【映画 母性】感想。すべての「母」がそれぞれにすごい

それぞれの年代の母がすごい

すごいの意味は多分、これ以上ない配役だなってこと。

戸田恵梨香と永野芽郁がW主演でこの母娘の関係がメインかと思いきや、最初の方は戸田恵梨香と大地真央の母娘。

大地真央ー戸田恵梨香ー永野芽郁の系列ってすごすぎる。

原作を読んで記憶が・・・

湊かなえさんの原作を読んだような記憶があるような・・・ないような。

まぁ覚えてないのでないのだろうな。

原作うんぬんというよりも作品としてすごかった。

迫力が。

戸田恵梨香演じるルミ子と大地真央演じるルミ子の実母。

ありそうな関係なんだろうなぁ〜。違和感なく見えた。

母親のマリオネット状態の娘。

自分の意思はどこにある?状態で結婚相手までそんな決め方?な疑問。

そして娘を授かる。

そこに「母性」はどう実るのだろう?ということがわかる展開。

あくまでも「娘」として自分の実母から褒められるように、母親になっていく。

父親の存在がどこも希薄。

女性だらけの世界。

永野芽郁が高校生になり自分を取り巻く様子が変だということに気づき始めるが、義母に反抗的になることを実母は悲しむ。

母親のためにと思っている娘の気持ちは報われない。

父親の妹だから叔母さんか。

叔母さんが最後に繋がったことはとても驚いた。

高畑淳子の祖母役はすごすぎたけど。

叔母は高畑淳子演じるルミ子にとって義母の娘になるのだけど、娘に対する気持ちがこちらも強い。

嫁には口うるさいが娘には何も言わないし、好き勝手をさせていた。

母性ってなんだろう?って思う。

本能で持っているなんて理想。子供を授かって育てるものなのか。

育たない場合は不幸でしかない。

が、「母性」なんて誰も教えてくれないわけで、難しい問題だなって。

戸田恵梨香がほんとすごい年齢の重ね方を丁寧に演じてて驚いた。