【マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー】感想。若かりしドナのストーリー。

スケールアップ

2008年にイギリス・アメリカ・スウェーデンが共同で制作した前作から10年。

ドナが他界し、ソフィがホテルを改装し、オープニングパーティの準備に追われている。

ドナが他界ってちょっとショック。それでも出ないわけではない。

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若かりし頃のドナ

今作もABBAの名曲でストーリーが展開している。つい一緒になって歌いたくなるし、身体が動き出してしまいそうになる。朝で人があまり居なくて良かったって感じ。

ソフィはホテルを完成させた。そして支配人がなんとアンディ・ガルシア。

結構年配の落ち着いた感じで髭面なんだけど、眼力強い。カッコいい〜。

ドナ亡き後、ソフィを助ける。

そして物語は前作の疑問点となった時期になる。

若い頃のドナのリリー・ジェームズに驚く。メリル・ストリープの若い頃ってきっとこんな感じだったかもって雰囲気がそのままだったから。

そして若い頃のターニャ、ロージーも雰囲気を壊さずに若い女優さんが演じている。

アメリカすごいな。


卒業式、ドナは遅刻しながらも代表あいさつを行う。が、そこからはドナ&ダイナモスのライブとなる。

生徒も一緒になって踊りまくる。

そして自転車で全員で移動し、ダイナミックに踊りまくる。

カッコいい〜。

無事卒業したドナとターニャとロージーが卒業後について話し合う。

ドナは卒業式にも来ない母親のところには戻らずに世界を回ってくると言い出す。

残される二人だが、見送る。

ドナは最初のパリのホテルで誰も出てこないことに痺れを切らし、鍵を勝手に持ち出そうとする。

そこにガウン姿の若き頃のハリーが来る。ハリーは鍵を持たずにドアが閉まってしまって困っていた。ドナを従業員と間違えて必死にフランス語で説明するが、ドナには伝わらない。

一通り説明された後に「もう一度言って」と言って、自分も客だということを伝える。

ドナの魅力にハリーはすぐに落ちたようだ。

そして真面目なハリーはまだ経験がないのだけど、とドナを誘う。

海外ってすごい誘い方をするもんだ。

ドナはギリシャに行きたいとこれからのことを話していたが、翌朝置き手紙だけで次の目的地に向かう。

が、出国手続きのおじさんがネチネチと写真と現物の判定をしている間にフェリーは出港してしまう。

日本に居ると出港で出国手続きって経験がないから驚く。

そして、そこにはヨットに乗ったビルが居た。

ドナはビルに乗せてもらう。そしてビルもまたドナの魅力に落ちる。

ギリシャ・エーゲ海の島へ向かう途中、船のエンジンが止まって困っている男性を見つけ、曳航することに。男性の好きな女性が親の強制で結婚をしてしまうという。

ウェディングドレス姿の女性が見えるとなんと海に飛び込んでしまう。が、泳ぎが微妙だ。

そしてなんとウェディングドレス姿の女性もウェディングドレスのまま海に飛び込んでしまう。

・・・・

二人共泳げない?

心配したビルが飛び込み助けたのだろう。

島についたドナ。ビルはヨットの大会のためにそのまま別れる。

「嵐が来るから気をつけて」と言って。

空は青空で信じられないドナは廃墟となった家屋に入る。

そうすると嵐が突然来て、廃屋に繋がれていた馬が暴れだす。

ドナは誰か呼んでくるからと嵐の中を飛び出す。

そこに通りかかったのがサムだった。サムは「自分は獣医だ」と嘘をつき、「馬には本当のことは言わないで」と言って二人で馬を鎮める。

サムは敷かれたレールに乗る前に一人でノンビリとしていた。

島の街のバーで生演奏をしている場所でドナは「雇ってくれませんか?」と言い出す。

ソフィアとラザロスの母と息子がやっているバーでラザロスはOKを出す。

ドナはそこで歌う。

サムは自分のレールに戻る時期が近づいていた。

が、気持ちは揺らいでいた。

でも、ドナがサムの手帳に挟まれた写真を見つけてしまう。

サムと写る女性。

サムの婚約者だった。

ドナはきっと3人目のサムに本気になっていた。冗談とは言え、一緒にここで生活することまで言っていたから。

でも、何も知らなかったドナの怒りでサムは自分の場所に戻ってしまう。

ターニャとロージーが島へ来る。

そこには消沈したドナの姿が。3人でバーに行き、歌う。最初は歌う気にもなれないと言っていたが歌いだしたら元気になった感じだ。

そこにビルが戻ってきた。ビルと一緒にヨットへ行くドナ。

寂しさを少しでも紛らわせられただろうか?

そしてハリーも島までドナを追いかけて来てドナを探そうとするが、ターニャが目をつけて誘おうとする。

が、ハリーは人を探していると気にも止めない。

ハリーは見も知らない老婆に勘違いされたのか?なぜかひどいことを言われてしまう。

そしてそのままドナに会わずに帰っていってしまった。

ターニャとロージーは一通りのことが終わり、ドナが一緒に戻ると思っていたが、ドナは島に留まると言う。

バーのソフィアが言う。「あの廃墟は自由に住んでいい。家賃は要らないから」と。

驚くドナにソフィアは「馬を守ってくれた」という。廃墟はソフィアの持ち物だったらしい。

そして廃墟となった家を修理しながら島に残る。が、ドナのお腹には新しい命が宿っていた。

一人で大丈夫なのか?と心配するターニャとロージーではあったが、二人も元の生活に戻る。

ドナはソフィアの助けも借りて無事にソフィを出産する。

ソフィの存在でドナは一人ではなくなった。そしてもっと強くなったのだろう。

ソフィはホテルの改装オープニング・パーティーの開催に奔走しているが、スカイはホテル経営を学ぶためにNYへ行っていた。オープニング・パーティにも戻れそうになかった。

そして、現地で仕事をしないかとオファーまで。

島に留まることは難しいのか?二人の間に溝が出来る。

そんな時、準備が進んでいた島に嵐が来る。飾り付けが台無しとなり、船も欠航となってしまった。

意気消沈するソフィ。

サムは慰める。

そんなとき、ハリーは日本で商談を進めていた。東京って映像の最初が歌舞伎町なんだなって感じで。日本人が一言一句確認作業をすすめる中、いびきが・・・。

ハリーは眠り込んでいた。

14時間にも及ぶ会議らしい。

そして商談相手のパソコンのデスクトップ画面に娘さんの姿を見た時に、ハリーは大切なものを思い出したと自分抜きで進めてサインしてくれと退席する。

船着き場の出国手続きを終えたものの、船は出ていない。

そこにビルも来る。

二人は酒場で飲んでいるとビルに話しかけてくる男性が。なんとドナと船のエンジンが止まってしまったと言われて助けた男性だった。

そしてビルは提案する。パーティに招待するから家族も連れてきてと。

大人数で島へ向かうことが出来た。大勢の人が乗った船で「ダンシング・クイーン」を踊る人々。一番好きな曲だからほんと嬉しい。

喜ぶソフィ。到着した人の中にはスカイの姿も。

やっぱり一番居て欲しいはずだ。

セレブなお客はいないが、たくさんの人が集まったパーティが始まった。

マンマ・ミーア見てて思うのはターニャとロージーとまぁドナもだけど、65歳以上の女優さんがよく動けるなぁってこと。

さすがに今回ロージーのリフトは止めていたけど。

パーティ会場に突然、ヘリコプターの音が。そこにはなんとお祖母さんルビーの姿が。

シェールって方を知らなかったのだけど、職業「歌手」ってことで、やっぱりね、違う。

鳥肌がたつくらい。

基本的にはみんな上手いなぁって思うの。

でも、シェールは別格だった。

そしてルビーと支配人が恋人だったことまで発覚する。アンディ・ガルシアとシェールの年齢で熱烈なキスって・・・日本ではないな。きっと。

パーティが始まる前にソフィの妊娠が発覚する。

そして9ヶ月後、新しい命が誕生し、丘の上の教会で洗礼式が行われる。

そこはドナもソフィを連れて洗礼式を行った場所。

時代がシンクロする。

ソフィはドナの姿を感じる。

最後にちょっとだけメリル・ストリープ登場!

そして出演者全員による「スーパー・トゥールーパー」

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最初にシェールのソロ。ほんとにうまくて驚く。

これで「マンマ・ミーア!」も完結ってことになってしまうのだろうか?

