【夜明け】感想。是枝監督の愛弟子監督作品に興味を持った

「誰も知らない」のその後のような作品なのか?

最初の1時間は「誰も知らない」の柳楽優弥の演じた少年のその後なのか?って感じを受けていた。

何か秘密を抱えた青年。

感情をうまく表現できずに流される。

幼少期の体験が大人になっても影響するように思えた。

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「夜明け」の意味

最後のシーンは「夜明け」だった。

それは長いトンネルからやっと自分に戻った「夜明け」だったのだろうか?

柳楽優弥演じる青年は小林薫演じる涌井哲郎に拾われる。

川岸で倒れていた青年。

哲郎は自宅に連れて帰る。

哲郎は青年に「ゆっくりして行けばいい」と自宅に泊める。

他人の親切への戸惑い。

青年は自分のことを「ヨシダ シンイチ」と名乗る。

「シンイチ」と言われ戸惑う哲郎。

シンイチは哲郎の木工所へも一緒に行く。哲郎は「見学に来た」と従業員へ紹介する。

シンイチは木工所の温かい雰囲気に戸惑いながらも刃の研ぎ方を教わり、研ぐことになる。

やりたいのか?やりたくないのか?

やりたいわけではなさそうなのに流されるシンイチ。

哲郎はシンイチを気に入ったのか、亡き息子の部屋を使っても良いと言う。

戸惑いながらも部屋へ行くとそこには息子の生活がそのまま残っていた。

そこにあった賞状にあった名前「涌井真一」

シンイチは亡き息子の名前であった。

哲郎は木工所の事務として働く堀内敬子演じる宏美と結婚を控えていた。

月日が流れるといろんな思いが交錯してくる。

ある時、シンイチは髪の毛を茶髪にする。

それは仏壇に飾ってあった息子の写真のようにしていた。

哲郎の気持ちを知りながら、息子になろうとしていたのか?

シンイチは大きな秘密を抱えていた。

そして哲郎が自分の免許証を拾っていた。それでも「シンイチ」として扱われていること。

木工所の先輩、YOUNG DAIS演じる庄司に呼ばれたスナックで自分を知っているという女性。

同じ大学に通っていた。

そして女性は思い出す。彼が国道のファミレスで働いていたことを。

そしてそこは火災によってなくなり、今はパチンコ店になっていた。

女性は庄司に「放火だって噂だ」と告げるが庄司は「何が言いたいんだ?」と怒る。

庄司はシンイチのことを「自分たちのことをもっと信用しろ」と言う。

どんどん居づらさを感じるシンイチは本当のことを哲郎に告げる。

そして黙って家を出るが、哲郎に「行かないでくれ」と言われ戻る。

人の言葉に流されてしまうシンイチ。

木工所の一員としたいと言う哲郎。息子の真一の代わりにしたいという意識がありありだ。

どんどん息苦しくなっていくシンイチ。

結婚式前日、哲郎が来てないことを宏美から連絡を受け、探し回る。

酔っ払った哲郎は寝言でシンイチに仕事のことを話し出す。

それに「はい」と答えていたシンイチだが、その次に「音楽なんて辞めて木工の仕事を真剣にやれ」と息子に言っていることに気づく。

そこで目覚める。

自分は息子の代わりにはなれないことを。

茶髪の髪を黒に染め直す。それが一番カッコいい柳楽優弥だったわ。

これでヘアカラーのCM来ないかしら?

額を出した顔がカッコいい。

うん。

は、いいとして・・・

結婚式、木工所に友人知人が集まったパーティを行っていた。

最後に哲郎はシンイチを紹介する。

息子の代わりにしたかったのだろう。そこで跡を継がせたいとまで言い出す。

シンイチに挨拶をするようにと促す。

断るシンイチに強引にマイクを渡す哲郎。

そこでやっとシンイチは自分の言葉を出す。

「自分はシンイチではなく芦沢光だ」と。

そしてもう居られないと言い、逃げるように走り出す。

哲郎の言葉にももう振り向くことはない。

自分が何者なのか?

それを知りたかったのか?

自分の過去を忘れたかったはずなのになぜ過去の近くで甘えていたのだろう?

