【オーシャンズ13】Amazon Prime Video堪能中

もう11年も経つのね

オーシャンズシリーズの13からもう11年。

続編を期待しているのに、なんか今年の夏に「オーシャンズ8」をオール女性キャストで「オーシャンズ11」をリブートした作品が公開されるという。

微妙だ・・・

オーシャンズ13の感想

「オーシャンズ11」2001年に公開された作品。この頃だとまだジョージ・クルーニーが成功者となった直後くらい。「ER緊急救命室」で一躍メジャーになってそれを終えた後くらい。

リアルでは観てないし、この頃はまだジョージ・クルーニーを知らない。

私がジョージ・クルーニーを知ったのは2005年の春。引っ越しをしてケーブルテレビに加入したら「ER緊急救命室」を1話から始めていたのを観てから。すぐにジョージ・クルーニーの大ファンとなった。

そして「オーシャンズ12」がその年に公開されていたが、もう終わってたんだよね。

ってことで、映画館で初めて観たのが「オーシャンズ13」になった。

「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」はDVDで観ていたけどね。

でも、「オーシャンズ13」はそれまでの作品とはちょっと違う。

オーシャンズ11ではダニーが服役中に計画した現金強奪計画をそれぞれのスペシャリストが綿密な計画のもとに成功させた。

オーシャンズ12はその盗られたベネディクトへの返済的な強奪だったわけで。

それを最後に裏稼業から足を洗ってたダニーとラスティだったのだけど、仲間のルーベンがバンクに裏切られて心筋梗塞で倒れたことから、バンクへの復讐として再度、強奪計画を練り始める。

オーシャンズのいいところは「仲間」を大切にするところだと思う。

いろんな分野のプロがいるのだけど、誰が欠けても「オーシャンズ」ではないんだなって感じがする。

オーシャンズのメンバーもすごいのだけど、アル・パチーノとアンディ・ガルシアがまたいい男だわぁ〜って思ってしまう。

一番はジョージ・クルーニーなんだけど。

ルーベンのために何が出来るか。

まず、ダニーはルーベンを騙したバンクに面会し、土地を戻すようにと言うが、バンクはそんな言葉に耳を傾けない。

ダニーたちはいろいろな方法を考える。

すごいのはメキシコのダイス工場にまで潜入してカジノ用のダイスを調整する。

そして11,12では敵だったベネディクトにも協力を求める。

ベネディクトはサクラをし、バンクに「ナフセッド」と称するゲームを買わせることに成功する。

ホテル格付けの審査員が一番の被害者かもしれない。ラスティたちの念入りな仕込みで彼は湿疹が出てしまう。そして「The V.U.P」とエンドロールにも書かれてしまう。日本語訳で「ベリー・ウザい・パーソン」ってなってたけど。

日本語訳でツッコミ「混んでいる」が「込んでいる」になってて・・・

DVDになっても変更はしないものなのね。

カジノに人がたくさんいるシーンで「今日は混んでるな」だよね?と思ったわ。「今日は込んでるな」じゃあおかしくないか?

ま、それは本筋じゃないとして。

ライナスが大人になった感じの役回りになってて面白いのだけど、最終的には父親が登場しちゃう。そんな役回り。

最後は盛大にカジノで勝ちまくるシーンで終わる。

綿密な計算で。

ベネディクトへの報酬はダニーが寄附してしまう。それでもそれを逆手にとってベネディクトはテレビで慈善事業にも協力するとちゃっかり出ている。

これでオーシャンズは終わってしまったんだ・・・って思ってたら、去年の暮くらいから映画の予告に「オーシャンズ」の文字。

どういうこと?

って思ってたら、「オーシャンズ11」をオール女性でリブートするという。

ダニーの妹という設定でサンドラ・ブロックがリーダーで集まるみたい。

そして、アン・ハサウェイがマット・デイモン的な役回りでケイト・ブランシェットがブラッド・ピットになるのか?

マット・デイモンがカメオ出演

どういうことなんだろう?

まぁアメリカでは「オーシャンズ」は売れるコンテンツってことなんだろうな。

日本では8月10日公開予定。

観に行こう!オーシャンズ11を再度観てから。

【映画 娼年】感想。松坂桃李だから出来た作品

「セックス」を演じること

AV男優、AV女優ではないわけで「本番」をしているわけではないのだろう。

人によって性描写は違う。

特に日本人に性描写は性教育がほとんどないからきっと多方面に向いているのではないかと思っている。

予告もR15作品ってないのね。ってことに気づいたわ。

いきなりのセックスシーンから

既に舞台「娼年」でもやっているとは言え、舞台と映画では違うと思う。

感じ方。

感じさせ方。

濡れ場シーンって難しいだろうと想像できる。

松坂桃李演じる領。

領は今の芸能界だと松坂桃李以外適役に思えない。

領に通じる部分を素の松坂桃李に感じる。

最近の出演作品もカッコイイだけの役から影のあるというか影のありすぎる役が多いように思う。先月の「不能犯」とか。

領は幼い頃の母の記憶に縛られて大人になる。

小学4年生の領。熱を出し学校を休んでいるのに、キレイな格好で「温かくしていい子で居て」その言葉を残し、心筋梗塞で外出先で亡くなっていた。

そんな領は「女はつまらない」と名門大学生でありながらも学校へも行かずバーテンダーをしている。

同級生の恵はそんな領を心配する。

ある時、中学時代の同級生でホストをしている進也が店外デートだと真飛聖演じる御堂静香をバーに連れてくる。

真飛聖・・・顔は40過ぎには思えない。ただ、首に年齢が出てきていて残念。

静香はコースターの下にメモを書いた名刺を入れていた。

「お店の終わる頃にお店の近くに居ます」

進也の店外デートは・・・不発ってことだな。

そして店を出た領に横付けするように静香の車が。乗り込む領。

静香は領に興味を持っていた。

しかし「女はつまらない」と言う領に「あなたに女の何がわかるの?」と言い、自宅に連れて行く。

そこには静香の娘のサクラが下着姿で現れる。

「あなたのセックスを見せなさい」

サクラを相手にセックスを始める領。生まれつき耳の聞こえないサクラに気遣う素振りもなく自分勝手なセックスをする領。

静香は領のセックスに5000円の価値だと言う。

それは失格だった。

静香は会員制ボーイズクラブ『Le Club Passion』のオーナーだった。

そこでは最低でも1万円だと言う。

そこにサクラがもう5000円を追加し、領は合格となる。

それを受けるか受けないかは領次第だ。

領は「セックス」とはと考える。そして女性はどう考えるのかを恵に聞く。

恵は「愛情がなければ嫌だ」と答える。

領は静香に電話をし、パッションに加入する。

最初のお客は最初は喫茶店でお茶をしてすぐに帰ってしまう。

どうしていいのかわからない領だったが、静香に電話をすると「成功だ」と言う。翌日にも指名をしてきたという。

じらされる気持ちを味わう領。

そしてじらすことが好きだと言う客。

二人はそのまま熱い気持ちのままホテルへ。

エレベーターの中からずっとキスしてる客って嫌だな。

しかもホテルに辿り着く前に本能のままにって感じでしょうか。

大変なことになっております。

でも娼夫。付けるものはきちんと付ける・・・

性教育にいいかもよ。どんなに盛り上がっても付けるものは付けろ!と。

まぁ娼夫って段階でR15になるのかもしれないけど。

様々な女性の性を目の当たりにしていくうちに領の中の影のある部分がなくなっていく。

人と人の部分。

その表現が松坂桃李はとてもうまい。

すごく喜びを表すことの方が苦手なタイプだろうと感じる。

そしてVIPクラス対応に成長していく。

女性は真飛聖と客の江波杏子以外は私は知らないのだけど、夫婦役でなんと西岡徳馬さんが登場。年の離れた奥さんを満足させられないからと領が呼ばれてカメラで撮影されながらのセックスだ。

