【映画 フォルトゥナの瞳】感想。やっぱり女はズルいなぁ〜。

いろんな意味でズルい

初めて、有村架純を「かわいい」と思った。

すごく可愛らしさが溢れている役なんだと思う。

そして神木隆之介が、神木隆之介がとうとう大人の男になってしまったのね。

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原作が百田尚樹さんってことに驚いた

実は原作があるとは知らなかった。

それが百田尚樹さんの作品ってことでほんと驚いた。

百田尚樹作品のイメージは「骨太」って感じだったから、映画を観た感じでは繊細な作品だなぁって思ったから。

そして志尊淳がすごくやんちゃ過ぎる男の役で最初、実は誰だかわからなかった。

前髪をアップにしているイメージがなかったってこともあるのだけど、LDH系の誰かなのかと思った。

番宣番組には神木隆之介と志尊淳がアツアツだって関係で出てたけど、番組予告には一切出てきてなかったから、共演者だと思ってなかった。

「なんで有村架純じゃなくて志尊淳なんだろう?」って思ってたくらいで。

まぁ男同士で恋人以上に会っている関係って凄すぎるんだけど。若い頃ってそんな感じなのかな?

志尊淳が今出演しているドラマとはほんと違うイメージだから驚く。

そして時任三郎がカッコいいよぉ〜。いい感じでおじさんになっててほんとカッコいいまま。

役柄は社長ってことで従業員に対して切れる部分とかもあるのだけど、それでもカッコ良すぎ。

斉藤由貴がやっと戻ってきた感じがする。去年1年は・・・あまり見かけなかったけど、やっぱり斉藤由貴世代って誰もいないって感じがする。

アイドル世代過ぎて女優さんがいない。

斉藤由貴みたいな雰囲気はどこでもいい感じにフィットする。

そしてDAIGOも柄の悪い役がとても似合っている。最近、城田優かDAIGOかって感じ。

北村有起哉も久しぶりだったわね。重要な役だわね。ある意味。

キャストはとてもピッタリだなって思う。

木山慎一郎役の神木隆之介。シーンは飛行機事故の幼い頃から始まる。

6歳の慎一郎は飛行機事故で奇跡的に助かる。

20年後、時任三郎演じる遠藤が経営する「GARAGE ENDO」で黙々と働く。遠藤は慎一郎に2号店を任せる。

それに反発するのが同僚で先輩の志尊淳演じる金田。

慎一郎に嫌がらせをしたりする。最初の頃は志尊淳だとは本当に思わないくらいのちょっと強面のお兄さん。

でも金田が最初のきっかけになるって言えばなるわけだな。

慎一郎のガラケーが壊れてしまいauショップへ行き、有村架純演じる桐生葵に会うことになる。

ガラケーの修理もディスプレイの補修くらいしか出来ないが、葵が個人的に対応してくれたことで慎一郎は喜ぶ。

慎一郎は葵のことが気になるが、人と交流することが苦手な部類の男性ではなかなか次の1手がさせない。

ガラケーがとうとう誤作動を起こしたことで買い替えを考える。

そこで慎一郎の能力が発揮される。

葵の身体が透けて見える。

葵の運命が見えてしまった慎一郎は勇気を持ってカフェに呼び出す。

そのことで葵の運命が変わった。

葵は後日、慎一郎を探し出し、「自分の命を助けてくれてありがとうございます」と言う。

この言葉の意味は最後まで観なければ、本質がわからない。

その後も慎一郎は見えてしまう他人の運命を自分なりにどうにかしようと対応する。

その代償は自分の身体に戻る。

心臓発作を起こし搬送された病院に居たのが北村有起哉演じる黒川医師だ。

黒川は病院の待合で慎一郎の行動を止める。

「他人の運命を変えるな」

黒川もまたフォルトゥナの瞳の持ち主であった。

フォルトゥナの瞳を持ちながら医師をすることって怖くないのか?とふと思ったけどね。

慎一郎は勇気を持って葵に告白し、二人は付き合い出す。

幸せを感じる二人。未来を生きると。

しかし、慎一郎は自分が見てしまった他人の運命を見殺しに出来ない。

そして最後には黒川に止められながらも自分が被疑者となってしまっても多くの人の命を助ける。

その意味を知る人はきっといない。

大惨事になっていたと想像出来る人も。

慎一郎がいなくなって葵の告白が始まる。

そこで「女はズルいなぁ〜」と思ってしまう。

ズルいわけではない。多分、それが与えられている使命なんだと思う。

男性、女性と言う使命の縮図。

男性は守る。女性は生き抜く。そういう縮図。

いい意味で派手さのない二人の初々しい関係がとても良いのだ。

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