広瀬監督の脚本。

是枝監督の撮影と似ている。

走るシーンは一緒に走ってカメラのブレで臨場感を演出する。

柳楽優弥のセリフがほとんどないよね。

なんだろう?柳楽優弥がすんごい話す役って言うのがイメージにない。

「銀魂」のトッシーが一番しゃべってたような・・・

そんなことはないか?

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【TAXi ダイヤモンド・ミッション】感想。11年ぶりの新作。

私はフランス版は初めて観た?

アメリカのリメイク版は好きで観たのだけど、フランス版は・・・観たことないのかもと思ったのが今。

「TAXI NY」と「TAXI ブルックリン」を観ていたのか?

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とりあえずアメリカ版よりお下劣だわね

フランス語ってこともあるのだけど、英語以上にi耳慣れないから字幕より吹き替えの方が良かったのかもしれない。

TAXIの魅力はやっぱりカーチェイスだと思うけど、なんかカーチェイスが思ったより普通。

マルセイユだから?

車の存在が運転手とかけ離れていることで車の性能を出し切ってないんじゃないかって感じ。

あと、変なキャラクターだらけだし。

バカすぎるタクシー運転手のエディとその彼女とのくだりがくだらなすぎる。

意味がわからない。

まぁそれを言ったらエディの姉とマロとのくだりもだけど。

とりあえずLoveを入れたいのだろうけど、なんかそこが特にグダグダだし、潜入捜査に勝手に入り込んで、犯人に捕まったらさっさとベラベラしゃべりだすエディとか、欧米では受けるのか?

イライラしかしない。

しかも本当のバカだし。

うーん、ガサガサずっとリュックの中を探し回っている人とか頭の上に手をあげる前の人間とか、観ている環境にもイライラしかなかったわ。

マルセイユの街はキレイだなって思ったけど、ほんとストーリーがまるでないのだろうけど、ほんとイライラしかなかった。

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【劇場版ダーウィンが来た!】感想。アフリカで生きるライオン。

テレビ以上の迫力?

スクリーンで観るとやっぱりね、迫力が違う。

でも・・・

迫力ありすぎなところも。

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3組の家族の形

アフリカ・サバンナ。

広いなぁと思ったら、そこに多くの動物がひしめきあってた。

そしてライオンの家族。

ウィリアムと名付けた生後2ヶ月の雄ライオンの成長でライオンの家族がまとめられていた。

まず、ライオンは完全に男女で役割が違う。

雄は雄らしく

雌は雌らしく

ってことなんだな。きっと。

ライオンの世界でLGBTは起こらないのかな?

その家族であることを受け入れることが生きる術なんだろうな。

ウィリアムは小さい頃は兄弟と仲良くじゃれあう様子が描かれる。

でも、食は残酷と思ってしまうことと紙一重。

まぁ人間も肉食だから狩ってないだけで同じではあるけど、さすがにそのまま食べるシーンのオンパレードは見るに堪えない。

観たくないシーンがちょっと多かった。

生きるために必要なこと。

それを子どもたちに伝えるにはいいのかもしれない。

テレビでもあんなに捕食シーンを流すのかな?

映画だから?

