役者だけじゃない
有名だからこそ、影響力も大きい。
有名になれたのは自分だけの力ではない。
でも、人間は演技者と自分を切り分けることは難しいのか?
吉永小百合さんという理想
先日、NHKで密着取材が放送された。
吉永小百合さんという女優さんでさえ、たくさんの紆余曲折を経て、現在の吉永小百合さんがいらっしゃるということを知った。
10代からお仕事を始められた吉永小百合さん。
いきなりスターダムになったものの、息苦しさの20代を経験して結婚し、一時女優業から身を引く。
清楚なイメージのまま今の吉永小百合さんがいらっしゃる。
吉永小百合さん自身が役者としていつまでも謙虚で勉強をされていることが、いつまでも多くの人を惹き付ける魅力なんだと思うのだけど。
なかなか吉永小百合さんになれる人はいないのだろう。
沢尻エリカさん。
モデルから一気に女優になってしまい、自分と仕事の自分との乖離が出来たのか?
20代の脆い彼女。
脆さを前面に出せてしまう幼稚さ。
それでも30代になり、魅力的な女優さんとしてすぐに復活する。
斉藤由貴さんにも同様の雰囲気がある。
一般人にはないもの。それを一般人は要求しているのだろう。
斉藤由貴さんは、自分の感情操作ってことで世間から批判されることはあるが、瞬時に画面に戻る。
違和感なく戻る。
だって、その存在が斉藤由貴さんじゃないと無理だから。
それは沢尻エリカさんにも言える女優さんだと思う。
役になりきってしまう。
それは使う側にしてみたら、とても魅力的だろうし、見ているこちらにも魅力的に映る。
それでもそれしか出来ない生き方だと「自分」を探してしまうということなのか?
それが「薬」なのか?
今の日本はかなり薬には厳しい状況だ。
1980年代だってニュースでは「大麻」だ「麻薬」だってことで世間を賑わせていた。
それでも、そのまま終わるケースはあまりなかったように思う。
それでも、今はどうだろう?
酒井法子さんが覚醒剤所持・使用で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年を受けたのが10年前。
先日、田代まさし逮捕の時に、カンニング竹山さんが「覚せい剤に一度手を染めると抜けるのは厳しいということで、のりピーが10年、戻らずにいることがすごい」とTwitterに書いていた。
そうなんだけど、それでもテレビ、映画に本格的に復活はしていない(たまに単発で出るくらい)。
女優というよりは歌手ということで、舞台やライブがメインなのだろうが。
沢尻エリカはどうなっていく?
20代の若さの時代を棒に振り、やっといろんなことで女性としても演技の幅が広がっているなぁって時だけど、次はアラフォーになっちゃうのか?
このまま女優から引退するとも思えず、エイベックスはとりあえず損害賠償とかできっと契約解除になるのだろうが、きっと拾う神も居るのだろうって思う。
今回は、所持だけで済むのか?
まぁ今朝の報道だと1ヶ月前にタレコミがあっての内偵捜査開始ってことのようだから、足を引っ張りたい存在もあるってことか。
さてさて、復活を祈ってる。私が映画熱が残っているうちに。