【映画 アルキメデスの大戦】感想。VFXのリアルさがすごすぎる。

全部がVFXなわけでしょ?

オープニング10分くらいはずっと戦闘シーン。

「永遠の0」で初めて山崎貴監督のVFXでのゼロ戦の迫力を見た。

戦争映画は好きじゃない。それでもあまりにもリアルで将来的にこんなことが二度とないようにしっかりと見ておくことが必要じゃないのかと思う。

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菅田将暉のオーラ

私はあまり戦争映画を観ないが、さすがに山本五十六という海軍少尉の名前はいろんな映画で出てくるので知っている。

それを舘ひろしさんがするという。

山本五十六という人物を今まで誰が演ってきたのだろう?

山本五十六という人を題材にした映画では三船敏郎さん、小林桂樹さん、役所広司さん、古谷一行さんってまぁ私でも知っている俳優さんがされてきている人物ね。

その人物を舘ひろしさんがする時代になったんだなってそんな感じ。

もう重鎮と呼ばれる俳優さんが少なくなってきて、次の時代の重鎮となる俳優さんが誰になってくるんだろう?って感じなんだけど。

今回驚いたのは海軍大臣を演じていたのが小林克也さんだったこと。

私の小林克也さんと言えば「英語」職業はDJさんなの?

って感じだから、俳優さんとしての小林さんがとてもハマってたなぁ〜って感じ。

あとは國村隼さん、橋爪功さんってことで他に・・・いないねって思ってしまう。

一番の重さは平山忠道造船中将を演じた田中泯さん。

菅田将暉以上に存在感を感じた。

目立つわけではない。それでも言葉の重みがすごすぎる。

原作は三田紀房。「インベスターZ」だけは読んだことがあるが、いろいろ調べているって感じの漫画だった。この作品はまだ連載中なんだ。

それでもこの人は「学生」を主体にしたものが多いってことなんだ。

今回も帝国大学を中退した櫂直。演じたのは菅田将暉。菅田将暉・・・Twitterrで「コンタクトをする」とかってあったのだけど、納得。映画の番組予告で舘ひろしさんとカンペを読んでいる目がほとんど線。よっぽど見えてないんだなって感じ。

ドラマではメガネをするキャラだったし、セリフは別にカンペを読んでるわけじゃないからそこまで気にならないものなんだろうな。

櫂は数学の天才ってことで、計測マニア。料亭で芸者さんを全員集めて遊んでいるところを山本五十六に会うって設定もすごいなと。

そして、尾崎財閥の令嬢、鏡子の顔を測るシーンとか・・・マニアックすぎる。

巨大戦艦不要論。

山本五十六は航空機の時代になるということで、巨大戦艦に反対し、櫂を海軍の少佐とする。

櫂は巨大戦艦が戦争へ繋がる道になることを危惧し、協力する。

サポート役が田中少尉役の柄本佑。柄本家で一番イケメンだと思っているし、ある意味一番普通・・・だけど、最初は突然少佐のバディにされてしまう。

ガチガチの海軍思考で、アンチ海軍思想の櫂に反発していたが、櫂のすごさにすぐにバディとなり協力を惜しまない。

平山忠道造船中将の計画している巨大戦艦の見積もりの元となる資料は軍機密になっており、手に入らない。

14日という短い時間で巨大戦艦の見積もりの不備を見つけること。

そのために櫂は戦艦に乗り、その戦艦を計測しまくる。まだ心を開いていなかった田中少尉も歩測で手助けを始める。

その計測を元に戦艦の設計書を作成し、巨大戦艦の情報を上乗せしていくが、元となる数字がないだけに困難になっていく。

そのとき、鏡子に会いに行き、大阪の大里造船の社長、笑福亭鶴瓶の存在を教えてもらう。

大阪に乗り込むが、海軍とやりあった結果、仕事がうまくいかなくなったことで海軍との関係を持ちたくない大里はなかなか教えてくれない。

もう帰ろうとした場面で鏡子が大阪まで来て、大里は鏡子の熱意に折れて協力をすることに。

しかし、翌日の朝に会議が行われることになったと電報が入る。

1時間で出来ることを行い、汽車の中で計算をする3人。

会議の場で最後の計算を行う。

しかし、予算を通すことを一番に考える大臣はなぜか安い巨大戦艦で決定しようとしていた。

櫂は計算で見積り金額と実際の金額が違うことを表明する。

しかし、平山造船中将はそんなことには動じない。

その見積り金額のカラクリまでも櫂に暴露されても動じない。

そこには「敵を欺くにはまず味方から」の思想があることが明かされる。国の造るものの予算は内外に通知される。

そうすれば自ずと完成前に巨大戦艦の造船を内外に知られて、もっと巨大なものを造られる。

それをさせないためにもこの数字なのだと。

理論で勝った櫂だが、理屈で負けた櫂。

しかし、今度は巨大戦艦の構造的不備を発見してしまう。

それを平山造船中将は認め、この案は廃止でと身を引いてしまう。。。

巨大戦艦は造られないのか?

櫂は平山造船中将に呼ばれる。

そこには1/20の巨大戦艦の模型がある。

平山造船中将は櫂に言う。「君の計算を教えてくれないか」

櫂の計算が平山造船中将に渡れば完璧な造船計画がスタートしてしまう。

そうすれば戦争に向かってしまう。

しかし、平山造船中将は違うことを言い出す。

「この戦艦のありなしに関わらず、戦争になる。その時に象徴とするものがないと日本人は国が滅亡するまで戦ってしまう。そのために必要なのだ」と。

なるほど〜。

当時どうだったのかわからないけど、戦艦大和は結局、そんな役目だったのでしょ?

戦艦大和の初出撃の司令官長は山本五十六。

どっちにしても山本五十六が乗ったんだなってことなんだね。

原作を読もうかなって気になった。

2時間オーバーでここまでって感じだったけど、詳細を知りたくなった。

菅田将暉・・・数学の方程式を覚えたのかな?

数学の関数の名前とか覚えたのかな?

医師役以上に大変な役だなって思ったわ。

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