大切かもしれないけど、やっぱり難しいな。

ウィリアムが4ヶ月くらいになると兄弟は雌が飼ったものを食べるようになるが、ウィリアムはまだ出来ない。

ちょっと気弱なイメージの編集。

2歳頃になると雌のライオンは狩りの練習を始める。

狩りは雌の仕事で、家族で連携で狩ることが大切。

でも、最初に食べるのは雄ライオンって解せないけど。

雌が狩りをしている間、雄ライオンはゴローンと伸びて寝ている。そして雌の狩りを眺めている。

雄の役割って何?って思った頃にやっと役割が出てくる。

雄は縄張りを守るために夜に見回りを行い、家族の安全を守っているってことらしい。

あんな広いサバンナでもやっぱり過ごしやすい場所というものがあるのだろう。

ウィリアムは4歳頃まで何もしない雄ライオンでのんびり過ごしていたが、家族の他の大人の雄ライオンから追われてしまう。

自分の家族からの旅立ちということなんだろうな。

他の兄弟ライオンと3頭で路頭に迷いながら自分たちの縄張りを探す。

が、そんなに甘くない。

しかも狩りの練習もしてないウィリアムたちは狩りもなかなか出来ない。

ハイエナ状態でおこぼれを探し回る。

イボイノシシが穴の中で身を潜めているのを見つけたものの、結局逃げられてしまう。

さすがに彼らも危機感が出てきてやっと狩りに成功する。

が、そこは他のライオンの縄張りであり、威嚇される。

狩りが成功したことで少し気が大きくなったのか立ち向かうも大人の雄ライオンにはまだまだ敵わない。

その中で兄弟ライオンとも散り散りになってしまう。

1〜2年後、1頭の兄弟ライオンとまた一緒にさまよっている。

雌ライオンの集団と偶然出会う。本来居たはずの雄ライオンが病気で死亡した直後で雌ライオンとしても自分たちを守る雄ライオンを探していたのだろう。

追い返されることはなかった。

近い場所で様子を見る。

雌ライオンとの距離も徐々に近づくが、雌は強かだ。

ウィリアムと隣の縄張りの雄ライオンを戦わせる。

そして持久戦に持ち込んだことでウィリアムが勝利し、やっと自分の縄張りを得る。

ライオンも大変だね。

雄ライオンは自分の家族を持つ前に亡くなることの方が多いらしい。

まぁ狩りできないからね。

もう一組のライオンの家族はシングルマザー。

しかもナイラという母ライオンと子供ということで狩りが大変だ。

子供を残して狩りに行けずに連れて行くが、子供はじっとしておらず中途半端な狩りで逃げられてしまう。

ナイラの子供は雌雄関係なく狩りの練習を行い、家族でどうにかしようと頑張る。

ナイラにも縄張りはなく、暑い日に休める木陰も水飲み場もない。

それでも耐えて水飲み場で水を飲んでいるとその縄張りのライオンに追いやられてしまう。

そういうことなんだ。

人間社会のようにお金でどうにかってことじゃなく、強いものがいい思いをする仕組みって・・・

ナイラは失敗が続く中で、子供の行動を観察する。

そして、子供の動きを把握し待ち受けることに成功し、やっと狩ることが出来る。

ふう〜大変だ。

最後はマダガスカルのニシローランドゴリラの家族。

パパ・ジャンティと子供のドド。

ドドは野生の世界で生き延びられるの?と思うのだけど、片腕の肘から先がない。

母ゴリラを他の雄ゴリラが奪いに来た時にドドに対しても攻撃をし、片腕を失っていた。

研究者たちはそんなドドを遠くから見守る。

「きっと長くは生きられないだろう」と思いながら。

それでもドドはそれから3年立派に成長していた。

野生の世界で何が起きているのだろう?

パパ・ジャンティの存在が大きい。

ニシローランドゴリラの雄って200kgにもなるほんと大きなゴリラなんだけど、顔は優しいし、男前。

お尻がカッコいい。

そして木の上の方の葉っぱを食べる。

大きな体でヒョイヒョイ登っていく。すごいな。

木の実と葉っぱであの体を維持していることにもかなり驚いた。

ドドはいつも地面にいた。

それでも脇には木の実を抱えている。

パパが木の上から木の実を落としていた。それを拾って食べることでお腹を満たしていた。

四つん這いで歩くわけではないけど、腕で支えて歩くゴリラ。ドドは歩くスピードが遅いが、パパはそんなドドを気遣う。そんな気遣いは家族全員に行き渡り、自然にドドを気遣うとは違うけど、見守る雰囲気が出来ている。

すごいなぁ〜。人間は見習うべきだわって思う。

そして成長したドドは片腕で器用に木に登ることも出来るようになっていた。

これからもっと成長した時に野生の中で片腕がないことは本当に大変だろうけど、無事に一生を終えて欲しいと思ってしまった。

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【映画 マスカレード・ホテル】感想。ネタバレなく書いてみる。