やっぱり「マンマ・ミーア!」はドナが主演だと思っていたからちょっと寂しい。

もし、日本でキャストを考えるとしたら・・・

ルビー:鳳蘭 ドナ:天海祐希 ソフィ:芳根京子

サム:江口洋介 ビル:沢村一樹 ハリー:野村萬斎

うーん、難しいわ。ミュージカルって要素で考えると。そっち系で考えるべきなんだろうな。

あくまでも私の想定するって感じなんだけど。まず、ルビーって鳳蘭っぽいなって思ったのが最初で、ドナのようなキャラになったらと思ったのが天海祐希だったのだけど。

なかなか宝塚時代の美声を聴く機会もないから。

ソフィはアマンダ・サイフリッド的な雰囲気って考えると芳根京子かなと。

このくらいの女優さんいっぱいいるから迷うんだけど。

難しいのはターニャとロージー。イメージが沸かないのだ。日本人の。

日本版「マンマ・ミーア!」は難しいだろうな。スケールが大きすぎる。

【検察側の罪人】感想。いよいよ公開になった。

キムタク対ニノ

この映画の情報が出た頃、SMAPの解散直後で、キムタクがニノと共演で生き残りをかける的な雰囲気があったけど、この映画の番宣を観て、SMAPという枠がなくなったことでこの共演が実現したのであれば、それはお互いに良かったと思えた。

公開初日のレイトショーながらかなり多くの人が来ていた。

男女問わずって感じで。

やっぱり気になる存在なんだってことだ。

アイドルでなくなったキムタクの新境地

最初のシーンで同じ検事役だった久利生公平のセリフとかぶるような感じもあったが、全然別人の検事が居た。

キムタク演じる最上は東京地検の刑事部の本部係検事という役どころ。

検事の肩書がこんなに細かく設定されているんだと思う。

最近はオープニングで演者のロールが流れるから、ある程度出演する俳優陣がわかって観られるのはいいなぁって感じだ。

検事の研修という場面で研修担当検事が最上で新人にニノ演じる沖野が居る。

そこで検事としての心得を叩き込まれて関西に分かれ、そこから地方へと行く。

4年後、東京の最上と同じ刑事部に配属される沖野。事務官の橘に吉高由里子。公開が決まった当初、マスコミはヒロインが決まらないと言っていたが、橘という役は吉高由里子でなければ難しいと感じた。HEROの時の松たか子じゃないけど、それなりに気の強い女性がバランスがいい。

最上は沖野にまず松重豊演じる諏訪部の取り調べに推薦する。

沖野は諏訪部に迫るが落とすことは出来ない。

しかし物語は複雑に入り乱れている。

諏訪部は最上のS的な存在だ。そんな諏訪部の取締をなぜ沖野にさせたのか?

落とせないことを見越してのことなのだろうか?

松重さんの悪者の役を久しぶりに観た気がする。最初の頃は悪人役ってイメージだったのだけど、最近はいい人の役ばかりって感じで。

HEROでは部長検事として久利生公平の行動にヤキモキしていたが、今回は悪者ながら協力するカッコいい役。

懺悔する場所が出てくるのだけど、そこの雰囲気がとても似合っている。

世間では最上の大学時代からの親友の衆議院議員の丹野演じる平岳大が収賄容疑がかけられていた。それを心配し隠れて会って話をする。

そんな時、老夫婦の殺害事件が発生する。

その容疑者の一人に最上の憎むべき人物が居た。

ストーリーはその憎むべき相手が犯人になるように回っていく。

憎むべき相手、松倉は取り調べでも落ちない。

「自分はしていない」

松倉は少年Aの時に殺人事件を起こしていた。その事件の被害者は最上の同級生の女子生徒であった。

その当時から捜査線上に上がりながら時効になってしまった事件。

最上は松倉を犯人にし、罰することに傾倒する。

取り調べは沖野だ。

録音録画が義務付けられている取り調べで松倉は以前、まともな対応を示さない。

最上はスマホの通話をオンの状態にして取り調べるようにと言う。そして、追求する内容を事務官の橘のPCへメッセージを送ることになる。

松倉は沖野の挑発にのり、録音録画を止めるようにと言う。

そして、過去の事件を語り始める。

それを聞いた最上はどこかへ行ってしまう。そして沖野は松倉に対して切れて追求の手を緩めない。

その勢いにおののく、松倉と事務官の橘がいた。

松倉起訴に動き出したと思われた時、真犯人と思われる人物が出てくる。

ラーメン屋さんで自分の行為を自慢していたのを聞かれていた。

大倉孝二演じる弓岡だ。

新しい被疑者を探しているのは警察だけではなかった。被害者夫婦の息子千鳥役の音尾琢真が探していた。

音尾琢真が最近悪党に出ずっぱり。捜査会議にまで乱入して女性警官に怒られていたけど。

橘は最上がATMで現金を引き出し誰かと会話をしているのを聞く。

元々橘が入庁したのは暴露本を出版するための情報収集だった。

それとともに最上の動きを見張ることも頼まれていた。

橘は最上のストーリーに違和感を持っていた。

そのことからすぐに最上を追いかけ、諏訪部と車に乗り込むところを目撃する。

すぐに沖野を呼び出し、自分のストーリーを話すが沖野は信じようとしない。

しかし、まずは弓岡の職場へと行く。

弓岡はラブホの清掃員をしていた。

最上は諏訪部に用意してもらった車と拳銃を手に弓岡の元に行き、逃走を手助けする。

山奥まで車で行き、荷物を持って別荘に向かう弓岡を射殺する。

一般人がピストルを持つとそうだよね、驚くよね?ってくらい驚く。驚きとともに何発も打ち込んで絶命させ、穴を掘って埋める。

弓岡を失踪させたことで松岡起訴へのルートがまた1歩近づいた。

最上を怪しむ橘と沖野。それを断罪する最上。最上は橘の正体を暴き、退職へと仕向ける。

そして、弓岡の自宅から回収した凶器を運び屋の芦名星に渡し、河川敷で発見させる。

そこには松倉の指紋のついた競馬新聞に包まれた包丁が。

沖野は最上に言う。「松倉が犯人だとは思えない。例え凶器が発見されても」と言う。

その言葉に最上は怒りを顕にする。

起訴まであとわずかというところで、一人の男が駐在所に自首する。

「殺人の見張りを頼まれたが、本人の所在がわからなくなった。」と。

弓岡の容疑が固まった。

松倉を起訴させないようにと沖野も検事をやめて橘と小田島という弁護士を訪ねて弁護を依頼していた。小田島役が八嶋智人。妻のキャラクターが濃いのだけど、誰〜って感じ。

あ、最上の娘役で山崎紘菜が登場していた。

結局、松倉は釈放され、パーティーが行われる。小田島弁護士を後援する形で大物弁護士役で山崎努登場。うーん、合ってる。

いずれも松倉が「無実」だとは思っていないが、「冤罪」を生まないためという部分ではあるのだろう。

しかし、松倉は沖野を見て本性が出て力任せに橘に怪我をさせる。

追いかける沖野。が、松倉は諏訪部の命令で自動車事故で死亡する。

沖野は最上に結局弓岡、松倉の失踪、死亡にはあなたが関係していると思っていると告げる。

検察を辞めても連絡を受ける沖野は最上の誘いを受け、別荘へ向かう。

そこから追い詰めるのかと思ったら・・・結局、一人を確実に殺害した最上ではあるが、逮捕されるわけでもなく、沖野は苦悩を叫ぶ。

ここで終了〜。

うーん、続けるとかはないのだろうけど、意味不明な感じで終わった感じね。

でも、「銀魂2」を上回るのだろうと思うのだけど、どうなんだろう?

笑える部分も泣ける部分もないが、それでも丁寧に作られていると思う。

【銀魂2掟は破るためにある】感想。1よりも感動があるかも?

オープニング

始まって5分は面白ろトーク。

1が日本アカデミー賞にかすりもしなかったというところから、最優秀主演男優賞が菅田将暉だったってことで小栗旬がイジる展開。

本筋関係なく爆笑。

めちゃ混んでた。まだ夏休みだしね。

誰だかわからない・・・

1から引き続きのメンバーは誰だかわかるけど、2の主要メンバー2人が誰だかわからなかった。

最後まで。

大体の予想は出来ていたけど・・・

今回は局長の堤真一がまずリードしつつ、将軍様の勝地涼がいい味出してた。

銀魂、誰かをすっぽんぽんにしなきゃいけないのか?

