【今年の映画】85本観て思ったこと

DVDでもう一度観たいタイトル

案外、タイトルを見れば思い出せる。

そのくらい1本1本がしっかりとしていたのだと思う。

その中でも私がもう一度観てみたい映画を出してみた。

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2018年

ペロニカとの記憶

初めて新宿武蔵野館で観た映画。1月だった。

雰囲気のいい映画館だった。

そして映画の内容も若い頃の裏切りがテーマなんだけど、年を取ることでいつの間にかきれいな記憶にすり替わっている。

それでも裏切られた側は忘れない。

そんな映画。

グレイテスト・ショーマン

予告からとても気になってた映画。

2月にユナイテッド・シネマで観た。

この映画は大きなスクリーンで観るのが最高だ。

やっぱり音響がいいところで。

ミュージカル映画が増えてきているけど、これはとても感動をすることが出来た。

モリのいる場所

5月にイオンシネマで、この頃はまさか樹木希林さんがこの世の中から居なくなるなんて想像もしてなかった。

この時期、「万引き家族」がパルムドールを受賞していた。

その授賞式にも参加されていたから。

山崎努さんとの初共演。今の日本でここまでの俳優さん同士の共演はもうないんじゃないか。そんな気持ちで行った。

レイトショー。

確か貸し切り状態だった。

だから息遣いまでが聴こえるような贅沢な時間だった。

それでもいつまでも希林さんの作品は残っていく。

それが嬉しい。

海を駆ける

5月にイオンシネマで。

イオンシネマに行けばそこでしか上映されない映画を知ることができる。

この映画はかなり壮大なメッセージがあってわからない。

人の幸せとは?神様とは?

この映画の撮影された場所でまた大きな津波被害が出ている。

この地域の人々はそれでも神の存在を崇めていくのだろう。

Blank13

6月に川越スカラ座で観た。

昔ながらの映画館。

体育館のようなフラットな部屋に硬いシート。

ドリンクホルダーなんてものもない。

それでもいい映画には惹きつけられる。

場所じゃない。

音響じゃない。

これからの斎藤工監督作品に期待。

羊と鋼の森

6月にユナイテッド・シネマで観ました。

興行成績的にはあまりパッとしなかったようだけど、私は好きだった。

若い人の若い頃の仕事でなかなか一人前になれない自分との葛藤。それが北海道という土地で森という環境の中で描かれている。

山﨑賢人作品でもこれが一番好きなんだけど。

ワンダー、君は太陽

6月にユナイテッド・シネマで観た。

これはね、開始5分で涙が止まらない。

人はなぜ差別・偏見で物事を見てしまうのだろう?

私の中にもきっとある感情。

それでも差別を受ける側の人は本当に強い。

なぜそんなに強くいられるの?と思うくらい。強い。

その強さに感動しかない。

周囲もその強さに感化されていく。

弱い人間は強い人間を排除することで自分を保っているのだろうと思ってしまう。

あん

9月、とうとう樹木希林さんが他界してしまった。

その追悼上映作品。イオンシネマで上映していた。

河瀨直美監督の作品を今年観ていてちょっと興味を持っていたから嬉しかった。

スクリーンの中の希林さんはハンセン病で差別されていた人でしかなかった。

今の時代でもまだ差別・偏見があることを知る。

自分は?いつも問いかけてしまう。

教誨師

10月、シネマシティで観た。

2月に他界されてしまった大杉漣さんの作品。

上映する映画館は少なく、初めての場所。

エレベータは少なく、多くの人が居て満席だった。

死刑を宣告された人との対峙。

大杉漣さんもまだまだいろんな作品に出られることだろうと思っていただけにほんとに残念でしかない。

恋のしずく

10月にイオンシネマで観た。

これも大杉漣さん出演作品。

そして川栄李奈の初主演作品。

川栄李奈という女優はこの年代の女優の中では一番好きだ。

そしてこの映画の影響で私は今日から年末年始を広島への旅とした。

そのくらい印象的な風景があった。

川栄李奈が背伸びすることもなく、同世代の女性を不器用ながら演じているのがとてもいいと思う。

大杉漣さんの役柄も安定の見守る役。優しさが伝わってくる。

ボヘミアン・ラプソディ

11月にユナイテッド・シネマで観た。

これはね、クィーンを知らなくても存分に楽しめるし、すごいと思う。

クィーンというより、演じた俳優さんがフレディ・マーキュリーにしか見えなくなる。

フレディが若くなったのかと思うくらい、違和感もなく、自分のちょっとだけ知っているフレディそのものだった。

ボヘミアン・ラプソディをフルコーラスで聴ける。

でもエンディングでクィーンの楽曲が流れると鳥肌が立つ。

映画館で観なきゃ駄目だと思う。

こんな夜更けにバナナかよ

12月にユナイテッド・シネマ。今年最後の映画。

この映画にかける大泉洋の意気込みがすごいなって。

10kgの減量で本当に筋肉のない人を演じている。

人間には反射というものがあって視覚からの情報で身体は勝手に反応してしまう。

それを感じさせない。

そういう編集をしているのだろうけど、力なく倒れ込むシーンが多く、恐怖がなかったの?って思うくらい。

目しか動かさない演技。

手しか動かせない演技。

そして口を動かすことで生きていることを証明している。

死ぬことは嫌だけど、病院で生かされることはもっと嫌だをしっかりとメッセージとして伝えている。


今年も多くの良い作品を観ることが出来た。

ユナイテッド・シネマで観られる映画は大衆映画って分類なんだろう。

小劇場の映画は違うメッセージを受けることが出来る。

駐車場はないし、遠いし、って感じだけど来年はもっと小劇場の映画を観てみたい。

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