【ボヘミアン・ラプソディ】感想。あれは「伝説のチャンピオン(We Are the Champions)」って曲なのね

鳥肌の連続

「伝説のバンドクイーン」

私の生まれた年に結成し、日本がまだフォークソングの時代にロックを突き詰めたバンド。

音の作り方がすごい。

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フレデイ・マーキュリーという人

クイーンは日本公演のために良く来日していると思っていたからリード・ボーカルのフレディが実はもう他界されていたことは知らなかった。

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We Will Rock You

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  • クイーン
  • ロック
  • ¥250
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フレディ・マーキュリーという人を映像でしか知らないけど、その人そのもののようにしか見えなかった。

結成20年でフレディは亡くなっている。

最初の10年は栄光への道。

たくさんの曲を奇想天外な方法で編み出し、ツアーで観客と一体になるような曲を発表している。

それでも、フレディはメアリーという女性と恋に落ちる。まだクイーンが出来る前の話。

売れたら捨てられちゃうとかって結末かと思ったら、もっと衝撃的だった。

容姿へのコンプレックスがないわけではなかったのだろう。

それでもそれをプラスに変えるほどの音楽への情熱。

出生地のコンプレックス。厳格な父。反発するように音楽を求めたのだろうか?

それにしてもフレディをやった役者さんすごい。最初の頃は作ったような出っ歯に違和感があったけど、大人になるに従って映像で見ていたフレディに見えてきた。

徐々に認められてきたとき、メアリーに指輪を渡す。そこにメンバーが押し寄せてきてちょっとしたツアーをすると伝える。

全米コンサートだ。

忙しくなるフレディ。そんな中、自分の中にあるものに気づき始める。

メアリーとの関係がギクシャクしてくる。

メアリーはフレディに言う。「なんでも言って」

フレディは打ち明ける。「自分はバイセクシャルだ」メアリーは意を決して言う。

「あなたはゲイよ」

自分の恋人がゲイに目覚めるなのか?になったらショックだろうな。

それでもメアリーに近くに居てほしいと願うフレディ。

隣同士の家で住むことになり、電話でメアリーとの繋がりを感じるフレディ。

こんな束縛は女性も気の毒だが、結局、心の隙間は埋まらない。

孤独を感じ始める。

自分を支えてくれている人を次々と切ってしまう。

そしてとうとうソロになって家族と思っていたバンドを裏切る。

ソロになり孤独は深まりプレッシャーにお酒ドラッグにと堕落していく。

メアリーがそんなフレディを心配して家を訪れる。そこには一人でいるフレディ。フレディはメアリーに一緒に居て欲しいと懇願するが、メアリーにはもう別の人との子供がお腹にいた。

それでもフレディを心配するメアリーはもう一度家族に戻ってと言う。

目が覚めたフレディは2枚目のアルバムの製作中でありながらバンドのメンバーに謝罪し戻る。

そして「ライヴエイド」に参加する。

20分の出演。

その20分をそのまま流してくれた。

すごい熱量。

歌の部分はかぶせたりしているのかな?

ほんと鳥肌がたつほどの感動を受けた。

音のいいスクリーンでもう一度観たいくらい。

そのときにはフレディは自分がエイズに感染していることに気づく。

それから6年後、スポークスマンが発表した翌日にニューモシスチス肺炎で45歳で亡くなっている。

1991年11月24日。そっか、27年になるんだ。

日本でもきっとニュースになったのだろうけど、全然記憶にないんだよね。

それからもクイーンは度々日本に来ていたから。メンバーが欠けているなんて思いもしなかった。

2時間半。かなり長いのだけど、長さを全然感じないくらいの魅力があった。

音楽ってすごいわ。

そしてクイーンはフレディ以外のメンバーの懐の深さがあってきっと続いているし、ビッグヒットがあったのだろうって思う。