まぁ歪んだと思うが、多いのかもしれないな。現代社会では。

そして録っている夫も自慰行為を始めちゃうと言う展開。

ここまでメジャー級の俳優でセックスしまくりは昔観た大島渚監督「愛のコリーダ」の藤竜也以来だわ。藤竜也のお尻には勝てなかったな。松坂桃李。

ちょっとお肉が足りない。

全盛期の藤竜也の裸はお願いしたくなるくらい出来上がってたわ。

VIPになった領を最初に売れっ子になると言っていたのがVIPクラスだったアズマだった。アズマ自身はマゾヒストのため、変態客がついていることでトップだったが、領はいい意味で「普通」だからだという。

娼夫をする人間はどこかズレている部分があるが、領は「普通」だからだと。

そして、アズマは領をもてなす。演技とは言え、男性同士でキスすることってどうなの?そして舐められることって。。。

俳優さんってすごい。

松坂桃李がそのままバイになってしまったら・・・もともとだったら関係なし。

恵に娼夫だということが進也からバレることに。恵はお金で身体を売っている行為をなじる。

そして静香とも寝ているんでしょと言い放つ。

領は「恵と寝てないのと同じで静香とも寝ていない」と言う。

これはおばさんになると大切なものには手を出さないということの裏返し?と思ってしまうが、自分には見向きもしてもらえない恵はお店を出ていく。

気持ちの拠り所を求めていたのか?領は静香に「欲しいものをあげる」と言われ、静香と付き合いたいと言う。

無理やり身体を求めるが、拒絶される。

そして領はもう一度サクラとテストをして欲しいと申し出る。

そこに領指名の電話が入る。

仕事のあとでテストをするということで仕事に向かう領。

そこには恵が居た。

領をほしいがために大金を払っていた。

そして「娼夫なら抱いてよ」と無理やり迫る。仕事と割り切る領。

最後は「落ち着いたらまたバーに来て。いつでも無料だから」

本当に大切なことってこんなことなんだってもうちょっとすると思えるけど、20歳の女子には難しいことらしい。

仕事の終わりを待って静香が迎えに来る。

そのまま自宅へ。

そこで静香は話し出す。

自分も元娼婦で、客と恋に落ちてサクラを出産したこと。サクラに障害があることを知って夫は逃げて行ったと。

そしてサクラが大人になって「自分もお母さんのお手伝いをしたい」言い出し、セックスのテストをしているのだと。

そして自分は出来ない身体なのだと。

自分はエイズウィルスに侵されているのだと。。。

悲しい事実。

それが領を拒まなければならなかった理由だった。

領は全てを理解し、静香の前でサクラとセックスを始める。

前とは違う優しいセックス。

それを見て一緒にエクスタシーを感じる静香。

うーん、役者ってすごいわ。

ある時、サクラ一人でバーを訪れる。手紙を持って。

そこにはパションが摘発されたことが書かれていた。

資料は全部処分したから領までは捜査の手は届かない。

そしてその手紙には領のお母さんについても・・・

領のお母さんも娼婦だった。亡くなったときも仕事をした後に道路で倒れて亡くなったと。

娼婦のお母さんの縁で自分たち親子も巡り合ったのかもしれないと。

1年後、江波杏子演じる老女のバースデーに訪れる領。領達はまた「パッション」を再開していた。サクラをメインにして。

女性の性も男性の性もいつまでも無限なのか?

自分はもういいなぁって今は思っていても変わるものなのか?

もうさ、面倒だと思っちゃうんだよね。女であること、男を求めること。

今日はそれなりに人が入っていた。全員が一人。

隣の隣の隣くらいにおじさんが座っていたのだけど、この人が花粉症なのだと思うのだけど、鼻息は荒いし、声は出すし・・・

こういう映画では最悪だよって感じ。どの映画でも。

松坂桃李の演技はすごかった。自分の理性と演技と一緒になっちゃわないのかしら?

本当にそうなっちゃうことはなかったのかしら。

まぁ人に見られてそうなる人って言うのも奇特か?

松坂桃李の今後の活躍も楽しみだ。

【犬と私の10の約束】10年前の映画を観てやっぱり号泣する

主題歌がBoA

当時、観に行くのは危険だと思った。

犬をまだ飼っていなかったけど。

もう駄目だって感じ・・・

号泣するよね

Amazon ビデオで観たわけですが、ずっと無料で観られると思いながら、危険だよなぁ〜って思ってなかなか観られなかった。

2008年6月生まれの犬と2008年12月に家族になった。

この映画で出てくる10の約束。

それは主人公の中学生のあかりが子犬を飼いたいと母にお願いすることで、母は自分の余命が少ないことを知って娘に子犬を内緒でもらってくる。

そして母は飼うための約束をする。

  • 私の話をがまん強く聞いてくださいね

  • 私を信じて私はいつもあなたの味方です

  • 私とたくさん遊んで

  • 私にも心があることを忘れないで

  • ケンカはやめようね 本気になったら私が勝っちゃうよ

  • 言うことを聞かないときは理由があります

  • あなたには学校もあるし友達もいるよね でも私にはあなたしかいません

  • 私が年をとっても仲良くしてください

  • 私は十年くらいしか生きられません だから一緒にいる時間を大切にしようね

  • あなたとすごした時間を忘れません 私が死ぬとき おねがいします そばにいてね

もうここだけでも号泣。

我が家の犬も10歳になる。

映画ではゴールデンレトリバーの子犬なんだけどね。

可愛くてしょうがない。

中学生の頃は母が居なくなった寂しさ、父の忙しさで子犬ソックスの存在が彼女の支えとなった。

私の10年と中学2年からの10年はきっと意味が違う。

私は一通りのことを終えてやっと犬を飼える環境を手に入れた。

だからそれ以外は要らないと思えた。

それでも仕事をすることは犬たちにとっては不満だろうって思う。

だからできるだけ一緒にいられるようにと勉強をしているのだけど。

最初に父親の仕事の都合でソックスが行けない場所へ引っ越すことになる。

そしてソックスを預ける。

え〜ソックスと離れちゃっていいの?と心の中でブーイング。

かなり話が端折られて星くんに預ける。が、突然星くんは留学すると言う。

ソックスは?

