2022年6月に初登山に行った。
そのときには、どこで購入したかも忘れたような一応登山靴で行った。
まぁ踵が痛くてしょうがなかった。
まさか、そのまま登山にのめりこむことになるなんて、ホント去年の今頃は想像もしてなかったしね。
6月の第2週に尾瀬沼に行き、雨は降ってるわ、寒いわ、三平峠付近には残雪があるわ、木道は滑るわでほんと怖かったのだけど、人も少なくて、水芭蕉は一番いいタイミングで帰ってきてもそこまで身体が壊れなかったことで「また行きたい」と思ってしまった。
そのことで、私の描いていた未来が白紙撤回される事態になるなんてって感じだけど、後悔はしてないかな。
2度目は湯ノ丸山だった。梅雨時だからやっぱり雨だったけど、それでも頂上からはいろんな山が見えたし、何より、達成感があった。まだ体力も何もないから、途中で蒼白になってチアノーゼ状態までなっていたのに、アホなのか?って感じ。
そこで、スイッチが入ってしまった自分は一人で低山に行くことにする。7月から週末には一人でも必ずどこかの山へ行くことにしてみた。
そうすると7月の終わり頃に、「登山靴買ったほうがいいのか?」って思って、誰にも相談出来なかったから、神田の「さかいやスポーツ」のシューズ館に行って、いろいろ試着させてもらって選んだ。
初心者ってことで、結構安いタイプから試着させられたのだけど、Asoloを履いてしっくりときて、それにした。
ファルコ GV Women'sにした。
色も気に入った。
お店の人には「3〜4年くらいはもちますから」とかって言われた。。。
でもね、私、7月から12月まで毎週登山して、百名山も11座登ったんだよね。今年になってからは1月は引っ越しがあって体力がもたなかったから何もしない1ヶ月を過ごしたけど、2月からは自宅から行ける低山からちょっと車で行った山までとかなり履いてて・・・
YAMAPの獲得標高の合計が22,000mで距離が293kmになってる・・・
ってことで、そろそろ2足目を考えても良いのかな?って思って、先日、登山の帰りにモンベルに寄ってみた。知り合いはモンベルのシューズは勧めないとかって言われていたのだけど、まぁコスパは最強なわけで。
2足目、とりあえずレザーにいってみる?ってことで、モンベルで飾ってあったレザーシューズを試着させてもらう。
カラバリはないから、うーん???って感じだったけど、すぐに「買います!」になった。
スタッフの方に「これ、試着よろしいですか?」って声を掛けた。
その方は「それでは靴下を準備しますのでお待ち下さい」と言って、しばらくして靴下を2足準備して戻られた。で、まず靴下の説明をしてくれた。
そこからが普通のスタッフさんとは違っていた。
普通は「これ」って言っているからそれを履かせて、紐を縛って、「ちょっと歩いてみてください」って展開だと思う。
でも、その方は、違っていた。
まず、今まで履いていた靴とレザーの違いを折りたたみのものさしで説明を始めた。
私は足のことや靴のことについてはとても興味があるタイプだったから、すぐに話しに引き込まれた。
だからなのか?ほんと目からウロコの登山の歩き方のポイントを教えてもらえた気がする。
今の靴は足に馴染みすぎて硬さという点ではまるでなくなって一般道と変わらない感じで歩けちゃったりしているのかもしれないが、それを筋肉が補正しているとか、そういうことになるのかぁ〜!とかって感じで。
外反母趾のある足だからと言って、そこを気にしちゃうと踵が合わなくて、大変になるとか。
踵がかなり重要なのだと思う。
いろんな動画を見ても、紐の縛り方をポイントとしているものが多いけど、その方は紐はそこまで縛り上げる感じではなく、まず最初に踵を入れることをしっかりされていた。
踵を入れた場合と入れてない場合では岩場の斜面に立った時点でのバランスがまるで違う。
立った瞬間に違いがわかるくらい。見ている人にもわかるくらい違ったらしい。
私の考え方が違っていたってことなんだろうけど(無意識に)私は斜面に直角にすることを意識していたように思う。大げさに言えば。
でも、そうではなくて、地球に対して垂直を意識することで安定するということだった。
言われてみればそうなんだ〜だけど、知らないと傾斜に対して傾斜しちゃう。そうしないと普通の靴だったら滑る気がするから?履き方?まぁ前重心になりがちだったと思う。
そうしなければ、腰がひけた感じでバランスがどこかわからないような感じで。
でも、踵をしっかりと入れた状態だとストンと重心が踵に乗るからめっちゃ安定する。
登山ってそういう感じなの〜?って私の説明はかなり自己理解だからもしかしたら間違えているかもしれないけど、それでも、ちょっと試してみたいしかない。
歩き方を「エレベーター」と「エスカレーター」で説明されたのは初めてだし、ググっても出てこないくらいでほんと衝撃的だった。
そこまでの説明が付与された靴、買うよね。その人から。ネットじゃなくて。
でも、私は登山の帰りで実はお財布を忘れてて・・・試着してネットで購入しようとしていたから、お取り置きをお願いして翌日、また行ったのでした。
近い場所ではないんだけどね。高速つかって30分くらいあるわけで。
そこまでしても良い買い物だったと思う。うん。
手入れ方法とかも教えてもらえば良かった。知識は無料でくれるわけで。
大切にはするけど、いっぱい履こうっと。