5月病
新入社員になって1ヶ月。入社しなきゃわからないことも多く、入ってすぐに退社してしまった人もいる。
そしてこのGWで気が変わってしまう人も・・・
就活が順調であっても
大企業というところに何を理想で入社するのだろう?
そして、大企業ほど1年目は厳しく感じると思う。
自由はなく、ほぼ奴隷のような状況になっている場所もある。
よく入社後の研修場面とかで大声を出すとか規律を正すとかって今時兵隊か?って研修場面を見るのだけど、その会社に就職活動をして入る人がいるわけで。
会社側は隠さずにそれを公表しているのに、それを覚悟で入社していざその立場になると無理だと思う人がいるのも事実。
私はバブル期の就職だったから今の時代と変わらない感じだった。
短大時代唯一成績が「C」をもらっていたのに関わらず、IT関連の会社に就職した私。
最初の1ヶ月はCOBOLの研修を受けた。外部へ出向する会社だから先輩社員と関わることもほぼない。
とりあえずあの頃は1ヶ月に1回、「帰社日」っていうのがあったけど。
COBOLの研修を受けたところで業務経験もない自分にはまぁコンパイルしたらエラーがとめどなく溢れる状態でプリントされ、プリンターを独占状態で周りから白い目で見られって感じしか覚えてない。
まぁ仕事もなかったんだよね。バブルの終わりが見えてたから。
そのままCOBOLのエンジニアになることなく私の社会人生活はスタートした。
まぁ緩いって言えば、緩かったから良かったのかもしれない。
でも、社会人としてのマナーだとかルールだとかそういうものを教えてもらったのは3年目くらい。
はっきり言えば3年くらいやってたことを全否定されてやり直すのは結構大変だった。
でも、やっぱり昔の人はいいことを言っている。
「石の上にも3年」
不満は・・・何もできなかった自分にしたら入社してすぐに転職なんて想像も出来なかったけど。
バブルが崩壊しちゃって何もできない自分に何ができる?なわけで。
今はアルバイト生活でも生活は出来るのかもしれない。
それでも、散々経験をしてきても新しい言語を習得しても仕事にありつくのは厳しい。
でも何かを続けておくことが大切だと思う。
就職活動も手当たり次第になるのではなく、何がしたいのかを持ってないとその人に投資する会社も採用をするのが厳しいのだと思う。
昔と違って「育てる」という意識はずっと低い。
自分で何かを出来る人を求めている。
育てる組織を作るのは年功序列社会の時代には出来たけど、実力主義の現代には維持しておくことが難しいから。
だから外部の組織がそれはそれで活発なんだと思う。
私は国立大学に失敗して、センター試験の後でも行ける短大に行った。
浪人する余裕もなかったし、就職活動もしてなかったし、就職するって言う意識もなかったから。
だから就職までの猶予って感じで短大に行ったのだと思う。
世の多くの人が大学へ行くのは何を目的としているのだろう?
勉強したいとしてもその先を考えなきゃいけない。
大学に入ったときから考えて行動している人が最終的には就活の「勝ち組」となり、その場になって慌てる人にどの時代でも甘くはない。
自分で自分の将来をきちんと考えていない人に世の中は甘くない。
会社に入るとしてもその会社で自分がどうなりたいか。
どうしたいのか。
それをきちんと表現できる自分を作る期間が大学という期間であると考えるべきだ。
なんて自分の短大時代はほぼ「フリーター」だった。
就職というもの、お金を得るということを体験していた時期だ。
学校にはほとんど行っていない。
その学校へ行きたいと思ったわけではないし、高校時代までの夢が途絶えたわけで就職しなきゃって時に「働く」ってことを考えるには私にはあの時期はとても助かったと言える。
アルバイトで40万の給料をもらってしまっている自分。
就職しても手取りで15万あればいい世の中。考えるよね。
それでも普通に就職することにした。
その頃、友人は複数の内定をもらっていたのだけど、自分は手取りが高くてってところに応募してみた。
まぁ東京だったしね。
地元だと手取りで13万くらい。
まぁそれでも東京都下で独り暮らしをしての生活だとね、地元の方が良かったのかもって今は思う。
それでもあの時に出てきちゃって良かった。
ベースが違うから。
そしてWindows95が私の生活を変えた。
パソコンが一般的になり、それまでも会社の事務員としてパソコンをいじってたりしたのだけど、Windows95でOfficeが一般的となり、Access2.0でVBAを勉強始めたのが今のベース。
まぁそこがAccessじゃなくて違う言語になれてたらもっと良かったのだけどね。
今の若い人に言えることは、スマホばかりじゃなくて少しでもパソコンに慣れておくことが必要だと思う。
一人に1台は当たり前の会社が多いと思うし、単価を考えてもパソコンを使える仕事は高くなる。
「私にはできない」
言ってしまって、壁を作ってしまうより少しでもわからなくても触っておくことが必要だと思う。
そうすればこんな年齢になっても仕事はある。
年齢は関係なく仕事にありつけるわけで。
事務職の競争力よりも遥かに低い競争力というか、逆に引く手あまたになる。
それをするかしないかはいつの時代も自分次第。
10代後半から20代までは本人のやる気だけで未経験でも採用してくれる会社はまだある。
少しでも自分で力をつけておけば採用も増える。
自分力をつける努力をしておこう。