原作を何度も読んでる作品

東野圭吾作品でもこの作品は舞台が高級ホテル。

ホテルマンの裏側がすごい繊細に描かれている原作をまさかのセット!?で豪華絢爛に映し出していることにほんとに驚いた。

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キャストも豪華

この作品のキーポイントはミステリーなんだから、犯人が誰かなんだよね。

で、登場人物は一様に「宿泊客」

まぁバレちゃうからね。

キムタクが刑事の新田。キムタクでアテガキしているようにキムタク以外は考えられないようなキャラクターだと思う。

俳優キムタクはこういう役が一番いいなと思う。

「HERO」の検事とか、「検察側の罪人」の検察とか。「BG〜身辺警護人」なんていうのもあったね。

そしてやっと警察官役です。

「何をやってもキムタク」と自分で揶揄しておりましたが、キムタクというキャラがあるからしょうがないと思います。

でも、私は新田は好きなキャラクターです。

髪型をしっかりと刈り上げて清潔感のあるホテルマンになったことで、いい感じです。

そして、長澤まさみ演じた山岸尚美ね。

あんな感じだよね。映画化が決まってキャストが決まって、小説を読み返したけど、私の想像と誤差なしって感じ。

山岸尚美の優等生で姿勢が良くて、融通がきかないって言うのがピッタリしてたと思う。

長澤まさみの脚が、ストレートでほんとキレイだわ。

東宝作品だもんね。東宝芸能所属の長澤まさみだよね。

って、キムタクと共演する女優が決まってきちゃってる中で初共演?

それ以外の宿泊客の中にはキムタクと共演してきた女優さんもいらっしゃったけど。

宿泊客には触れられない・・・

触れるとネタバレになっちゃう。

小説読んでたから、変装してきた人が犯人だって言うことは知ってたのだけど、最初は誰だかすぐにはわからなかった。

それでも、この役ができるのはあの人しかいないなって。。。

前田敦子が可愛くなった。うん。夫となった勝地涼ともちょっとだけ同じシーンで登場。って、勝地涼があまりいい役じゃない・・・その前の「食べる女」のときもだけど。

それでも結ばれてよかったよかった。

刑事の新田の相棒役の能勢さんが小日向文世。うーん、うーん、そうかな。

ちょっとイメージが違ったかな。

ホテルの総支配人と宿泊部長のイメージもちょっと違ったかな。

フロントオフィスのマネージャーの久我役の東根作寿英が案外良かった。

笑顔で心配する様子とか。

よりも

エンドローグに「友情出演」と書かれている人が居たのだけど、すんごい有名人なんだけど、発見出来てない。

どこに居た?

え〜気づかなかった。キーを受け取ってエレベーターへ向かっていたそうなんだけど。

今回はネタバレになっちゃうから書かない。

いつもネタバレしてるけど、これはね、原作読んでたらすぐにわかっちゃうから。

とりあえず、セットってことを知って観たけど、エントランスからフロント、バックヤードまでほんとどこかのホテルを借り切ったのかと思ってしまうほど、豪華。

日本であの規模のホテルってそんなにないよね?って思うくらい。

ただ、外観はどこを使ってるんだろう?CG?

豪華。2時間半あっという間。

原作のいいところをギュッとまとめて良く入れ込んだなって感じ。

あれ以上省けないし、詰め込めないしってギリギリのところじゃない?

ってことでオススメだわ。

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【映画 この道】感想。北原白秋と言う人を知ってますか?

私は教科書レベルしか知らない

小学校の音楽の教科書に載っていた顔写真。100年ちょっと前の方だったんだ。

キャラ設定として、大森南朋が北原白秋?って感じ。AKIRAが山田耕筰で。まぁ教科書の中の人物を当ててるのだけど・・・かなり違和感。

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詩人

詩界って言うの?教科書に載っていた詩人が同年代の人?

明治から大正、昭和初期の人たちの想像力。

江戸時代ではない発想が今の時代にも当てはまるということなのか?

それとも残っているということなのか?

北原白秋という人が今で言うところの「女たらし」だったとは知らなかった。童謡作家。大人になっても子供の心をいつまでも持っていて、その部分が創造に役立ったのだろうか?