前回は近藤役の中村勘九郎がずっと裸だったイメージだったけど、今回は、将軍様なのに、勝地涼がモザイク。

いつも思うのだけど、橋本環奈ってほんとに小さいのね。

岡田将生と並んだら肩くらいで驚いた。

しかも神楽の役だとチャイナドレスのせいなのか?めちゃ太って見える。

それもあってなのか、最初に5合を一人で食べるってシーンまで。

今回は伊東鴨太郎役の三浦春馬が全然わからなかった。

髪型?雰囲気?

エラのはった顔だけどシュッとした俳優って誰だ〜ってずっと思ってて、GACKTかと思ったくらい。

最後になってこの年代で・・・って考えたら三浦春馬くらいか?って感じの消去法。三浦春馬感を感じなかった。

私が今まで抱いてたってことだけど。

あと、最後までわからなかったのが、河上万斉役が窪田正孝だったってこと。

窪田正孝わかんないわぁ〜。

カラーがないから何にでもなってしまうのが強みなんだろうけど、綾野剛?とかともちょっと思ったけど、そこまでのアクはないし。本郷奏多も予想していた。

こちらは線の細い俳優で。。。窪田正孝は出てこなかった。

やっと吉沢亮がわかってきた。「猫は抱くもの」の猫役はちょっと不気味さ満載だったけど、今やってる「サバイバル・ウェディング」の祐一役がしっくりきてたから、やっと認知した。

今回、エリザベスは誰だったのだろう?前回は山田孝之だったみたいだけど、今回はクレジットに名前なかったんだよね。。。

まず、いつもの万事屋のシーンだけど、その前に迫力満点のキムラ緑子が家賃の請求をするシーンから。迫力あるわ。

そして、アルバイトをしようと新八が言うのだけど、自分から行くのと頼まれるのでは違うという銀時。

結局お金がない。

そこに神楽が最後のお米を一人で食べてしまう。

長澤まさみの働くキャバクラで人を募集しているってことで銀時のストーカーのあやめ役の夏菜がまたはまり役。

そこに桂小太郎の岡田将生も女装して勤めると言い出すし、結局、何役かわからない佐藤二朗が人が足りないと銀時、新八も女装。神楽は変な化粧。

そこに松平片栗虎役の堤真一が徳川茂茂役の勝地涼を連れてくる。

そこで「将軍ゲーム」をするのだけど、全部を将軍がやるということでハチャメチャな展開。

翌日は床屋で留守番というバイト。そこにまた現れる将軍。神楽が上手に剃りをしていたけど、結局マゲを切っちゃう展開で、「これはマゲじゃない。ゴールデンのう○ちだ!」と言い張る銀時。

残った髪でマゲを結い直そうと引っ張って将軍の顔は・・・大変なことに。

そこにマゲを探してきたという神楽が頭に乗せたのは・・・だよね。

その辺までは万事屋の話。

今回は真選組がメインだったんだと思う。

まず、土方十四郎役の柳楽優弥が突然「ヘタレオタク」になってしまうから大変なことに。

そこに伊東鴨太郎役の三浦春馬が近藤と仲良くなっていく。

伊東は土方を失脚させようとしているのだけど、沖田総悟役の吉沢亮が土方を裏切るような感じになる。

ヘタレオタク化した土方はちょっと戻った正気の時に銀時に「真選組を守ってくれ」と依頼する。

その頃には、真選組は伊東に牛耳られていた。

伊東は近藤暗殺も目論んでいた。

伊東派しかいない電車内。近藤は伊東の裏切りを知る。そこに沖田が登場し、近藤を助ける。

銀時らも参戦する。

でも、本当の目的は将軍暗殺だと知り、平賀源外役のムロツヨシが「ネコバス」のパロディの「アライグマバス」で駆けつける。

土方に埋め込まれたチップの手術にブラックジャック登場って六角精児さんだったみたい。全然わかんないよ。

将軍暗殺は高杉晋助役の堂本剛が裏ですべてを操っていた。

伊東はその切り札の1枚に過ぎず、万斉が新選組の不在の東京で片栗虎と将軍を待ち伏せる。

江戸城に逃げた片栗虎と将軍。本物の将軍は箱根に行って不在ではあったが、アライグマバスで駆けつけた銀時と万斉は決着をつける。

最後は小栗旬にカッコいい場面を作るのが「銀魂」だね。

まぁ今回は満遍なく主要キャストが登場していた感じがする。

豪華ね。

アラサー世代の俳優陣が面白いわ。

3も作るのかな?

1は実写映画1位の興行収入だったみたいだけど、2はどうだろう?

コード・ブルーが3週連続で首位ってことだったけど、それを超えることが出来るか?

コード・ブルー観てないんだけど。

理由:ハマりそうだから。

出ている俳優陣、みんな好きなの。でも、やっぱり山Pが主演ってことでジャニーズが入っている?がちょっと嫌なのかも。

3にも期待する。

まだまだネタはあるよね。

【オーシャンズ8】オーシャンズ13から11年。

次回作を待ち望んでいたのだけど

ジョージ・クルーニーらのオーシャンズの次回作をずっと待ち望んでいたのだけど、なんと女性のみのキャストとなった。

それでもオーシャンズ13のキャストが2人参加していたのが嬉しかった。

ダニー・オーシャンが・・・

最初のシーンはダニー・オーシャンの妹デビー役のサンドラ・ブロックが刑務所から出所するシーンから。

オーシャンズ8のダニー・オーシャンの出所シーンとほとんど同じ。

悪い仲間とは連絡しませんと言ったそばから刑務所で温めた計画を実行するための仲間集めをするところが同じ。

そして、ダニー・オーシャンの眠る墓地?なのか?

ダニー・オーシャンが死んでしまったこととなり、もうジョージ・クルーニーでオーシャンズが作られることはないってことなんだよね。

まぁ13の時にこれでダニー・オーシャンを卒業したいって発言があったとされているから、しょうがないんだろうな。同じ役を続けることを良しとは思ってないだろうし。

本作はダニーが、刑務所の中で1000回以上シュミレーションした計画を実行するために仲間を集める。

まず、親友のルー役のケイト・ブランシェットの元へ。

そしてメインはダフネ役のアン・ハサウェイ。一番華のある役。

ダフネに1億5000千万円のダイヤのネックレスを着けさせて、それを奪うというもの。

もともとダフネはダニー達の仲間でもなんでもなかった。

それでも女性ならではの団結力で計画は順調に進んでいく。

結構あっさりと仲間が見つかって団結してしまうんだよね。2時間もないかな。

あっという間。

Wikipediaを見るとマット・デイモンのライナスも登場シーンがあったらしいのだけど、#MeTooを批判して全シーンカットになってしまっていた。

残念だよ。

だから、ルーベンがダニー・オーシャンの墓地?の場所でデビーと再会する。

ダイヤを盗むことにすんなり成功。そして紛失騒ぎに乗じて他のダイヤを盗むのにイエンがいつものように軽業で赤外線センサーをくぐり抜けていく。

ダフネは何も知らないフリをしてダイヤの強奪を手助けした形になり、最後はちゃっかり仲間になって分前を獲る。

だから最後に8人になったけど、それまでは7人での強奪計画だった。

8人になった彼女たちで続編はあるのかな?

レイトショーだったけど案外混んでいた。

それなのに、今いろんな映画が上映中だからあまり広くないスクリーンだったのが残念。

【エヴァンゲリオン劇場版】シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の公開予告

2020年 春 公開

7月20日に予告解禁になったらしい。

「未来のミライ」の予告の中の1つだった。

続、そして終

非、そして反。

意味深なHP。

鋭意制作中。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

2007年9月1日

これはアニメの最初の方と変わらない感じだった。 シンジがエヴァの乗組員になってヤシマ作戦(第6の使徒との戦い)までって感じで。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

2009年6月27日

アスカの登場からなんだけど、新キャラクターの真希波・マリ・イラストリアスが登場したことで、映画オリジナル要素が増えた感じがする。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2012年11月17日

実を言えば、これはテレビでの放送も観られなかった。なんか別物過ぎてついていけなかったんだよね。

ってことで最後となる次作はどうなるんだろう?

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

2020年春公開予定

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(3.0+1.0) が公開予定

この()はなんだろう?


序、破、急(Q)、?(||)

Qが14年後

||は?

同じものと思ってみるのがいいのか?別物と思ってみるのがいいのか?

