【映画 クーリエ:最高機密の運び屋】感想。米ソ冷戦最中の実話

一般人までが

もし、この出来事がなかったら、世界は今どうなっていたのだろう?

スパイ・サスペンスというが、一般人を巻き込んで回避された事実はあまりにも重い。

イギリスの立場

日本は島国だから、隣の国は何する人ぞ的な雰囲気ってあると思う。

当時のソ連は今の北朝鮮のような感じだったのか。

ソ連などの社会主義国というのは革命だとか国だとかが重い。

その中でもこのままではいけないと思うソ連軍の高官。

アメリカはイギリスの秘密情報部と手を組んで、怪しまれないだろうと言うことでセールスマンだったウィンを運び屋とする。

ウィン役のベネディクト・カンバーバッチという俳優さん、すごすぎ。最初はことの重大さに怯えていたし、奥さんに隠し事は出来ないとしていたが、始めると自分の身を守ろうとしてということなのか?筋トレを始める。

キューパに核ミサイルを配備する。

ウィンは危険を承知でソ連の高官を助けに向かう。

スパイなんだから見捨てるはずだと言われるが、協力してきた存在を見捨てられないウィンは結局、ソ連から帰ることができなくなる。

今よりも人権とかが守られない時代。まぁ今だってどこまで守られているかわからないけど。

それでも今のほうがまだいいのではないか?と思うのだが。

収容所の過酷さはきっと映像よりもっと悲惨だったのではないだろうか。

演じている俳優さんはどんどん痩せていく。

ただただすごい。ほんとに収監されているかの様相。

ソ連と網走とどっちの寒さの方が厳しいだろう?

ウィンは釈放される。

しかし、高官は処刑されてしまう。

それでも、世界の平和を守ったのはこの二人なのだと思う。

米ソの問題だと言っても日本も無傷でいられるはずがなかっただろう。

感謝をしなければいけないことだと思う。

やっと出てきた事実。まだまだきっとたくさん闇に葬られそうな事実があることだろう。