2時間映画じゃなくて
脚本家の遊川和彦監督作品。
映画にしないで1年をじっくり進む、ドラマにしてもらいたかったかもしれない。
1年が短すぎた。
30年って・・・
私と同年代の人のはなし。
弥生役の波瑠、サンタ役の成田凌に、サクラ役の杉咲花。
この3人の高校時代から始まる。
バスを追いかける波瑠。なんかのテレビで監督さんに文句を言ってたわね。さすがにあそこまでのダッシュは厳しいな。
そして、何度もやったと言う、ビンタ。かなりクリーンに入っていて・・・痛そう・・・
黒板にはサクラを中傷する黒板。それを見た弥生は先生の静止も聞かずに立ち向かう。
でも、30年前はあぁ社会問題にあったね。
三角関係の想い。サクラの死亡で残された二人は素直になれないまま卒業し、「親友」という関係を続ける。
卒業後はときどきの3月が描かれる。
素直になれないまま、タイミングがなかなか合わない二人。
携帯があれば・・・そんな思いを持っている人ってきっとたくさん居るのかもしれない。
それでも勇気を持ってサンタは弥生に想いを告げる。
結ばれてしまった二人に待っていたのは、また悲劇。
東日本大震災が弥生をどん底へ落とす。
小澤征悦さんが弥生の夫役で震災で命を落としてしまう。「東京にいればこんなことにはならなかった」夫の両親は心無い言葉を投げる。
サンタの好意を拒絶するしか出来ない弥生。
サンタの息子が弥生の影響で教師になっていた。
サクラのお父さんが持ってきたサクラのメッセージ。それを持って弥生を探し回る。
古本屋で彼女の行方を探すサンタ。って、普通のお店で名前を聞いたって知らないでしょって思ってしまったわ。
まぁドラマチックに再会するわけですよ。遊川作品ですから。
最近、よく登場するウォークマン。
サクラからのメッセージを聞いて弥生の中で何かが変わっていく。
そのウォークマンを持って、サンタの元へ。またバスを追いかける50になってるはずのサクラ。
ある意味、15から50までってすごいな。
波瑠、15の方が違和感がすごかったけどね。50はキレイすぎるおばさん。シワがない。シミもない。
それでもほうれい線を濃い目にして老けた感じにはなってたかな。
それよりも黒木瞳の方がすごかったか?ある意味。
成田凌は・・・高校生の成田凌ってやっぱり違和感かな。
最近、いろんな役をしているけど、普通の役より狂気な役の方が合ってるかもしれない。。。
ってことで、他の誰かでドラマ版にしても良いのではないでしょうか?
教師の場面はすごく大切なことを伝えていると思う。
その時の3月をもうちょっと深くしてもいいような気がするんだよね。
正しいことをやり通すこと。大切だよね。