あと2年。

とうとう完結する。

最初のテレビアニメが1995年10月スタート。

25年で完結。

どうなっていくのだろう?

www.evangelion.co.jp

【未来のミライ】感想。いやいや期の子供は怪獣だ。

若い男性が多かった

公開初日。思ったよりも少なかったけど、見渡すと大学生くらいの男の子が多かったように思う。

アニメとしての作品への期待なのか?

4歳時男の子

今朝、細田守監督のインタビュー記事を読んでいた。

映画『未来のミライ』細田守監督・脚本、甘えん坊の男の子と未来からきた妹の“きょうだい”物語 - ファッションプレス

あと、今までの作品以上にテレビで番宣をされている様子を見た気がする。

私自身、実は山下達郎が好きではない。

くんちゃん的に言うと「好きくない」のだ。

だが、彼の歌はやっぱりいいのよね。子供が主役の映画なのに、山下達郎?的な感じが最初、映画館の劇場予告で流れてきた時に思った。

それでも映画を見て納得した。

この映画のための音楽だ。

ミライのテーマ

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オープニング。映画でオープニングに音楽が流れることも珍しいし、エンディングロールならぬ、オープニングロールが流れた。

そしてエンディング

うたのきしゃ

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気づいたことがある。

エンディングロールが多分短い。

オープニングロール+エンディングロールで普通の長さになっているのだと思う。

分散させているのだと思う。

監督の名前はオープニングにしか出てこなかったし、出演者の名前はエンディングロールにしかなかったように思うし。

最初にインタビューを見ていたので、そのことで細部を見ることにもなった。

まず、建物が建っていく様子が描かれている。

この作品のためにきちんと設計してもらった「家」ということだった。

すごいな。

一応、平屋建てってことになるのだろうけど、段々になっている。

4歳の男の子に階段をって考えがちょっとすごいと思った。そして面倒な造りでもある。

中庭があって子供部屋がある。そこに行くには靴を履かなければ行けない。

でも大きな窓があり様子は伺える。

くんちゃんはきっと一般的な子供なんだろう。

プラレールがたくさんある。

ばぁばがくんちゃんの子守に悪戦苦闘。片付けるようにと言って目を離していると言った時以上の連結が完成している。

電車が大好きってことで、来ているトレーナーには中央線が描かれている。

珍しいよね?なぜ中央線?って気もするのだけど、子供用のトレーナーってことで山手線の緑よりはいいのか?

山手線の新型車両のプラモデルもしっかりある。

両親が帰ってくる。大好きなお母さんの腕には赤ちゃんが居る。

「誰?」

お母さんはくんちゃんに妹の存在を伝える。

それでも自分への関心がまるでなくなったようにしか思えないくんちゃんは赤ちゃんのことは「好きくない」と言い放つ。

お母さんはすぐに仕事に復帰するということで赤ちゃんはお父さんが面倒を見ることになるのだが、くんちゃんのときにはまるで手伝いをしなかったために、最初の子供のような感じだ。

そのため、くんちゃんへの関心がもっと少なくなる。

お母さんも疲れてしまい、くんちゃんの気持ちをわかろうとしない。

自分のことをわかろうとしないのに、子供が親の気持ちをわかろうとするはずもない。

お互いが大変な関係だ。

赤ちゃんの名前が「未来」になる。

くんちゃんは未来ちゃんが好きになれない。

怒って中庭に出るとそこには謎の男がくんちゃんの気持ちを言う。

「自分はかつてこの家の王子だった」

くんちゃんの家には目付きの悪いダックスフントのゆっこが居る。

謎の男はゆっこだった。

ゆっこはくんちゃんが生まれるまで両親の愛情を一身にもらっていたのだろう。

でも、くんちゃんが生まれ、冷遇されてきていると言い出す。

まるで今のくんちゃんの気持ちそのものだ。

くんちゃんは両親にゆっこの話をすると「何か言ってた?」と言われ「餌が安くなったって言ってた」と言う。両親は高い餌を買ってきて与える。

じぃじとばぁばが訪ねてくる。

そこでも愛情の中心は未来ちゃんだ。ひぃばぁばのために動画を撮るじぃじだが、くんちゃんが「僕も」と邪魔をする。

なかなか自分の思い通りにはならない。

そして、雛飾りの話をばぁばが話し出す。言い伝えとして

片付けるのが1日遅れると1年婚期が遅れる。

翌日、お母さんは仕事で出張だ。お父さんに雛飾りの片付けを頼むが、ワンオペ育児に慣れていないお父さんはいっぱいいっぱいで、自分の仕事に集中し始めてしまう。

遊んでもらえないと怒り出すくんちゃん。

中庭に出ると、そこには違う景色が広がり、お菓子が落ちている。

それを拾っていると立っている女の子が居る。

「お兄ちゃん」

高校生の姿の女の子から突然「お兄ちゃん」と言われるくんちゃん。

それは未来のミライちゃんだった。

自分の顔で遊ばないでと文句を言いに来たらしい。

そしてお願いがあると言う。

それでもくんちゃんは未来ちゃん好きくないと言うことを聞かない。

ミライちゃんは「じゃあハチの刑だ」とこちょこちょをしだす。

私だったら絶対に嫌なことなんだけど、くんちゃんとても気に入ったらしい。

ミライちゃんのお願いは「雛飾りを仕舞うこと」

お父さんに仕舞うようにと言って欲しいと言うが、お父さんは仕事モードのためにくんちゃんの話なんて耳に入らない。

そのため、ゆっこも謎の男化し、3人で片付けることに。

ゆっこの謎の男化は面白すぎる。

お父さんに見つからないようにと隠れながら、「息止めて」とか言われて真っ赤になりながらも息を止める。

謎の男はしかも几帳面でお内裏様のいろんなものを1個ずつ外そうとしている。そのために最後にそのパーツがお父さんのお尻についていて「だるまさんがころんだ」状態でお父さんに迫っていく。

まぁ無事にしまえたところでお母さんが戻るのだけどね。

くんちゃんはお母さんに「自転車が欲しい」とねだるが聞いてもらえない。

お母さん大好きだけど、全然優しくしてもらえないくんちゃんはお母さんを振り向かせるために手段を選ばない。

お母さんってほんと大変だと気の毒になる。

中庭に出るとミライちゃんが「あ母さんにあんなこと言っちゃだめでしょ」と怒っている。それでも自分の思い通りにならないくんちゃんはどんどんのまれて行く。

日本のアニメは「水」が特徴なのか?