突然、隣の奥さんとの場面。何も知らなければ白秋の奥さんだと思うところだけど、突然帰宅する。

えー!隣の奥さん!?って感じ。

すごい大胆すぎる。

そこに居るのが与謝野晶子。同じ時期の人だったんだってことしかないよね。

与謝野晶子が羽田美智子。ふーん。そうなんだぁ〜。与謝野晶子のイメージってなんだろう?

「みだれ髪」くらい?

って、不倫で略奪結婚で12人の子供を出産して創作活動もして、女性の教育を訴えた人ってことになるのかな?

そしてその旦那さんの与謝野鉄幹が松重豊。北原白秋が師と仰いでいた人物。実は今回初めて知った。慶應義塾大学の教授なんだ。

おぉ〜、政治家だった与謝野馨さんって与謝野鉄幹さんの孫だったんだ。ってことでしかわからなかったわ。

私の教科書にはこの時代の人の思想がメインだったってことね。

同じ時代に

石川啄木
萩原朔太郎
室生犀星
高村光太郎
大手拓次

まぁ二人くらい知らなかった名前がありますが、この時代なんですね。

そんな歴史の勉強になります。

物語は案外激しい展開になって、ソフィと呼んだ隣の人妻の「危篤」の電報を受けた白秋は隣の家に行くとそこには元気な人妻がおり、それが何か仕組まれたことだと普通思うが、そこを何も考えずに映画ではキスをする場面で夫登場。妻が自分の保身で夫に逃げたことで「姦通罪」で逮捕される。

映画ではね、キスだけど本当はどうだったんだろう?な感じ。昔の人の嫉妬もすごいな。

しかも電報だしね。

逮捕されながらも与謝野鉄幹らの力添えで釈放されたんだ。

そんな歴史はいい作品には関係なく、流れている曲、ほとんどを知っていたことに驚く。

私の人生って北原白秋作品が刷り込まれているんだって。

知らず知らずのうちに口ずさむ曲の多くの作成者なんて知らなかったけど、「そうなんだ」ってことにほんと驚いた。

そして、「姦通罪」で逮捕され、釈放後になぜかその人妻と略奪婚しちゃうってすごすぎる。自分を裏切ったような行為をした女性と一緒になり、そして逃げられちゃうという。。。

最後の奥さんの菊子が貫地谷しほり。

子供が生まれても「家族のため」という意識は詩人にはない。

大変だっただろうなぁ〜。

鈴木三重吉役が柳沢慎吾っていうのも・・・?な感じだけど、みんな明治・大正的な感じでヒゲ生やしてるのね。

才能はすごい人だったのだろうけど、人間的には常識が違う人だったんだろうな。きっと。天才ってそんなものなんだろうな。

そこになぜかAKIRAの山田耕筰が登場し、突然、他人の詩に自分が曲をつけて新しい命をなんて言って喧嘩を始める。

山田耕筰のイメージは・・・

あぁ、Wikipediaにある若い頃の写真はAKIRAに似ているのかもしれない。私が教科書の中で見ていた山田耕筰は、あれ?滝廉太郎と間違えてる?私?

基本的にはAKIRAが特殊メイクで年老いた山田耕筰からスタートするわけだけど。

山田耕筰って人はまだ海外へ行く日本人が少ない時代にベルリン音楽学校で学び、それを日本に持ち帰って、たくさんの学校の「校歌」を作ってくれた人。

北原白秋と共作がやっぱり多いようだけど、それ以外も多い。

そして童謡などは、日本の童謡はこの人が基礎なのか?って思うほど。

まぁ歴史がわかる作品ってことかな。

「この道」って映画のタイトルであるけど、その前の最初の作品「からたちの花」は日本のラジオ放送に合わせて作られたってことで、ラジオの現場で生演奏で由紀さおりさんと安田祥子さんが歌うシーンがとても感動的。

