【映画 佐々木、イン、マイマイン】感想。青春って・・・

主役は悠二

藤原季節が主演で主役の石井悠二なわけで。

それでも、タイトルの「佐々木」がやっぱり強烈なインパクトがあるわけで。

佐々木という人間

高校時代の4人の友人関係。

その中でも一人、目立つ存在の「佐々木」

演じるのは脚本にも参加の細川岳。「ソワレ」にも出演してたらしいけど、ここまで強烈なインパクトがなかったから、あの辺の一人?な感じ。

まだ全員が若手って感じなのか?

藤原季節以外だと村上虹郎くらいしか知らなかったりして。

それでも、一人ひとりが強烈なインパクトがある。

高校を卒業して、上京し夢を追う青年。

「役者になる」なんて成功するというか、「役者」だけで食べていける人ってどのくらい居るのだろう?

部屋には別れた元カノがいる。

日々、日雇いのしごとをしている。その仕事について聞く元カノ。

何がしたいのか?

役者としても行き詰まっている頃、高校時代の親友に再会する。

久しぶりに会った親友はズバズバと踏み込んでくる。

居酒屋。

自分たちだけで盛り上がるグループにキレて、喧嘩になる。

何に?

それ以後は高校時代の鮮烈な思い出の映像がメインになっていく。

男子生徒の中で全裸で囃し立てられて踊りまくる人間が「佐々木」だった。

が、彼はそうすることで自分の存在意義を学校にもとめていたのか?

自宅ではネグレストでほとんど家に戻ってこない父親との二人暮らし。

きっとお金もそんなに置いていかれるわけでもにないのだろう。

そんな家に入りびたる親友。なけなしのカップ麺を悪気もなく奪い取る。

それでも人のいい佐々木は譲る。

細川岳の体験なのか?

高校生。

バイトすればいいのにとかいろいろ思うところはあるが、そこまでの社会性があるようには思えない。

父親が帰ってこなくなる。

そうすると学校へも行けなくなる佐々木。

ある時、父親が亡くなった。

クラスメートや担任の先生の気遣いをどう受け止めていいのかわからない佐々木。

佐々木はいつものように佐々木コールを期待したが、さすがにそこまでは出来ない。

そのことできっと友人関係に亀裂が入ったのだろう。

高校時代、佐々木は悠二に「役者になれば」と言っていたのだが、それが結局は現実にしたわけで。

社会人になっても仕事に就けないでいる佐々木。

パチプロで稼いでいるという。

ある時、突然の電話で元カレの運転で地元へ。

佐々木が死んだと言う。

寝ているように息をしていない佐々木。

まぁ若くしてあっという間に逝ってしまったことを悲しもうとしていたところで・・・

なぜかMX4Dのスクリーンで2人だけ。

私は予約間違えてしまっていたのだけど。

でも、熱量はあるよ。うん。