ジブリだと「崖の上のポニョ」とかスタジオポノックの「メアリと魔女の花」も特徴的な「水」の表現をする。

ここでもくんちゃんの気持ちが魚の大群となんかシンクロした感じだった。

くんちゃんは今度はちょっと昔の雨の中で意識を取り戻す。

そこには泣いている少女が居る。それは幼い頃のお母さんだった。

お母さんは悲しくて泣いているわけではなく、悲しみながら手紙を書いているのだと言う。

そうすれば伝わるんじゃないかと。

その手紙をおばあさんの靴の中に折りたたんで入れて帰る。

手紙には「猫を飼いたい」と書いていたようだ。アレルギーがあるということで猫を飼ってもらえなかった。

自宅に帰ると誰も居ない家でお母さん、今のくんちゃん同様以上のことをし始める。

物を散らかすことが大好きな少女ってことなんだろうな。

くんちゃんが「怒られないの?」と心配するくらい。それでも「だって散らかってると楽しい」と言う。

お母さん、くんちゃんに「片付けなさい」と言えないねって感じで。

起きると隣で寝ているお母さんを「いいこいいこ」するくんちゃん。

お母さんは「くんちゃんは私の宝物」と言う。それはお母さんのお母さんが言っていた言葉だった。

お母さんが自転車を買ってくれた。

お父さんは「よく買ってもらえたね」と驚く。くんちゃんは「靴の中にお手紙を入れた」と見てきたことを実行したらしい。

自転車の訓練は大変だ。

私自身、自転車に乗れなかった記憶がまるでない。姉が乗れなかったことは覚えているのに、自分は最初から乗れた気になっている。

補助輪があった記憶もない。

くんちゃん、補助輪のない男の子を見て自分も補助輪なしでと言い出す。

子供・・・意味のわからないプライドですか?って感じだけど、それを咎めるお父さんもなしで最初の段階を飛ばして父子で大変な思いをする。

その間、未来ちゃんは置きっぱなしで。

それでも未来ちゃんが泣き出しお父さんは未来ちゃんに戻ってしまう。

くんちゃんはお父さんが最後まで見てくれなかったことを怒る。

怒った後はまたどこかの世界へ行くだが、今度はエンジンがブンブンしている世界だ。

そこには福山雅治が声優で話題になった青年の姿がある。

バイクの修理をしているところにくんちゃんは現れた。

初めて見るバイクに「乗るか?」と言われてもモジモジしてしまう。

青年は今度は馬を見せてくれる。そしてそのまま馬に乗る。

初めは高さにビビりまくるくんちゃん。青年は「もっと先を見るんだ」と言う。

くんちゃんは青年を「お父さん・・・」と言うが、お父さんではない。

その青年は亡くなったばかりのひぃじぃじだった。

お母さん側のなんだろうな。

馬に乗って見る景色にある建物は自分が自転車の練習をしているところにある建物と同じだった。

現代に戻り、自転車の練習をするくんちゃん。ひぃじぃじから言われた言葉を思い出し「前を見る」ことを実践し、乗れるようになり、お友達が出来る。

お父さんは「子供ってすごいよね。ある日ポンって出来るようになって」と感動する。

キャンプに行く日の朝、くんちゃんのご機嫌はまたまた斜めだ。

お気に入りの黄色のパンツが洗濯中でないからだ。準備をしなければならないお父さんは青いパンツを履かせる。

それでも嫌だとダダをこね、お母さんのところにも行くがそれどころではない。

くんちゃんは「行かない」と家の中で隠れるが、誰も来てくれない。

めんどくさ〜。でも、自分もこんなことをして親の気を引こうとした時期があったなぁって思ったりした。

くんちゃんはまた中庭から違う世界へ行く。そこは無人駅。そこには高校生の男の子が。

「キャンプの思い出とパンツとどっちが大事だ」と言うとくんちゃんは「パンツ」と。まぁいやいや期ですからね。

そこに電車が入ってきて、「乗らないよな」と釘をさされると乗ってしまうくんちゃん。

どこに行くの〜。

電車の中から見えるプラレールの持っている電車や未来系の真っ黒な新幹線。

新幹線のモデルもプロに描いてもらったってことなんだけど。

将来、走ったらいいな。カッコいい。

着いた先は未来の東京駅。

近代的すぎる〜。

拾得物の列に並び、自分を取り戻す質問に答えるのだが、まだ何も答えられないくんちゃん。

一人ぼっちの終着駅行きの新幹線に乗せられそうになる。

視線の先に未来ちゃんの姿を見つけ、助けるために走り出す。

ミライちゃんに助けてもらい、くんちゃんの世界に戻るためにいろんなカードを見つける。

そこにはひぃじぃじとひぃばぁばの馴れ初めやお父さんの自転車の練習風景、ひぃじぃじが戦争で怪我をしても泳いでいるところなど。

今のくんちゃん、未来ちゃんに繋がるカードがそこにはある。

中庭には高校生のくんちゃんとミライちゃんの姿がある。

高校生じゃないか?4歳違いでミライちゃんが中学生なのか?

それでも大きくなっても一緒にいることを知るくんちゃんはキャンプに行く時代に戻る。

そこには両親が荷物を車に乗せながらお互いの育児について話している。

未来ちゃんは子ども部屋にいる。

二人を呼ぶお母さんの声に明るく返事をするくんちゃん。

さてさて・・・

私のツボはゆっこの謎の男化だったりするのだけど、犬にしても第1子にしても唯一無二の時と下に自分以上に愛される存在ができたときの感情が如実にわかる。

観て欲しい年齢層ってどこなんだろう?

4歳時に観せて理解出来るのか?

感動するとかって言うものではない。それでも、子育てをする上で大切な要素が詰まっているように思える。

いやいや期の子供との過ごし方。尊重の仕方や関係性。

細田監督は自分の息子の夢の話しからこの話の構想が浮かんだってことだ。

くんちゃんを観ていると細田監督そっくりなんですけど。

子供のアニメってあまりなくて子供をモデルに描くことから始まったって書いてあった。

だから動きにリアリティもあり、かわいらしさもあり、泣き方に憎ったらしさもあるんだろうって思う。

女親と男親の考え方。

私の知人に4人目を出産したばかりの人が居るが、一番上の子の存在がきっと4人目までを授かることを決意したのではないかと思っている。

里帰りを簡単に出来る距離でもない。男親は4人にもなれば仕事をしなければならなくなる。

この7年間、保育士サンになった感じだったのだろうなって思うのだけど、仕事に復帰するって考えもなかったこともあるのかなと。

子供は育つねぇ〜。

でも、意思もしっかりしている子供との対応ってどうしているのだろう?

ワガママと言えばそれまでだし、彼らは彼らで伝えたい気持ちや思いがあるわけで。

そんなことをいろいろ考えられる作品だなと。

絵は文句なくいいし、空気感もいい。

でも、途中で「おおかみこどもの雨と雪」の雪が出てきたり、ミライちゃんは雨と雪のおかあさん的な雰囲気があったり、ひぃじぃじは雨と雪のお父さんの雰囲気があったりって感じだった。

「バケモノの子」の要素はあまり感じなかったかも。

98分

そんなに長すぎないからあっという間だ。

絵の勢いに引き込まれるところもある。

家族みんなで楽しめると思う。幼稚園生、小学生くらいの子はリアルに自分と比較するんじゃないかな?

親はちょっと自分と子供の関係を考え直すんじゃないかな?

あの設計書の家ができたらそれはそれで面白そうだけど。

若い人向けの家だな。

【映画 世界でいちばん長い写真】感想。高校生に観て欲しい。

30分ロスってしまった!?

時間を勘違いしていて映画館の前で時間を潰していたのだけど、既に始まっていたという悲劇。

多分最初の30分が抜けているのだけど、まぁ一番いい部分は観ることが出来たはず。

誉田哲也原作作品

誉田哲也作品と言うとかなりハードな感じの作品が多く、その辺りの作品はほとんど読んでいたのだけど、こんな「青春」って感じの作品があったとはって感じ。

高杉真宙が主演ということとそんなに多くのスクリーンでの上映でもないからなんと遅れて入ったら、私以外1組しかいなかった。

この1組も途中で帰ってしまったから最後は一人で堪能した。

私がなぜ興味を持ったのか。

それは「世界でいちばん長い写真」ってどんなの?ってことに興味があった。

パノラマ写真というのはある。それをもっと長くするという。

しかも実話を元にしているって。

高杉真宙が演じているのは内藤宏伸という高校3年生。

私が観始めた時に、パノラマ写真を撮ろうとしているところだった。

とても生き生きしながら。

それでも徐々に彼の性格は引っ込み思案で物事をはっきりと言えない内気な男の子だということがわかる。

同じクラスのクラス委員長で写真部の部長の三好奈々恵を松本穂香がしていて、宏伸とは逆ではっきりとした女の子だ。

宏伸は三好に対して好意を持っているのだろうけど、はっきりしない宏伸に強い態度でしか対応できない三好。

写真部の品評会の写真を撮ることにも苦痛でいたようだ。

宏伸は従姉の温子の武田梨奈が店長を勤めるリサイクルショップでそれまで見たことのないカメラを見つける。

どうやって使うのか?

