【オリンピックの舞台】アスリートを支えるもの

天才は作り上げられるもの

オリンピックという舞台。出場するだけでそれは「成功」と言える。

それでも更なる「成功」を収める人がいる。

応援なのかプレッシャーなのか

フィギュアスケート男子のショートプログラム。まるで国内大会のような日本選手への盛り上がり。

その舞台で羽生選手は想像以上の復活を見せつけてくれた。

オーサーコーチが「ユヅル・ハニュウを甘く見るなよ」と会見で言っていたが、本人が言っていた言葉なんじゃないかって思う。

羽生選手は前回のソチ五輪は初出場でありながら「金メダル」を獲った。

そこには東日本大震災への思いがかなり込められていた。オリンピックの3年前ジュニアからシニアにってところで直面した震災。

そんな話が前回のソチのときには話題になった。

そして彼はそのときの感謝や復興に向けての思いを滑りに込めた。

その後の4年もずっと平坦な感じではないのだけど、怪我や衝突やでなぜかハンデを背負うことが多い感じがする。

今回も11月の試合前の練習で右足首を負傷。2ヶ月滑ることができない。

周りがただただ心配する。

それでもしっかりと今日という日に仕上げてくる。

プロなんだろうな。きっと。

苦難があるから強くなるタイプと言える。それを支えるものはオーサーコーチであったり、家族であったり。

絆が今回の彼を強くしたのかなっていろんな記事を読んでて思った。

そしてそんな羽生選手を追いかける宇野昌磨選手。

彼がシニアデビューしたのがまだ2年前?

17歳って年齢の割に幼い顔が印象的だった。

その直前くらいまで全然ジャンプが成功せずに居たらしいのだけど、彼は飛び続けたってことを当時の記事で読んだ。

そして今日読んだ記事。

彼のお母さんのことを書かれていた。

フィギュアスケートの経験者の親がコーチってこともあるけど、宇野選手の親は別にフィギュアスケート経験者ではなかったらしい。

それでも、朝早くから夜中まで息子中心の生活にして彼を支えた。

時に鬼になって。

山田満知子コーチは厳しいってことで有名だったけど(昔の話しか?)その山田コーチの影に隠れるほど自分の母親は怖かったって。

そのくらい真剣に向き合ってくれたのだということ。

それを子供もしっかりと受け止めたから今の形なんだろうな。

宇野選手は身体が小さい。最初の頃にジャンプが成功しなかったのは、身体がまだ支えるだけの筋力がなかっただけだと思う。

赤ちゃんのハイハイのような状態。

赤ちゃんはハイハイをして身体を支えるための筋力を付けるらしい。だからそれをさせずに立たせてもいいバランスが取れないだけだから、赤ちゃんの本能に任せるべきだと思う。

宇野選手も同じで飛び上がることは出来るけど、着地するだけの筋力がなかったのだと思う。それでも、着々と身体のいろんなところで支えるだけの筋力の準備をしてきているから、一度飛べてしまえば、なかなか崩れない。

宇野選手のジャンプは安定していると思う。

そしてそんな宇野選手の状態を良い時と悪い時の違いなどを細かく伝えたお母さん。二人で滑るオリンピックの舞台なんだろうな。

アスリートなんてどの競技をやってもオリンピックレベルにさせるためにはかなりの犠牲があっただろうって想像ができる。

金銭的にも時間的にも。

だからアスリートが代表で出ているだけで、そのアスリートは作られたチームの代表なんだと思う。

そのチームをきちんと考えられる人が「成功」を手にするのかもしれないことも。

メダルを獲ることだけが成功だとは思わない。

区切りを見定めてきちんと感謝が出来ることが「成功」なんだと思う。

小平選手を支えた相沢病院。初めてその存在を知った時、すごい「?」って感じだった。今回メダルを獲得したことで記事になった。地元で支えてあげようってことでスポンサーになったこと。オランダ修行は出張扱いにしたこと。

小平選手からも感謝の言葉が出て来る。とてもすがすがしい。

まだあと1種目残っているけど、病院という場所で戦っている人に勇気と希望を与えられる。素敵だ。

きっとオリンピックに出ていないアスリートも日々戦っている。

いろんなものと。

それでも掴み取ったチャンスをモノにできるのは一握り。

チャンスは平等。何が違うのだろう?

ま、どの世界でも言えること。