誰が面倒をみるの?

ソックスは星くんの家から元のあかりのお家へ行くが、誰もいないことに気づき、路面電車に乗る。そこで保護された。

無事、あかりと父親と会うソックス。

寮へと戻るが、父はその寮の大学病院に辞表を出していた。

すぐに元の自宅へ戻る二人とソックス。

そこから獣医学部に入学するあかり。段々ソックスとの時間がなくなっていく。

ソックスの悲しそうな目をあかりは感じない。

あぁ身に詰まる。自分もそうなんだろうなぁ〜。自分本位になってるんじゃないかって思ってしまう。

隣でやっぱり今年10歳になる猫が一緒に観ている。つい、猫にも「ごめんね」って謝ってしまう私。

星くんが留学から戻り、リサイタルをする。そこに会いに行くあかり。

二人の距離はすぐに縮まる。

あかりの獣医学部の卒業式、母親の形見の袴姿にソックスがとびついて汚してしまう。怒るあかり。

ソックスの気持ちに気付こうともしない。

あかりは就職を旭山動物園にしてしまう。函館から旭川。

かなりの距離でしょ。

星くんと連絡が取れなくなり、星くんが交通事故の後遺症でギターが弾けなくなったことを知る。

そこでソックスにセラピードッグとなってもらうべく星くんに預ける。

ソックス効果で星くんはギターを弾くことが出来る。

あかりはソックスに感謝する。そして10の約束を少し思い出すが、仕事に戻る。

動物園で手術の準備をしているところに父からの電話。

ソックスがとうとう起き上がれなくなったと。

それでも仕事があると揺れ動くあかり。そんな状態では手術出来ないと帰れと言われ帰るあかり。

そこには横たわるソックス。

もうねぇ〜ティッシュの山よ。ボロ泣きで。

つい自分の飼い犬の最後を想像してしまう。

もう10歳になる。まだ元気だと思いたいけど、年は取っている。

父親が最後に母が残した10の約束のスケッチブックを渡す。

絵本には母の絵が・・・

あなたとすごした時間を忘れません 私が死ぬとき おねがいします そばにいてね

あかりの前で息を引き取るソックス。

悲しみは続かないもの?父と娘はソックスを埋葬し、ソックスの小屋を片付ける。そこにはソックスが写った写真が隠されていた。

そこには母からの手紙も。

そして月日が立ち、あかりが父に話しかけると父は「そういう花嫁の父的な言葉は受け付けない」と逃げる。

あかりは父が自分のために大学病院を辞めてやりたかったことをできなかったことを謝る。

でも父は辞めたことで違う出来ることが増えたと言う。

星くんと教会で結婚式をあげる。そこには母とソックスの写真もある。

もう泣かせられる要素しかない映画。

10年前ってことで、トヨエツがまだ若い?まぁ全員若いんだけど、加瀬亮の線が細いことに驚いた。この数年後に「SPEC」だけど、すごく細かった感じ。SPECのときも細いけど。

田中麗奈はまぁあまり変わらないな。うん。なっちゃんの頃の面影はないけど。

やっぱり犬系の映画は駄目だ。泣く。犬の寿命の方が短いのは理解しているけど、その時私はどうしたら?っていつも考えてしまう。

それでも観てよかったと思う。再度犬と向き合おう!って思えたから。

【映画ランキング】「リメンバー・ミー」がついに首位!

石橋陽彩くんの歌声

春休みになってメディアにも登場していた先週。その効果なのか?

3週目で首位獲得!

春休みになって面白い結果になってる。

映画の日

映画の日が日曜日ってことで賑わったんじゃないかな。私は金土日と映画4本。

しかもレイトショー。人が少ないことを期待してたけど、そうでもなくてがっかりしたのだけど。

今週もいい映画が多かった。

3月31日週のランキング

1位:リメンバー・ミー

2位:ボス・ベイビー

3位:映画ドラえもん のび太の宝島

4位:ちはやふる 結び

5位:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

6位:グレイテスト・ショーマン

7位:レッド・スパロー

8位:映画プリキュアスーパースターズ!

9位:honey

10位:トレイン・ミッション

すごく意外なのはアカデミー賞の作品賞の「ウィストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」がかすりもしてないこと。

劇場数が少ないよね。TOHO系ってことだし、私が観たスクリーンも100席あるかないか。

しかも3月30日に上映開始しているところも半分くらい?

首都圏くらいなんだ。去年の「ムーンライト」のように息の長い作品になるのかもしれないね。

100席くらいだったからそれなりに年配の方が入っていたのだけどな。辻一弘さんも公開に合わせて帰国したわけだし。

はい。ランキング的には「リメンバー・ミー」が1位を獲った!ってことが驚いた。「ボス・ベイビー」がもうちょっと頑張ると思ってたから。

私・・・もまた行っちゃったし。初めてだよ。リピしたの。

中毒症状だね。ステッカー、ヤフオクでポチっちゃったし。

ぬいぐるみの精度は低いけどね。

3位の「ドラえもん」はまぁ強いね。まだまだ。

4位の「ちはやふる」も4位キープは見事だと思う。学生が観に行っているのかな。

5位が初登場「ペンタゴン・ペーパーズ」これはアカデミー賞関係なくトランプ政権に危機感を持ったアメリカの人が作った作品って感じ。

大御所ばかりで作ってるからほんと素晴らしいとしか言えない。

6位に「グレイテスト・ショーマン」これも7週目でこの位置キープはすごいな。

7位に「レッド・スパロー」案外テレビでCMしてたけど、ロシアスパイ物は受けないのかな。私なんて非現実的だけど現在進行系のこういうストーリーは観ちゃうけど。

9位の「honey.」は公開劇場数が146でこの順位はすごい。

ジャニーズJr.の平野紫耀の人気なのか?

10位「トレイン・ミッション」は予告観てないからなんとも言えないって感じ。。。

あぁ〜どっかでちょっと観たかも。。。

今週は「娼年」くらいかな。観たいものは。

「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」は意味不明。

「クソ野郎と美しき世界」は劇場が限られてるから無理。

4月はあまり興味がわくタイトルがない。あとは来週の「さよなら、僕のマンハッタン」これも上映館が多くないのだろうな。

ってことで、今月映画鑑賞がない!どーしよー。

【レッド・スパロー】感想。どのトラップが彼女の求めているもの?

3カ国の映画

この週末公開の映画はアメリカ・イギリス・ロシアと大国を舞台とした作品ばかり。

どれも遜色なく良かった。

なぜ最後が「レッド・スパロー」かと言えば、特に特色がなかったから。「ウィンストン・チャーチル」は辻一弘さんの作品が観たかったし、「ペンタゴン・ペーパーズ」は俳優陣がすごかった。

でも、「レッド・スパロー」を一番最初に観たかったかも。

ジェニファー・ローレンスの凄さ

彼女はどのくらいのレッスンでプリマ役を演じたのだろう?