これこそが、改造されたパノラマカメラだった。

使い方がわからない二人は写真館の店主の宮本の吉沢悠にパノラマカメラについて教えてもらい早速撮影に出る。

360°を撮れるカメラ。

初めての撮影をして出来上がった写真を見た宏伸はこのカメラの虜になっていく。

そして品評会にはこのカメラで撮った写真を出そうと思い、撮りたい景色を探し回る。

温子の知人の智也がひまわり畑を持っているということでひまわり畑で撮影を行う。

最初よりももっと感動する写真が出来上がる。

品評会の朝、現像で順光と逆光のギャップ補正をしてもらった写真を温子から受け取り学校へ急ぐが、既に品評会は終わっていた。

写真を出せない宏伸。

高校生男子の引っ込み思案がもどかしすぎだわ。

高杉真宙がねぇ〜ほんと上手に三好に怒られるのよ。イライラするくらい。

他の女子の存在が登場してまぁじれったさ満点で話が進み、なんとおじいちゃん役で小松政夫が登場する。

そして自分の持ちネタを披露するのだけど、今時の子にやっても受けないでしょ。

おじいちゃんは預かり物のカメラを勝手に使ったことを怒りながらも、もっとすごい改造したカメラがあることを言う。

それを使って写真を撮りたいと思う三好。

自分だけの宝物が他の人に取られた感じなのか?宏伸は自分ではなく三好が撮ったほうがいいという。

三好のアイデアは高校3年生の記念としての写真を校庭で撮ることだった。

人物が苦手な宏伸には高いハードルだ。

宏伸のはっきりしない態度に怒るしかできない三好。

温子は宏伸がまた面白くなさそうにしているところを見てひまわり畑へ連れていく。

そして今をしっかりと生きなきゃじゃないのかと言う。

三好は部長会で写真撮影の趣旨を説明する。

部長たちは自分たちが協力する意義がわからないと非協力的だ。

そこに宏伸が勇気を持って手をあげる。そして自分が撮影したひまわりのパノラマ写真を見せる。

その写真を見てそれ以上のもの145mの大作になることの意味が通じる。

そして「世界でいちばん長い写真委員会」が立ち上がり、宏伸が委員長となる。

部活ごとに配置を決め、13周。いろんなことを要求する。

声をからして鼓舞する宏伸。

145mの写真ってどんなのよって感じ。

撮影した場面で4年後になる。

そして出来た写真はエンドロールで使われている。

エンドロールって下から上に上がっていくイメージだけど、この作品は左から右へ作品が登場する。

高校生が最後の夏に何をできるか。

もどかしい思いの中で、カメラと向き合いやっぱり好きだということを認識してカメラを続けていることを認識する。

かなり感動すると思うのだけど。

番宣が少なすぎでしょ。

【湯を沸かすほどの熱い愛】やっと観ることができた

Amazon Video

Amazon Primeで観られることが素敵!って感じで待ってたのだけど。。。

大きな劇場で観たかったとほんと思う。

自宅でここまで泣く映画ってすごいと思う。

日本アカデミー賞総なめの作品

第40回日本アカデミー賞の主要部門を総取りした作品ってことで知ったのだけど、公開していたことすらも知らなかった。

2016年10月29日公開ってことだけど、新宿バルト9系ってことはよほどテレビとか見てないと情報を得られなかったし、その頃・・・忙しかった?

ってことで、公開からもう2年弱って感じの作品。

力があるわ。

宮沢りえが主演ってだけでも期待はあるし、杉咲花も着実に存在感がある女優さんになってきている。

10代はぐっさんとの麻婆茄子のCMの印象が一番強い感じだったけど、最近は朝ドラから始まって映画でもいい役がついている印象がある。

話はかなりショッキングだと思う。

銭湯の表には「蒸発して休業」って貼り紙があるし、残された宮沢りえ演じる母ちゃんの双葉と娘の安澄役の杉咲花の母子関係も難しい。

安澄は学校でいじめられている。

が、双葉は甘やかさない。

学校を休みたいという安澄に双葉は帰りに学校の近くで買い物をして帰ってくるようにと言う。

高校生のいじめは陰湿だ。

美術の時間の終わりに絵の具を全部出されて点けられたのは一目瞭然なのに、「自分でやった」と言う本人。それに対して教師も何も対応するわけでもない。

双葉もいじめられている我が子を知ってはいるが、「明日も学校行くよ」とけしかける。

逃げ場所がない安澄。

私には理解が出来ない。なぜ?そこまで追い詰めてしまう?

双葉には双葉の想いがあるのだろうけど、いじめられている方としたら、意味もわからずにいじめられているわけで。

子供はなぜいじめられていても「いじめられている」とは言わないのだろう?

そこが実は私には理解できない。

言っても言わなくてもいじめられるのは同じだ。それでも自分を守るためにアラートをあげることで状況は何か変わるかもしれない。

それもしない人間をきっともっといじめるのが世の常じゃないのだろうか?

双葉は絵の具で汚れた制服を夜中までかかってアイロンをかけて嫌がる娘を送り出す。

双葉はそのためもあるのだろう、バイト先で倒れる。

病院で検査を受けた結果は「末期がん」

自覚症状があったとしても蒸発していなくなった夫に代わらなければと思うのが女性なのか?

なぜそこまで強くなるのだろう?って思ってしまう。

双葉は自分が長くないことを知り、まずは蒸発した夫探しを探偵に依頼する。

探偵役って・・・あぁ駿河太郎か。まだまだ顔と名前が一致しないけど、そろそろ名脇役の一人になりそうな気配はある。

二世感がまるでないし。

探偵は夫をすぐに探し出し、情報を提供する。探偵は一人娘の真由を連れている。真由の母親は真由を出産したときに亡くなってしまったらしい。

そんな真由にも愛情を注ぐ母ちゃん。

ストーリー知らないからこの二人が結ばれるのかと思ったわ。

話はそうではなくて、夫は小学生くらいの女の子と二人で暮らしているという情報を得て、夫が住んでいるという隣町へ行く。

夫役がオダギリジョー。なんか久しぶりに観た。オダギリジョー世代っていっぱいいるから大変だろうな。

夫は鮎子という少女と住んでいた。ある日昔浮気した女性が現れて鮎子を「あなたの子」だと言い、一緒に住むことになったが、鮎子を残して母親が居なくなってしまったという。

まぁ身勝手な大人に振り回される子供がほんと気の毒だ。

父と鮎子は銭湯に戻り、営業を再開することになる。

何も知らない鮎子に対して最初冷たい。

鮎子は母に捨てられたことはわかっているが、どうしていいのかわからない。

銭湯の手伝いを一生懸命しているが、番頭から小銭を盗んでいることを見られてしまう。

ある日居なくなった鮎子。

鮎子の誕生日だった。

鮎子は元のアパートのドアの前で座っていた。母ちゃんと安澄はそんな鮎子を迎えに行く。

翌朝、食卓には「しゃぶしゃぶ」が。何かあったら「しゃぶしゃぶ」がルール。

鮎子の誕生日だからなんだけど説明しない。

鮎子は「これから一生懸命お手伝いするからここに居させてください。でもママのことも好きでいさせてください」と言う。

健気過ぎだよ。

泣くわ〜。

安澄は学校で体育の時間に今度は制服を隠される。

体育の時間じゃないのに体操着の安澄に教師まで「制服に着替えろ」と言う。

馬鹿なんじゃないか?気遣いのない教師が多いってことなんだろうな。

こういう態度の教師がもっといじめられている生徒を追い込んでいるようにしか思えない。

翌朝、やっぱり学校へ行かないという安澄に双葉は許さない。

必死に抵抗する安澄。

父は「新しい制服買うか?」と言うが、双葉は許さない。

双葉も安澄の抵抗に必死で向かう。それが通じたのか安澄は学校へ体操着を着て登校する。

それを咎める生徒に突然下着だけになる安澄。安澄の覚悟が出た瞬間だ。

双葉が「何かの時に」と贈った上下ペアの下着。

こういう意味だったのか?って感じだけど。グラビアアイドルでもない杉咲花が下着だけになるってすごい勇気だっただろうな。それでもこの演技もあっての助演女優賞だな。

極度の緊張で飲んでいた牛乳を吐く安澄。保健室で寝ていると制服が保健室のところに戻される。

いじめに勝ったってことになるのだろう。

双葉は次に女3人で旅行に行くことにする。

鮎子が嬉しそうに父に報告する。本当に嬉しそうだ。

赤のレンタカーに乗って箱根に行き、タカアシガニを食べに行くコースだという。

毎年タカアシガニが届く。それに返事を書くのが安澄の役目だった。

それと関係があるのか?

安澄はあまり気にしてなかった。

途中のPAで停車するとそこにヒッチハイカーの拓海役の松坂桃李が乗せてくれないかと言う。

あまりの必死さに同乗させるが、双葉は拓海の嘘に気づいていた。

娘が寝たことを確認して本当のことを聞き出す双葉。拓海は自分の身の上の不幸を笠に着て自由に目的も持たない旅をしていた。

「時間は腐るほどある」という拓海。

もう時間のない双葉はその言葉に「あなたなんて乗せなきゃ良かった。あなたの腐った時間に付き合うなんて」と言う。

本音で怒られた拓海は次のPAで車を降りることに。

双葉はそんな拓海をハグし、「ここから最北端を目指しなさい」と目標を定める。

拓海は目標を達成したらまた会いに行っていいかと聞くと「早めにね」と返す。

拓海は安澄と鮎子に「あんないい人がお母さんでいいね」と何気ない一言。鮎子の表情が曇る。

この出会いは必要だったのか?

