の団員もすべてが解雇処分となってしまう。
ボルトが立ち上がり、母親ゾウとダンボを一緒にしてあげたい。
団員も協力して母親ゾウの救出を行う。
ダンボはコレットとともに成功し、ボルトが空けてくれた穴から外に飛び出す。
ミリーとジョーが見つかってしまい逃げられない。
ボルトと3人は火に燃える小屋で逃げられずにいた。そこにダンボが鼻に水を含んで助けに来る。
火を消して外に出るとミリーとジョーを乗せてダンボはまた飛ぶ。
やっと母親ゾウと一緒になって故郷に戻る。
団員たちもまたサーカス団を立ち上げて楽しそうにしている。
家族愛がテーマのストーリーだったのね。
ダンボの愛らしい瞳がとても良い。