指揮者がAKIRAってところが・・・だけど。

北原白秋と言う人はきっととても弱い人だったんだろうなって。

だからお酒の力を借りなきゃきっとままならなかったんだろうなって。

「この道」は二人が歌うシーンもあるのだけど、まぁ歌手ではないわけで。

エンディングでATSUSHIが歌う「この道」が一番感動する。

童謡でも上手い人が歌うとこんなに違うんだってことがわかる。うん。

時代は戦争の影が濃くなり、生活のためと割り切れない白秋は仕事を断り、一家は露頭に迷う時代となる。

妻は子供を育てるために家族を省みない夫に対して苛立つ。

詩人としての思い。

それでも軍歌の選定をさせられ、名前を使われる。そこに菊池寛。小説家であり戯曲家と対立することになったんだって。知らない歴史。

戦争に行く若者の中で自分に挨拶をする青年。幼少期に可愛がっていた青年だったことに心を痛める。そしてそのタイミングで史実でも倒れたのか?倒れる。

糖尿病と腎臓病の合併症による眼底出血により失明する。

そんなことは教科書には載っていない。

海外の作曲家のいろんなことの方が知る機会があったように思うが、なぜ北原白秋を取り上げられることがなかったのだろうか?

まぁそれを言ったら、他にも大勢いるのだろうけど。

日本人はなぜ江戸時代前までの時代をドラマ化することが流行っていて明治〜昭和初期をしないのだろう?

戦時はあるけど。

その時代が何かポッカリと空いている気がする。

まぁ教科書の歴史も現代は最後時間が足りずに駆け足だったり、触れなかったりだったしね。テストに出ないってことで。

うーん、歴史を考える機会になったかな。

そんな感じの映画。

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【映画 こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話】感想。大泉洋初めキャスティングが見事

健常者と身体障害者と

鹿野ボランティア。実話を元にしていると言うことだけど、ボランティアの域を遥かに超えるスケールの集合体。

ボランティアを始めるときの気持ちと続ける気持ちと辞めるときの気持ちと。

それぞれがあるよね。って思う。

大泉洋が動ける身体を動かさない、動ける部分だけで表現する。

まぁ大泉洋、きっとしゃべれたらいいのかもしれないけど。

鹿野さんもそんな人だったらしいけど。

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助けてもらう勇気

「助けてください」と言うことは決して簡単ではない。

それは健常者でも身体障害者でも同じじゃないだろうか?

人は自分の中のちっぽけなプライドが邪魔をして「助けてください」と言えずに我慢してしまう生き物だ。

鹿野さんという人はその考えを根本から疑問視して病院から出て自立をする。

しかも全てをボランティアに託すという。

1994年の1年間の話だったのか?

11歳で診断を受けてそこからは療養施設で過ごしていたらしい。が、そこでは自分と同じ病気で進行の早い人が死んでいくのを目の当たりにしなければならない。

次は・・・と不安にしかならないだろう。

自立する。

それは一般的に考えてしまうと家族がつきっきりで手助けをしなければならないとなる。

鹿野さんは違う。

自らボランティアを募集する。

1992年くらいか。バブルがはじけた札幌にはまだ人情があったと思ってしまった。

強い意思。

遠慮はしない。

それは相手を慮るということがない、身体障害者という武器を盾にしてボランティアを振り回す。

振り回されるボランティアの人たちはなぜそれでも自分の時間を犠牲にしてまでも鹿野さんを助けることができていたのだろう?

そこには鹿野さんの生き方や考え方に大きな影響を受けた若い人が居た。

私と同年代くらいの人たちだろうか?

今の時代に鹿野さんは存在できるのだろうか?

そんなことを考えてしまった。

身体障害者が自分の考えで生活すること、親の勇気もあるだろう。

大泉洋の鹿野さんもだけど、綾戸智恵のお母さんは適役だ。

なぜなら暗くなりがちの物語でお母さんはかなり可愛そうな役回りだったけど、根っからの明るさがあって沈まない。

大阪弁を一生懸命北海道弁にして頑張っている姿もだけど愛らしく感じた。

母親の苦悩を子供なりに考える。

母親は病気になった我が子に対して「健康に産んであげられなくて」と責めてしまう。

本当にそうなのか?

そもそも、この世に生を受けることが奇跡なわけで、確かに五体満足で生活させてもらっている私が言うのはおかしいけど、病気になるのは母親のせいではない。

出産という自分の命と引き換えにしたような行為をしている人をなぜ責める風潮があるんだろう?