ジェニファー・ローレンスの前作「マザー!」が日本の上映が中止となってたらしい。

どんな映画だったのだろう。

ジェニファー・ローレンスで検索した彼女の写真と「レッド・スパロー」とのギャップが違いすぎて驚く。

まぁ笑顔のシーンがなく、目が死んでいる役だったこともあるのだろうけど。

アメリカ人のジェニファー・ローレンスがロシア人を演じるってすごいな。それでもロシア人にしっかり見えた。そこがまずすごい。

映画はジェニファー・ローレンス演じるドミニカがボリショイ・バレエの公演の最中にパートナーとの接触で大怪我を負うシーンから始まる。

この映画のためにバレエの特訓をしたのか?あんなに下半身のしっかりしたプリマはそうそういないだろうと思いながらもプリマしていたことに驚き。

膝下の開放骨折。バレエの道を断念せざるを得なかった。

ロシアという国を知る。ボリショイ・バレエも国営。踊れないダンサーは即クビとなってしまう。そして病気を抱えた母親の治療費も出してはもらえなくなる。

そんな苦境に叔父のワーニャ・エゴロフが家を訪れる。そして、母親の治療を続けるためには君が国家に貢献することだと伝える。

彼の仕事はロシア情報局の幹部であった。

そんな彼の仕事の手伝いはしたくないドミニカだったが、彼はあるものを置いていく。

それはドミニカの怪我が仕組まれたことだった証拠だった。バレエのパートナーが新しくプリマになった女にそそのかされてしたことだった。

新しいパートナーの二人。

シャワールームで性交中にドミニカは二人を殴り殺してしまう。

まぁそう仕向けたのは叔父さんなわけだけど。そのことを盾に叔父さんはドミニカにある大物を色仕掛けで落とすように指令を出す。

ホテルで部屋に連れ込むことに成功したドミニカだったが、そのままレイプされてしまう。その最中にその大物は殺されてしまう。

暗殺の現場を目撃したドミニカ。情報局は生かしておくことに難色を示すが、エゴロフの計らいで生かされる道を示される。

スパイ(スパロー)の養成学校へ送られる。そこでは娼婦としての心理操作のテクニックをとことん仕込まれる。

現在進行中できっと行われているのだろうと想像する。まぁアメリカで作ったロシアを舞台の映画だからどこまでが本当かは不明だけど。

脱ぐことも厭わないジェニファー・ローレンスもすごかった。

男性もね。

あそこまで全裸のモザイクがあるようなないような映画って珍しい。

養成学校の教えは「人間の欲望はパズル。欠けたピースを見抜き埋めれば相手を操れる」

ハニートラップのスパイの心得だ。監視官は生徒へ精神的に追い込みロシアの絶対国家を教え込む。

ドミニカは監視官の指示をあまり聞かない。それでも監視官のどこか奥にある愛情を感じる。

愛国心というもので繋がれた関係。

ドミニカには才能があるとエゴロフは任務を与える。それはロシア情報局の上層部に潜むアメリカとの内通者を探り出すこと。

モスクワでそのモグラと接触していたアメリカCIA調査官のネイト・ナッシュ。

ネイトは情報交換の場に居合わせただけのパトカーに威嚇射撃をして身分を明かしていた。

そしてロシアからブタペストへ。

ドミニカはブタペストへ行き、ネイトとの接触を試みる。

ネイトの情報を元に彼の通っているプールへ。そして尾行。

次の日、髪の毛を染めてプールへ入会するドミニカ。偽名ではなく本名で登録する。

そして接触する。

彼は彼女に見られていることに気づいていた。そして金髪に変えたことにも。

まぁCIAの調査官だから尾行することが仕事だからされることに気づくこともそんな難しいことではないんだろうな。だって、初めての仕事なわけで。

お互いに素性がわかっていることを承知の上で切り出す。

「何が知りたい?」

ネイトはドミニカに率直に聞く。が、彼女の質問に答えるわけにはいかない。

それでもヒントを与える。「高官だ」と。

高官というのは最初からわかっていることで必要なのは「名前」だった。

ドミニカは同室の同じスパイ女性の部屋を探り彼女が得た情報を利用する。

ネイトのミッションの時間稼ぎをしようとしていた。

そのスパイ女性が上司にドミニカの秘密を告げようとした次の場面で殺されている。

そしてドミニカにも仕事をしなければ次はお前だと脅す。

同室スパイがしようとしていたことをドミニカが行うことになった。

25万ドルで情報を受取ること。

ネイトはドミニカをアメリカのスパイにすることを提案する。

アメリカ人男性と接触するうちに同じ仕事をしているのに立場の違いすぎることに気づくドミニカ。

ドミニカは次第にネイトに気を許していく。

そしてドミニカはネイトに情報を出す条件として25万ドルを要求する。

情報はアメリカの情報だった。まぁそうだな。

ブーシェ上院議員からCDを受け取る仕事。それをロシアに渡す前に交換するのがドミニカの仕事となった。

そこにドミニカの上司が来る。そしてCDを受け取り、それを交換する。

1時間後に出るようにと言われたブーシェ上院議員だったが、落ち着かず出ていったところで包囲されていることに気づき、車にはねられて死亡してしまう。

ブーシェ上院議員が死亡してしまいそれ以上の情報は得られなくなったことで、ドミニカはモスクワへ戻される。

そして、ブーシェ上院議員をアメリカに売ったか?と拷問される。

耐えるドミニカ。

エゴロフが来る。そしてドミニカは「愛国心でやっていることだ」と言う。

どこまでが本当でどこまでが嘘なのか?

ドミニカは「アメリカも私が拷問されていると気づいているはずだ。ここで戻ればアメリカの信用が得られるはずだ」と。

エゴロフは納得したのか?

再び、ブタペストに戻るドミニカ。

ネイトはドミニカは死んだと思っていただけに作戦は成功したように思えた。

ドミニカと結ばれるネイト。

しかし、夜中にネイトはロシアの情報局の殺し屋に拷問されていた。

突然、結束バンドでネイトの手足を椅子に括り付けるドミニカ。

えーーー、やっぱりロシア側なの?

なかなか名前を出さないネイト。

皮を剥ぎ取る拷問。私がすると代わりに始める。拷問をされたばかりだし、女性の方がひどいかもね。

油断した情報局の殺し屋に襲いかかるドミニカ。

えーーーーーー!結局、これも罠?