松坂桃李がこんなちょっとだけの役?って感じが否めない。

出ていることも知らなかったんだけど。

拓海のいなくなった車は元々の目的地へと行くが、双葉の具合は徐々に悪くなっていく。

タカアシガニを伊豆半島の戸田のドライブインで食べている3人。

戸田だよね。きっと。

はめ込み?ってくらいの富士山が見えている。

食べ終わり子どもたちに先に行ってなさいと言う双葉。精算する双葉。突然お店の女性の頬を叩く。

何が〜!!!

お店の女性は言葉が不自由だった。安澄は手話ができるようだった。

なぜ?

車に戻ると双葉は安澄に言う。

「私は再婚で父親とは15年前に出会った」のだと。

計算が合わないことに気づく安澄。安澄は自分が産んだ子ではないと告げる。

安澄を産んだ女性は先程のお店の人でその人が毎年タカアシガニを送ってきていることを告げる。

双葉は「安澄はこれからあの人に挨拶してきなさい」と言う。夕方迎えに来るからと。

残された安澄の元に酒巻君江が近寄ってくる。タカアシガニを送ってきている人。

そして君江もやっと安澄のことを認識する。そして手話で語りだす安澄に「どうして?」と言うと安澄は「母が将来役に立つから」と習わされたと。

全てが他人を思っての行動。

手話で盛り上がる二人。

鮎子が安澄を呼びに行き戻ると双葉が倒れていた。

隠しきれない病気。

そこからは地元の病院へ入院生活になる。

安澄と鮎子は一緒にお見舞いに行く。鮎子は双葉のベッドに一緒に寝ていたりする。

幸せの形が様々だ。

どこにも血の繋がりがないが、母ちゃんで結ばれた娘二人。

君江はそれからちょくちょく銭湯へ来るようになる。

拓海も最北端から戻り、住み込みで働くことに。

人が集まったことで父はみんなに頭を下げてお願いをする。

それは・・・

双葉の願いは「エジプトに連れて行って」ではあったが、それが叶わないために人間ピラミッドを作って安心させようとした。

そこにはなぜか探偵の姿も。

最後を悟った安澄は泣いてはいけないと涙を堪えて笑顔を作って母ちゃんに向く。

息を引き取った双葉。

銭湯の浴槽でお葬式。富士山の絵がとてもいい感じ。

そして出棺。

そこにはなぜか探偵が運転する霊柩車。今風じゃない霊柩車でしょ。

そこで探偵は真由にやっと天国へ行くことに意味を伝えることができる。

そして彼らはなぜか火葬場ではなくその場をウロウロしているだけだ。

たぶん彼らは自分たちで火葬したんだろうな。ってことなんだよね?

そのお湯に入る家族。

母ちゃんの愛で繋がれた人々。

大泣きでした。

映画館で観たかった作品だわ。やっぱり。

だんだんやせ細る感じがすごく鬼気迫っていた感じで。

本気でぶつかる杉咲花もすごかった。

あぁすごい絆を感じるなぁって思ったわ。

観られて良かった。

【映画 猫は抱くもの】感想。沢尻エリカが変わらずかわいい。

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猫は抱くもの

ロシアンブルーが出てたから

どんな映画なのか実際のところ全然知らずに行ったような作品。

沢尻エリカが精一杯のアイドルを演じていることもちょっと気になったけど。

沢尻エリカワールド全開の作品。

売れなかった元アイドル

沢尻エリカ自体、2007年からしばらく表舞台から去っていた。

当時の彼女は忙しすぎた。素直な彼女はプロになりきれなかったそんな感じのこと。

21歳。そこから26歳くらいまでは結婚をしたりしていて女優業をしてなかったことがもったいないと思っていた。

そして26歳で「ヘルタースケルター」で復帰。

それでも若い頃のような感じでは仕事が廻っては来なかった。そりゃあそうよね。

舞台挨拶をぶち壊したってすごい人だから。

それでも丁寧に自分のやりたい仕事を選んでいる仕事のスタイルを世間が認めてきている感じがする。

まだ32歳。

そんなに若かったの?って感じもしてしまう。

若い頃からキャピキャピした雰囲気はなく、どっしりとした女優さんって感じがあった。

確かな演技力。

それがこの作品でも出ていたのだと思う。

沢尻エリカワールド。

沢尻エリカ演じるのは元売れなかったアイドルグループの端っこで歌っていた沙織。

スーパーのレジを黙々としていて店舗で1位になるくらい。

その倉庫でロシアンブルーの「良男」を飼育する。良男は自分のことを「人間」だと思いこむ。思い込む良男を吉沢亮が演じている。

それ自体がまぁはっきり言っちゃえば人間の身勝手な行動。

たまたま売れ残っていた「良男」と目が合って飼い始めるが、猫の飼育の出来ないアパートだった。

そしてスーパーの倉庫に連れて行って餌をあげていた。

自分の愚痴を聞かせる。

妄想を聞かせる。

それは良男にしかしない行動だと良男は自分が人間だと思い込み沙織に甘える。

舞台演出の映画。

だからほんと演者の演技だけで情景が変わる。

スーパーのマネージャーが1位のお祝いに誘ってくれる。

普段ツンデレのデレ抜きの沙織は妄想ではとても喜んでいる。

自分の世界しか見えない沙織を寂しそうに見つめる良男。

マネージャーとハイキングへ行きホテル。まぁ大人だからね。

それを面白く思わない良男は倉庫でいちゃつく二人にやきもちをやき、ひっかく。

沙織はそんな良男の存在を見えないものとして扱うことが悲しい。

人間の身勝手な行動。

それでも沙織のことが気になった良男は夜中に倉庫を抜け出して沙織の元へ行こうとする。

でも川に落ちて流されてしまう。どうにかねこすて橋で助かる。他の擬人化された猫がいる。

そこで自分のことを「人間だ」と言い、他の猫から失笑を買う。きっと彼らも同じ思いをしていた時期もあったのだろう。

そこには「キイロ」と言う怪我をした猫もいた。

「キイロ」の話を聞いた良男は思いついた。沙織が話していた猫だった。

沙織のスーパーで万引きした少女を引き取りに来たオジサンの「ゴッホ」峯田和伸という人を私は知らないのだけど、シンガーソングライターさん。

この映画がそんな存在の人が多い。

キイロは水曜日のカンパネラのボーカルのコムアイだ。

沙織の前で姪に振り回されるゴッホ。姪は母親から預かったお金を渡すために万引きをしてゴッホを呼び出すことをしているらしい。

ゴッホは黄色い絵の具で汚れたまま来ていた。

それを見た沙織が勝手に妄想していたのだ。きっとあの人は画家でもしかしたら黄色い家で黄色い絵ばかりを描いて、猫には「キイロ」とかつけてそう・・・

沙織もハイキングの途中で黄色い家を見つけ、自分の妄想したことが実際にあることに驚く。

キイロは姪に川に落とされていた。そして怪我を負い傷ついていた。

怪我をしたキイロを良男は家まで連れて行こうとする。

それぞれを探している沙織とゴッホ。

二人が知り合いになる。

沙織は歌手になる夢を捨てきれずに一人カラオケで歌っていた。

カラオケにスーパーのマネージャーが友人と居た。そして自分のことを知った上で付き合おうとしていたことも。

それを知った沙織は傷つく。

アイドルがまた集結するというバラエティー番組に呼ばれる。

1回限りの復活。

それでも沙織は行く。

中村ゆうじがMCでほんとにありそう。しかも熱湯風呂とかで1組だけヒット曲を歌えるとかって・・・気の毒だ。実際の世界でも本当はそんな感じなんだろうな。

沙織は傷つく。

そんな傷を癒やされたかったのか?ゴッホの家に行く。ゴッホは起こされながらもカラオケに一緒に行って持ち歌を入れる。

一番驚いたのは猫のサビってかなり絡んでたのが藤村忠寿さんだったってこと。

そーなのー???

そっか。全然気づかなかった。

老猫が岩松了ってくらいで他はドラマなどに出ていてもわからないくらい。

で、カラオケをして自分の持ちパート以外を思い切り歌う沙織。自分の持ちパートはゴッホが歌うはずだったが、ゴッホは失敗してしまう。

そのことを怒ったのか?突然怒り出し、お酒をあおる。

ゴッホに対して八つ当たりをする。「売れない絵をなぜ描いているのか?」「姉からお金もらって何しているんだ」

他人に関係のない話し。

そこに自分の姿を投影しているのか?

