撮影用カメラの存在
他の中継とは違って解説は早々に終了し、ただただ感想戦を最後まで見せてくれるという配慮。
しかし、その配慮とは裏腹にただただシャッター音で二人の生の会話が聴こえないというストレス。
見えているカメラマンじゃないカメラマン
たぶんね、カメラを構えているカメラマンと動画用のカメラの位置関係が悪かったのだと思うんだ。
動画用カメラの隣に陣取った人たちが連写。
隣りすぎてその音を全部拾う。
一番近いんだからね。
だからきっと感想戦をしている両人はそこまでうるさくは感じてないのだろうと思うのだけど、観ているこちらとしては生殺し状態。
しかもTwitterでその主催者が出したコメントにイラっとする。
終局後、杉本七段は自身の師匠の故板谷進九段を思い出しながら、「師匠は私がプロになる前の19歳の時に亡くなり、公式戦での対局は叶わなかった。形を変え、師匠という立場で藤井六段と対戦できたのはうれしかった」と目を潤ませていました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2018年3月8日
だからさ、生で聴ける状態を作っていながら、ちゃんと聴き取れなかったのだけど。
シャッター音に負けない集音マイクにするとかしないか?
師匠の言葉を聞いて藤井六段は「奨励会時代からたくさん教えていただき、公式戦で対局することができたのは本当に嬉しい。さらに活躍していかねばという思いです」と、込み上げるものを抑えるような表情で話していました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2018年3月8日
これとか全然聴こえなかったから。
「将棋プレミアム」って会員登録に一番高いお金を取っているはず。
最後まで躊躇したもの。会員になるの。
それなのに、この扱いってどうよ?って思ってしまう。
コメントも「シャッター音うるさい」のオンパレード。
二人のことを応援したくて観ているのに、違う方に意識がいくのって悲しい。
たしかにね、あんな暗い部屋でストロボなしで撮影するのって難しいと思う。
対面の人とかあまりいいカメラじゃなかったし、見えてないカメラマンにしてもそこまでいいカメラの音に聴こえない。
一眼レフでもね。音がうるさいだけ。
1DXクラス持っている人も見ないしね。
とりあえず連写で数切って1枚あればいい世界なんだろうなぁって言うのもわかるのだけど、そこの場所を考えるべきだわ。
いつもは生中継もそこまでしてないから気にしてなかったのだろうけど。
いい写真は撮れましたか?
それは何にのるのですか?
どこに提供されるのですか?
こちらにストレスを感じさせてまたお金を払って見なきゃならない理不尽。
そういうものか。
ま、二人がほのぼのと1時間以上にかけて感想戦をして、千日手局まで振り返って、最後は小林九段も来てて、終わった二人に放送最後の言葉で「お腹空いてない?」って聞くシーンがほんと良かった。
あぁ将棋の世界っていいなって思った。
そして、将棋プレミアムの解説の深浦九段がまた同じ立場でお話されていたのもほんとに良かった。
同じ時期に新四段になった弟子を持つ深浦九段。
それぞれ形は違うけど、羨ましい師弟関係がここにもあった。早く佐々木四段の「恩返し」が実現するといいなって。その時の解説は杉本七段であるといいなって。