まぁ最初は仕留めきれなくて、かなり斬りつけられて、最終的にトドメをさすドミニカ。

ネイトに言われてアメリカ大使館に電話をする。

入院するネイトとドミニカ。

病院でタバコを吸っているところに突然現れたロシア情報局のワーニャの上司でもあるコルチノイだ。

コルチノイは突然語りだす。自分の妻も昔プリマだったと。でも怪我?病気?をしてアメリカで手術をさせたかったが国が許さなかったと。

そして彼はアメリカに情報を渡すことにしたと。

殺し屋を仕向けたのもコルチノイであった。彼はドミニカに二択を迫ったのだ。

アメリカに亡命するのか、それとも自分を売って祖国の英雄となって母親の元に帰るか。

ドミニカはロシア大使館で名前がわかったと伝えるようにと言う。

そして、アメリカCIAに交換でドミニカがロシアに戻るようになった。

ロシア側のヘリから降ろされたモグラ。それを見たネイトは「そうだ」と言い、彼女はロシアのヘリに乗る。

しかし、そのモグラは別人だった。

それはドミニカの復讐。

自分をスパイにした叔父、ワーニャ・エゴロフをモグラだと告げた。

そこまでにワーニャ・エゴロフを仕立て上げて。

ワーニャ・エゴロフが彼女の部屋を訪れたときにウィーンに行くと聞き、そしてコートを取りに行き、叔父の情報を覚えてウィーンで口座を作った。

そしてネイトにお金を振り込むようにと言った口座こそ、この口座であり、アメリカに亡命する資金と考えられた。

またドミニカから受け取ったCDがすり替えらたことを知らずに上に渡したため、工作したと思われ彼が「モグラ」だと言うことになっていた。

そして、そのまま彼は射殺された。

モスクワに戻った彼女は彼の地位を引き継いだ。

そこには監視官、コルチノイの姿も。

ドミニカは母親と穏やかな日常を手に入れていた。

そこに1本の電話が・・・

電話からはドミニカが初めて踊ったという曲が流れてくる。ネイトだった。

アメリカとロシアのスパイ同士でこの後どうなるのかまでは想像しろってことのエンディングだ。

ロシアのスパイ事情がたぶん変わってないんだろうなぁって勝手に想像する。

情報合戦。

ハニートラップ養成学校なるものまであるとは。

まぁ全てが国家運営。

私には想像も出来ない。

踊ることも仕事することもすべて国家のため。

愛国心なんてこと、言ったことも思ったことも正直ないかもしれない。

そんな国と自由の国の情報合戦。同じことをしていてもアメリカの方が幸せなのか?

【ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書】感想。言論の自由を勝ち取ったメディア

ベトナム戦争とは何だったのだろう?

スティーブン・スピルバーグ監督の「ジェラシック・ワールド」の劇場予告を観た後の「ペンタゴン・ペーパーズ」

そしてメリル・ストリープとトム・ハンクスと。

ハリウッドの大御所が揃っている映画、面白くないわけがない。

面白いとかってことではないか。

1955年から1975年まで長きに渡って続いたベトナム戦争。

アメリカは何のために参戦しているのか。

そして若者を戦地へ向かわせたのか。

ジャーナリストのダンは現地で見たことに疑念を持つ。国防長官だったマクナマラも戦況の把握をしていながら、国民には何も知らされていない事実。

機密文書を盗み出すことに成功したダンはNYタイムスに記事の掲載を行う。

メリル・ストリープは未亡人のワシントン・ポスト社主のキャサリン役だ。1971年。アメリカでもまだ女性の地位が低かったことがありありとわかる。

キャサリンは夫を自殺で亡くし、家族経営のワシントン・ポストの社主として奮闘する。

地方紙のもうひとつ上を目指すために上場し、融資を受けることにする。

トム・ハンクスはワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリー役だ。

ベンはキャサリンと本来は主従関係ではあるが、指示をするなと牽制する。

ベンはもっと売れる記事をと奔走する。

そして、NYポストはペンタゴン・ペーパーズを掲載する。

揺れ動くワシントン・ポスト。自分たちも文書を入手するしかないとつてを当たる。

NYポスト紙は裁判所の判断で掲載が停止となる。

そのため、ベンはワシントン・ポストに記事を渡す。

4000枚。ページ番号が切り取られ、順不同になった記事を10時間以内に記事にすることに。

一度、裁判所から判断があったため、同じ情報源の情報を掲載することに躊躇いが生じる。

キャサリンは動じない。

友人関係であったマクナマラに何も聞かされていなかったこと。そして、ベトナム戦争に勝つ見込みも既にない状況に息子を戦地へ行かせたことなど、母親の立場としての「ベトナム戦争」への大義を問うための決意だったように思う。

これが男性だったら。

会社を守ることを先に考えてベトナム戦争はもっと長引いたのかもしれない。

キャサリンの決断が世論を動かした。

多くの人がベトナム戦争に疑問を持ちそれが吹き上がったタイミングだったのかもしれない。

裁判所は「新聞は国民のためのものであり、政治のためではない」と言う趣旨の判決を出す。

46年前の女性の立場。地位の低さも伺える。

そして地方紙とは言え、新聞社は儲かるのか?って。着ているものが優雅よ。

当時の新聞の活版。あんな感じなんだってそれが感動だったんだけど。

公衆電話とか。

車とか。

今日2本めの映画、共通するものは「勇気」「決断」だった。

【ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男】感想。言葉を武器に。

歴史的な背景はまるで知らない

第二次世界大戦の最中の1940年5月に起こった出来事。

去年の「ダンケルク」を観ていたらもう少しわかったのかもしれないけど、アカデミー賞が関わってなかったら絶対に観に行かなかっただろう作品。

誰の大義で戦争は起こるのだろう

第二次世界大戦。日本はドイツと同盟関係であり、戦争を起している国と降伏する国という縮図においてはイギリスとは別の立場だ。

ただ、日本とイギリスの共通点は国王と天皇陛下という国家の象徴の元に首相がいる。

大英帝国時代からの国王の権力というものはかなりあったのだろうか?

日本でも戦争責任というものに対しての天皇陛下のお立場というものはあったと思うが、あくまでもそれは形式的であるとして戦争責任はなかったのだと習ったのだと思うのだが。

1940年5月のイギリスの国会ではチェンバレン首相が退陣し、新しい首相としてチャーチルとハリファックス子爵を候補とした。

が、ハリファックス子爵は「貴族院議員の私が首相になるのは望ましくないでしょう」と言いチャーチルになった。

しかし、ハリフォックスは組閣の一員として残る。

国王はチャーチルの首相就任は本来は反対であったようだ。ハリフォックスとは友人だと認めている。

就任式というものはなく、バッキンガム宮殿を訪れ、「直ちに組閣せよ」との大命により首相の就任となって、手の甲にキスをするのが慣わしなのか?