ゴッホは「泣きたいのになぜ笑っているんだ」と核心をつく。

泣く沙織に突然ゴッホの絵描きの本能が動き出す。

すんごい近くでデッサンし、すごい勢いで絵の具を塗っていく。

それを窓の外から見ている良男とキイロ。

キイロはもう自分の存在がなくてもゴッホはいいということを感じて離れていく。

コムアイが歌うシーンがあるのだけど、やっぱりさ、本物は違う。

しっとりとした曲だからっていうのもあるだけど、透明感があって鳥肌がたった。

良男もモデルをしている沙織を見つめる。

身も心も脱ぎ捨ててモデルになっている沙織。

ゴッホは一気に大作を完成させる。

吹っ切れた沙織は良男を探しに行く。良男は自分のことを「猫だね」とやっと気づく。

それでも沙織は良男を必要としていた。

沙織は猫の飼えるところに引っ越し一緒に暮らす。

アルバイトで結婚式の披露宴で歌をうたう。

アルバイトの貼り紙を見て入った喫茶店。そこにはゴッホの姪っ子の姿が。追いかける。そこには自分をモデルにした絵がかけてある。

猫の悲しさや抱かれていたいという気持ちがヒシヒシとくる。

我が家にもロシアンブルーが居て、抱かれることが嫌いなので、猫によるものねと思っていた。

我が家の場合、猫は抱くものじゃなく抱かれるものって感じで枕の上半分に寝て私を両手両足で包み込むような感じで寝ている。

思っていたよりも猫感はなく、舞台演出を映画化しているのだけど、舞台のままの方がいいんじゃないかって思ってしまう。

リアルも入れられちゃうから。映画だと。

それでも沢尻エリカの演技はやっぱり好きで応援したいと思う。

【映画 焼肉ドラゴン】感想。私には理解ができないとしか言えない。

映画だから?

舞台がとても大反響でって言うことを大泉洋が言っていて、ストーリーもなんとなくは知った感じだったけど、見ていて「不快」以外の感情がわかなかった。

それが違う人には「感動」とかがあるのだろうか?

私には最後まで意味がわからないとしか言えない。

思いやりの欠片も感じない

登場人物の全ての演技が過剰。

そういう脚本であり、世界観なのだろうけど、私が感じたのは「エゴと見栄と自分本位と」のぶつかり合い。

1969年の高度成長期。国有地を不法占拠した集落。

大阪伊丹空港の脇辺りなのだろうか。

在日朝鮮人の家族の話。

複雑な人間関係。俳優陣も韓国人と日本人とって感じで。主演は長女の静花役の真木よう子。真木よう子のその前の役が「虎狼の血」の印象だったからとても健気だけど、これまた自分のエゴを押し付けた感じが好きになれない私。

そして次女の梨花役の井上真央。井上真央の中では一番今までで一番わがままな役じゃないだろうか?今までの役を考えると長女と次女の性格が逆って感じがする。

そのくらい梨花ははっちゃけ過ぎている感じがしてこれまた嫌い。

思いやりという言葉の欠片がどこにあるのかわからない。

その夫になるのが大泉洋の哲夫。喧嘩っ早くて婚姻届を市役所に持っていって相手の態度が気に入らないと破ったということから始まる。

ただただうるさい。

父は第二次世界大戦に従軍して左腕を失い、故郷を失い、次女と長女を男で一つで育てており、三女の美花役の桜庭ななみを連れたオモニと再婚し、二人の間に長男となる時生が生まれる。

時生は「あーーーー」としか言わない。ナレーションは時生だが、会話をしない。

屋根の上で時間を潰す。

父は焼肉店をしていた。

焼肉店では常連の方も集まって結婚祝いをしようとしたところで大喧嘩で帰る二人。

在日朝鮮人ということへの差別などがあったのだろう。

哲夫は仕事もせずにプライドばかり高い夫ってことでほんと嫌なタイプだ。

それをただ嫌味でネチネチ言う梨花も。それをたしなめる長女の静花。

静花と哲夫は幼馴染で哲夫は本当は静花との結婚を願っていた。それを知っていながらなぜ梨花は結婚したのか?

姉のものを欲しがる妹の心理か?

静花は怒る梨花を気遣って「てっちゃん謝って」と言う。それがほんとに嫌な女だよ。私の言うことは聞くからとでも言いたいのか?

美花は美花でナイトクラブの社員の長谷川役の大谷亮平と不倫関係であった。

ナイトクラブには長谷川の本妻で美根子役の根岸季衣が歌手としているのに、見えるか見えないかの場所でキスをしている二人。

別にね、不倫することをどうこう言わない。でも、本人の前でってどういう神経してるんだ?ってことだ。

嫌い〜。

時生は時生でなぜか私立中学へ通わされていた。

今だってやっぱり私立に行ったら、貧富の差でいじめがある。それに在日朝鮮人ってことは標的にしかならない。

そんな時生は結局、失語症にまで追い込まれる。

それなのに、父親は「そんなので逃げてたらここで生きていけないんだ」と自分のエゴを押し付ける。

どこにも逃げ場所がない時生。

学校へ行けば、徹底的にいじめられる。

それを見た母は「やり返しに行く」といじめに対しての対応が最悪なことしか思いつかない。そして哲夫は「なぜやり返さない」と言い出す。

勝手なことばかり言ってんじゃないよ!と思わず言いたくなる。

時生は学校へは行かずに逃げていたのに、出席日数が足りないことで父が学校へ呼ばれる。

このままだと「留年」になると言う。

学校は「公立に行けば義務教育だから行かなくても卒業できる」と言われたのにもかかわらず、父は「留年させる」と言う。

ただのエゴでしょ。

自分が日本で存在する立場が低いことで子供には教育を与えてどうにかと思っているのだろうけど、全然理解していない。

追い込まれた時生は結局、橋から飛び降り自殺をする。

追い込んだのは誰?

学校?

友達?

家族でしょ?父親に対して誰も意見を言えず時生の意思を誰も慮ろうとしていなかったでしょ?

これでどこが「絆」を感じる映画なの?としか思えないんだよね。

仕事もせずにいる夫にイライラする梨花はなぜか他の客と不倫を始める。

泣きながら店に来た男性を慰めているうちにキスをし始めるか?

展開がおかしすぎる。

そして堂々と不倫。

静花にも他の男性が。その男性の存在が許せない哲夫はお酒を進める。

駆けつけ3倍から返盃を繰り返す二人。

その行為の愚かさは私には笑えない。

ヤカンが空になると代わりのヤカンを持ってくる静花。そこで笑いが聞こえたけど、どこが笑えるんだ?って思ってしまった。

静花と男性が婚約するという。

哲夫は不倫を続ける梨花じゃなく、静花に「北に帰る」と告げる。

そして「一緒に来て欲しい」と。

男性と大喧嘩となる。そして止めた静花のかばった相手は哲夫だった。

ちゃんちゃん。

「え、俺の存在は?」一人外に置いていかれる男性。

本当に意味がわからない展開。

思いやりとかそういうものの欠片もほんとない。

結局、静花と哲夫、梨花と不倫相手というカップルが成立し、美花も長谷川の離婚が成立し、結婚をさせて欲しいと言いに来る。

オモニの娘。

いなくなった時生。オモニは反対する。

父は「大事にしてやってください」と言う。

自分の本当の子じゃないから?

美花にはお腹に子供が出来ていたこともあったのか?

そして焼肉店は立ち退きを迫られる。

元は国有地。父は誰かから買った土地だと主張するが、元が国有地であるわけで売買が成立するわけもない。

そして家族がそれぞれの家族になり別れる。

うーん、高度成長期とは言え、在日朝鮮人の就職は厳しい時代だったのだろうか?

見ていてモヤモヤしかない。

これはただ好き嫌いってだけの問題だろう。

感動するって人がいるかもしれないが、私には理解できない。それだけ。

洋ちゃんが出てなきゃ見なかった。それだけ。

わざわざ豊洲まで行った映画、2作目。どっちも豊洲しか近場で上映がなかったからなんだけど、意味がわかるわ。

豊洲でも一番大きなスクリーンで初回上映回で何人入っていたのだろう?

一番大きいスクリーンは迫力があっていいなって思ったけど、そこまで大きいスクリーンじゃなくても良かった感もある。

あくまでも私の主観。私の嫌いな世界観だったってこと。