すぐに背中で手をぬぐう国王ジョージ6世。週に1度の面会も設定される。

チャーチルという人物。

興味はゲイリー・オールドマンの面影漂うチャーチル首相が居るということ。

顔とかアップでもシワ、毛穴、すべてが素晴らしい。辻一弘さんがクローズアップされなかったら、やっぱり行かなかったかもしれないのだけど。

戦争に大義も名分も何もないと思っているから。

しかも歴史を知らないのでほんとただつまらない時間になってしまうことが多い。

当時のチャーチル首相の秘書のミス・レイトンはほんと大変だっただろう。

タイプライターってすごいのね。とただただ関心。

滑舌の悪い首相の言葉をタイピングするとしても初日はチャーチルに癇癪を落とされ、辞めようとする。そこに奥さんが来てチャーチルを叱る。

チャーチルという人にこの奥さんが居たからきっと大成したのだと感じた。

とても偉大な女性だ。

ミス・レイトンは屋敷から出る際に電報を受け取ってしまう。それが「バッキンガム宮殿」からのものだった。

ミス・レイトンはそのまま秘書として活躍していく。

1940年は日本だとまだ戦争の気配はなかったような。

日本の第二次世界大戦は1941年からってことだからその前辺りにヨーロッパは次々とドイツの侵攻に屈していた。

同盟国のためにイギリス軍も参加していたのだろうが、戦況は最悪だ。

そしてベルギー、オランダが降伏し、ダンケルクが包囲されてしまう。

フランスも降伏の意思を示すが、チャーチルの言葉で引き伸ばされる。

ダンケルクに追い詰められた兵30万のためにカレーを犠牲にする決断をする。

カレーに電報をうつ。「救助はない」と。絶望のカレーの准将。

そこにドイツの空爆があり全滅する。

ダンケルクを救うためにチャーチルは小型のボートなどの徴収を命令する。

800隻が集まる。

戦況はいよいよ次はイギリス本土へと向かっている。

フォックスはイタリアムッソリーニを仲介に和平工作を行う。

チャーチルは就任以来、「平和」「降伏」と言ったことは言わない。

本土は安全だが、防御体勢は無に等しい。その状況でどう戦うのか。不安になる。

和平工作を受け入れることが使命なのかと悩むチャーチル。

強硬路線を崩したくないが、周囲の賛同を得られないジレンマに悩む。

そこへ突然、国王が自宅を訪れる。

ハリフォックスと話し、イタリアからの提案を聞いた後の訪問。

我々が助かる道がある。

ただ、国王は言う。

「私は、君を支持する」

国王は、「ヒットラーは君を恐れている。そんな君を支持する」と。

突然の告白に驚くチャーチル。国王から嫌われていると思い、他の人からも嫌われているとの思い。自分の進むべき道を悩んでいたときの国王の後押し。

国王はさらに「国民の声を聞いて寄り添ってほしい」と注文する。

バスにも電車にも乗ったことがないチャーチル。翌日閣議に行くところで突然車から降りて消えてしまう。

チャーチルは地下鉄で1駅分電車に乗っていた。

首相の顔って・・・あぁ新聞とかには載るからか。電車に乗り込んでいた首相に驚く市民。

首相は乗客一人ひとりと話していく。彼らは自己紹介をする。

そして、首相は悩みを打ち明ける。

「何もしないで降伏すべきか。最後の最後まで戦うべきか。」

降伏に対し、市民の考えは「NEVER」

大英帝国という長い歴史で屈したことのない国民の感情なんだろう。

その言葉を受け止めて首相は国会の前に大臣にまず同じことを問う。

そしてもし、ナチスに屈したら・・・自分たちはどうなるのだ?と。

大臣たちの考えも「NEVER」

そして戦争内閣にも同じことを語り、和平交渉は白紙となる。

国会ではチャーチルの言葉に全員が賛同する。

そして言葉を武器にしたイギリスが同盟国と戦い本土上陸を阻止し、ドイツを降伏へと誘ったわけで。

まぁこの映画はわずか3週間の話し。

その半年後にチェンバレンが死去し、大戦の終わる前にはチャーチルも退陣している。

歴史的にみたらこの1ヶ月のことはほんと奇跡に近いものだったのだろう。

彼の勇気がなかったら。イギリス国民の勇気がなかったら、今の世界はどうなっていたのだろう。

ナチス・ドイツが全世界を制服していたかもしれない。

それはたらればの話ではあるが、チャーチルの勇気でイギリスが守られたことは事実だ。

日本は加害国だから様相が違うし、チャーチルの行動が必ずしも正しいとは思えない。戦争を長引かせたとも言えるし、犠牲が多すぎる。

自分たちだけ助かる理論でもある。本土上陸をさせないでヨーロッパの同盟国を舞台にドイツを降伏させた形なんだよね?結局。

まぁ戦争なんて誰得?なことでしかない。

いつの時代も。

これから先、このようなことが起こらないことを祈るだけだ。

辻さんの作品はとても素晴らしかった。

上半身は手を入れたのだろうか?

ただ、ちょっと血色が良すぎに見えたし、65歳という年齢と顔のシワの具合と杖を持っているわりに元気良すぎに歩いちゃうゲイリー・オールドマンに違和感を持ったことは否めない。

まぁずっと葉巻を吸ってるわ、お酒を飲んでるわ。すごい人って役ね。

チャーチルの写真を見てもこの映画に出てくるチャーチルと遜色なく、それでも目の奥にゲイリー・オールドマンを感じる。

演技ひとつひとつが重く戦時中のいろんなものを感じさせられる。

英語のヒアリングが出来たらもっと良かった。

字幕追っているのが大変だった。

【映画ランキング】「ボス・ベイビー」が首位!

水曜日に公開開始だったけど

これって土日の興行収入のランキングなんだよね?きっと。

それでも「ボス・ベイビー」が首位になりました!

「ドラえもん」の牙城を崩した!?

2位は「リメンバー・ミー」

しかも2位も「リメンバー・ミー」ってことで前週と変わらずで「ドラえもん」よりも上位になった。

さすがに「ドラえもん」は4週目ってことで交代か?

3月24日週のランキング

1位:ボス・ベイビー

2位:リメンバー・ミー

3位:映画ドラえもん のび太の宝島

4位:ちはやふる 結び

5位:グレイテスト・ショーマン

6位:映画プリキュアスーパースターズ!

7位:トゥームレイダー ファースト・ミッション

8位:北の桜守

9位:去年の冬、きみと別れ

10位:ブラックパンサー

「ボス・ベイビー」と「リメンバー・ミー」はこのまま春休みも継続しそうかなと思うけど、今週末にはまたアカデミー賞作品の公開があるからどうなるだろう?

「ちはやふる」が頑張ってこの位置をキープってことが広瀬すずのすごさかもしれない。ドラマは大コケしたみたいだけど。なかなかドラマは難しいよね。いろんな要素があるし。映画もだけど、これは・・・どの世代にも響くのだろうな。

行ってないのだけど・・・

「グレイテスト・ショーマン」が6週目にしてまだ5位をキープ。強い。日本人好みだと思う。「ラ・ラ・ランド」よりいい。

「北の桜守」、「去年の冬、きみと別れ」

来週にはランク外になっちゃうのかな。今週3本観に行く予定だしね。

【しあわせのパン】やっと観ることが出来たわ

こちらもAmazonプライムで無料

2012年、大泉洋の事務所の現社長の当時、鈴井亜由美さん企画の作品。

観たくてもそんなにたくさんの劇場での上映じゃないから観る機会がなかなかなくて。

去年の恵比寿ガーデンピクニックでの上映を目論みながらも行けず・・・

やっと集中して観ることが出来ました。

原田知世のファン

原田知世がデビューした頃からのファンです。

なぜ彼女は私よりも年が上なのにあんな透明感が残っているのでしょう?

この映画を観ると原田知世の透明感しか感じません。

そして、そんな彼女に感化されたように大泉洋もいい男です。

こんな旦那理想だわ。

この映画は理想の家族の形やら景色やらって感じかなって最初思ってました。

東京から北海道の月浦でパンカフェ「マーニ」を営む大泉洋演じる水縞くんと原田知世演じるりえさん。

りえには心にちょっとした闇がある様子。それを見守る水縞くんがいい雰囲気です。

水縞くんの焼くパンとりえさんの淹れるコーヒーを目当てにご近所の方が訪れます。

そして3組のカップルが登場します。

まず彼氏に捨てられた森カンナ演じる齋藤香織。香織は振られた気持ちのやり場に当たり散らします。

そこに常連客の平岡祐太演じる山下君がもてなしをすることで彼女の気持ちは癒やされていきます。

最後の日、香織が起きるのを待たずに山下君はいなくなってます。

香織はちょっと悲しい気持ちになったけど、良くしてくれた水縞くんとりえさんに感謝を告げてバス停に。

そこにバイクに乗った山下君が来てそのまま東京まで送るというすごい展開に。

ここまででも登場するパンの美味しそうなこと。

料理好きの洋ちゃんがとても映える作品だわ。

次はバス停でバスに乗らない近所の小学生の未久ちゃん。

りえさんが店内に迎え入れると水縞くんがホットミルクを準備して待ってます。

そこに近所の人が次々とやってきて未久ちゃんに気づきますが、事情を察知し、そっとそのまま帰っていきます。

パンを学校に届けるからと水縞くんが未久ちゃんを学校へ送っていきます。

学校でいじめられているのかと思いきや、学校のお友達と楽しそうにしている未久ちゃん。

何が原因なんでしょう?

未久ちゃんが帰宅した家には誰もいません。

そこには書き置きとお金があるだけ。

家族の問題で彼女の心が叫んでいたようです。

そこに光石研演じる未久ちゃんのパパが帰宅します。

未久ちゃんが学校に遅れたことを問いただしますが、何も答えません。

翌日はバス停まで見送るパパ。そのまま「マーニ」へ行き、「かぼちゃのポタージュありますか?」と聞きます。

りえさんは未久ちゃんが帰ってきたところに「かぼちゃのポタージュ」を出します。

彼女はそれを見ると一口も飲まずに出ていってしまいます。

大人が良かれと思っていても子供は何かを思っているんだなぁって両方共が気の毒に思いましたね。

「かぼちゃのポタージュ」は未久ちゃんにとってはママの味だった。

しかし、ママは未久ちゃんを置いて家を出ていってしまったのです。

それを感じながらもパパからも何も言われずにどうしていいのかわからなかったのです。

ある時、「マーニ」の二人は親子に手紙を出します。

郵便屋さんに出せば住所がなくても届きます。

手紙を受け取った二人は「マーニ」を訪れます。

そこには二人を癒やす食事が。

そして「かぼちゃのポタージュ」も。それを見て出ていく未久ちゃんですが、一人で気持ちの決着をし、パパのもとに戻ります。

二人で泣き始める中、謎のトランクを持っている常連の阿部さんが突然トランクを開けます。

出てきたのはアコーディオン。

アコーディオンを奏でて励まします。

未久ちゃんは泣いているパパに「パパと一緒に泣きたかった」と言います。

二人は焼き立てのパンをシェアし、お互いをわかりあいます。

季節は冬。

さすがに雪深い中、お客様はいないよね・・・というところに有珠駅を下車した老夫婦からの電話でワゴンで迎えに行く。

様子がおかしい老夫婦に温かいものを提供しようと準備する二人。

でも、妻はパンが食べられないという夫の言葉でお米をご近所にもらいに行く水縞くん。

それでも二人の様子がおかしいから目を離さないようにとりえさんにお願いする。

料理をしているりえさん。

ドアが開いたことに気づく。

老夫婦が外に出ようとしている。

止めようとするが「月が見たい」と聞いてくれない。

そこに水縞くんが帰宅し、家の中からも月が見えるからと店内に戻す。

そしてご飯・スープを提供したところでパンが焼きあがる。

奥さんはその香りにつられて焼き立てのパンを食べる。

パンが食べられないと思っていた夫は驚く。美味しい美味しいと食べる妻を見て、泣く夫。

水縞くんは「しばらくこちらで過ごしたら」と提案する。

連絡したからなんだろう。雪の中を近所の人がいろんなものを持って「マーニ」に訪れる。

雪の中なんだけど、すごく暖かい雰囲気。

そして乾杯をする面々。

二人は生きる活力を得てまた戻ることになる。

そして春。

二人はお世話になった人にパンを送る準備をしている。

郵便屋さんの阿部さんのバイクに乗せてパンが届けられるのいいなぁ〜。

そして水縞くんにもやっと欲しいものが手に入ることに。

ある時、外出先から戻ったりえさんが水縞くんに「来年のお客様の予約が入った」と伝える。

「気が早いなぁ〜」と言う水縞くんにりえさんは自分のお腹を指差す。

それに気づいた水縞くんの喜びが爆発する。

二人の関係性が夫婦って感じよりはパートナーって感じだったから最後は意外な感じだった。

でも、水縞くんが最大限にりえさんを尊重し、彼女のために脱サラし、月浦の地にパンカフェを開く決心をしたわけで。

うーん、お互いにお互いが必要なんだろうけど。

4つの季節で物語られている人間ストーリーなんだけど、ほんとほっこりする。

しかも最後のエンディングテーマが

矢野顕子 with 忌野清志郎「ひとつだけ」

ひとつだけ (Guest Artist: 忌野清志郎)

ひとつだけ (Guest Artist: 忌野清志郎)

  • 矢野顕子
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

久しぶりにこの二人の歌声を聴いた。

ほっこりがもっとほっこりする。

厳しい環境だからこその優しさとかってやっぱりあるのかな。

【映画 麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜】Amazonプライム映画で視聴!

あれからもう6年

2012年1月に公開された映画。

加賀恭一郎シリーズの最初の映画化の作品。

JUJUの「sign」はこの主題歌だったんだってことを思い出した。

今観るとかなりのお宝映画だ

今日、これを観ようと思ったきっかけは松坂桃李のニュースで過去の作品が列挙されていてその中にこの作品があったんだけど、全然覚えてない。

この作品の主要キャスト以外で覚えているのは三浦貴大と新垣結衣くらいだったんだよね。

なので、Amazonプライム会員ってことで初めて映画観てみた。

なかなか家で落ち着いて観ることはないんだけど。

この作品は最初に小説を読んでから観に行ったような記憶がある。

まず、青柳武明役の中井貴一が殺されてしまう。

そして、その直後に八島冬樹役の三浦貴大が中原香織役の新垣結衣に電話をする。

ガッキーが結構変わったと思ったね。最初のシーンは。誰だかわからなかったもの。

声でガッキーだと思ったけど、ちょっと田舎娘っぽい役だったこともあって気づくのに時間がかかった。

そして、冬樹は警察に追われてダンプカーにはねられてしまう。

同じ病院に入院している被疑者と加害者。

刺された青柳の息子の青柳悠人役が松坂桃李だった。若いわ。

松坂桃李は2011年の後半くらいから出てきた感じの俳優さんだった。

私は2011年の4月期のドラマ「アスコーマーチ」で存在を知ったのだけど、麒麟の翼のメインキャストってイメージはほとんど忘れてた。

でも、この映画を観て?その後の「ツナグ」とか観に行っているのだと思うのだけど。

加賀恭一郎役の阿部寛はあまり変わらない。

松宮役の溝端淳平はやっぱり若いね。

20代の最初と最後はやっぱりそれなりに変わるものね。

冬樹は被害者の所持品を持っていたことで容疑者として疑われる。そして、意識が戻らずに他界する。

警視庁は被疑者死亡で送検を急ごうとする。

調査の段階であったため、その都度新しい情報を出して発表を遅らせるように仕向ける加賀。

加賀は被害者の家族に会い、息子の悠人に関心を持つ。

ジャーナリストの青山亜美役で黒木メイサが登場。亜美は自分のバイト先に被害者が訪れていたことを加賀に伝える。

その時の格好で散歩よりも活動的だったんじゃないかと言う。

加賀は被害者の足取りを追い、水天宮の七福神めぐりをしていたことを知る。

その意味は?

加害者の容疑者となった冬樹について、同居している香織に聞く。

香織は直前の電話について内容を偽る。

最終的には偽りの積み重ねが重大事件になったという構図になるのだけど、事実を言わないことが事件を混乱に巻き込む。

冬樹は派遣切りにあっていた。その工場の製造本部長が青柳だった。被疑者と加害者の接点が見つかる。

その工場を訪れる加賀と松宮だが、工場の人は本当のことは言わない。派遣切りをした人間のことなど覚えていないと言う。

同僚だった横田省吾役の柄本時生が何かを言いたそうに二人を遠くから見ている。

それに気づいた松宮が横田から真実を聞く。

冬樹は労災で怪我をしたのに、労災隠しの上、派遣切りをされていた。

警視庁はその恨みの犯行とし、マスコミに情報を流す。

その情報で青柳の家族は非難の的となり、娘が自殺未遂を起こす。

何かを知っているような悠人。気になる加賀。

加賀は悠人の中学時代の水泳部の顧問を尋ねる。水泳部の顧問役が劇団ひとり。

3年前に水泳を止めていた悠人。そこに何があったのか。

水天宮の七福神巡りで千羽鶴を備えて写真を撮っていたことを突き止める。それが意味するものは?

悠人は父親の死と自分の関係を感じる。

その変化に気づく加賀。

そして青柳が事件直前に誰かと一緒に居た相手が冬樹ではないことを突き止める。

冬樹が刺したという事実はなくなる。

冬樹は香織のために再就職を躍起になって探していた。それは家具屋さんだった。しかし、採用はされなかった。

加賀は水泳部の顧問を再度訪れ、3年前にあった事故について聞く。

そして数学の教師だという顧問に正しいことを教えないと正解にはたどり着けないと伝える。

悠人は3年前のことで父親と会話をしなくなっていた。

悠人は3年前の事故のあと、水泳部を止めていた。なぜ水泳を止めるのか。問いただす青柳。子供は隠したいことを隠すための自己防衛で父親と接しなくなる。

そのことが事件の最大の悲劇に繋がっていった。。。

悠人は水泳部で一緒にリレーの選手だった杉野達也役の山﨑賢人と黒沢翔太役の聖也を呼び出すが、杉野が来ない。

そのことを危惧した加賀は緊急配備を要請する。

松宮が線路に下りた杉野を見つけ助ける。

よく走ったなぁ〜。

詳細が杉野から語られる。

3年前、水泳大会のリレーで唯一の2年生で選手となった吉永友之役の菅田将暉がフライングで失格となってしまっていた。

おぉ〜菅田将暉まで居たよ。でも、自己呼吸はしているものの重度障害者の役だから全然記憶になかったわ。

吉永は自分のミスで失格になってしまったことを3年生の悠人らに謝る。しかし、3年生はそこからしごきを始める。

顧問の先生が窓から見ていることに気づき、3年生はプールから上がる。しかし、吉永の姿がない。

吉永はプールの底に居た。

引き上げて蘇生措置を行い、救急車を要請する。

顧問はそこで子どもたちのことを考え、彼らを帰宅させる。そして彼らはその後の取り調べも「知らない」と白を切り通す。

ある時、吉永のその後を吉永の母親のブログで知る悠人。「キリンノツバサ」というブログタイトルで。

そこに重度障害者となった吉永の姿を見た悠人は千羽鶴を折り七福神巡りをし、「東京のハナコ」として励ましを送っていた。

それをある時、父親の青柳に見られてしまい、その後七福神巡りを止めてしまっていた。

父親は薄々、事故と息子の関係を気にしていたため、息子の代わりに七福神巡りを続けていた。

そのことを松宮の一言で気づく悠人。

3人で自首することを話そうと集まったのか?

その最中、杉野が自殺未遂をしたわけで。

杉野は息子に話を聞けないために代わりに聞きたいと「吉永の父親」と騙して事件当日に呼び出されていた。

そこで杉野は本当のことを青柳に伝える。

杉野は「自分はそこには居なくて、悠人が一人でやった」と。

嘘を塗り重ねていく杉野。

杉野は悠人をどうするのか?と青柳に聞くと、きちんと償わせて自分も償うと。

そんなことされたら自分のこともすぐにわかってしまう。

そう思ったのだろう。

杉野は持っていたナイフで青柳を刺してしまう。

逃げる杉野とぶつかってそこに冬樹が青柳の姿を追ってきていた。

そして、青柳のカバンを物色してしまう。

その先に刺された青柳の姿。

小心者の冬樹はカバンを持ち去って逃げてしまい、事の重大さに気づき、香織に電話し、警察から逃げて結局は事故で死んでしまう。

香織のお腹に命を宿して。

刺した杉野は翌日、事件が自分と違う人間が容疑者となっていることに驚きながらも3年前のように何も言わなければいいと黙ることにしていた。

結局、最初の事件をうやむやにしてしまったことで死ななくてもいい人間が2人命を落とした。

最悪な展開。

子供の罪を隠した顧問。

その罪を忘れられない悠人達。

結局最後は誰も幸せにはなれない。

今、見たらほんとこの映画に出てから活躍されたのねって若手俳優が山ほど。

7年前だから高校生くらいの頃の撮影か?

ちょっと前の映画、また見直してみようと思う。

無料と料金ありとある境目がよくわからなかったりするのだけど。

「麒麟の翼」は無料。

やっぱりいい作品はいつ観てもいい。