息子は母親に甘えたいけど、甘えてしまえば母親の人生がなくなることを知っている。

自分が甘えてしまえば母親は自分の人生と引き換えに子供のために生きてしまう。今、この瞬間もそんな親子がたくさんいる。

子供がボランティアを募集して自分を邪険にする。

親としてどんな気持ちだっただろう?

子供の強い意思を親もしっかりと認めたことで成り立ったことだったのだろうと思う。

この時代になり身体障害者を持つ親以外にも自分の親の介護で自分の人生がなくなっている人も少なくない。

家族介護はしょうがないのだろうか?

若い人が減ってきている。ボランティアを求めたい人の数は増えている。

この映画で介護という枠組みを根本的に変えるような何かが起こればいいなと思う。

大泉洋の演技が本当にすごかった。

最後はほんとダイエットの効果がはっきりと出て細くなっていっていた。

声が出せない。

呼吸ができない。

身体が動かせない。

できることをしない演技。自然に見える。

本当に動かいんじゃないか?

崩れ落ちる演技。

とっさに身を守ってしまいそうだが、自然だ。

泣けるとかはないが、やっぱり影響は受ける。

影響を受ける役が三浦春馬と高畑充希だけど、高畑充希演じる美咲はある意味、普通の人の感覚だ。

三浦春馬演じる田中くんの彼女なんだけど、ボランティア優先でなかなかデートができずに勝手に鹿野さんのところへ行く。

そのままボランティアにされてしまう。

そこでちゃんと「僕の彼女です」と言えない田中くんってどうよ?って感じですすむ。

自分の彼女だとも言えずに変に忖度してしまう田中くん。

それって気遣いなんだろうか?

結局、「鹿野さんって生きるために一生懸命なんです」って言いながらも、自分が居なきゃって気持ちが純粋な感じがしない。

そのうち自分でも気づき医者になるのを辞めると大学を辞める。

医大生と合コンするために教育大学生と嘘をついて付き合い初めた美咲。

体裁が必要な田中くんには許せないことだったようで二人の間はぎくしゃくする。

元気のない美咲に鹿野さんは「嘘を本当にしちゃえばいい」と教育大学を受けて先生になることを勧める。

それを素直に受けて勉強をする美咲もすごいなって思うけど。

次第に美咲は鹿野さんに感銘していく。

まぁ結ばれちゃうのかと思ったけど、田中くんのことを忘れきれない。

田中くんがね、小さい男からだんだんと成長する。

それを見守る美咲。

鹿野さんはきっと最後の最後まで懸命だったんだろうな。

人工呼吸器をつけて7年も生きたのだから。

大泉洋の数々の作品の中でも一番印象に残る作品になったと思う。

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【アリー/スター誕生!】感想。ブラッドリー・クーパーがカッコ良すぎる。

アメリカでは曰く付き?

Wikipedia見たら、この映画の最初はクリント・イーストウッド監督でビヨンセでって組み合わせで交渉が始まったったってあって、かなり驚く。ジョニデっていうのもちょっと興味あるけど・・・

でも、最後にはブラッドリー・クーパーが監督兼主演で良かったんだと思う。うん。

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ブラッドリー・クーパーって俳優さんでしょ?

「ボヘミアン・ラプソディ」でも俳優さんが見事な歌を披露して驚いたけど、この映画も驚いた。

レディー・ガガのように男優さんもシンガーの方なのだと思っていた。

が、ブラッドリー・クーパーは歌手活動は書かれてないよね。

レディー・ガガのスターへの道のりなのかと思うくらいだった。

ブラッドリー・クーパー演じているのは人気者のカントリー歌手のジャクソン。ある時、レディー・ガガ演じるアリーがバーで歌っているところでお酒を飲んでいる。

ジャクソンに気づいたのはアリーの友達だった。

ジャクソンはアリーの歌声に魅了される。

そして二人は違うバーへと行くがそこで一般人に声を掛けられるジャクソン。アリーは貶されてその一般人を殴る。

ジャクソンはスーパーで冷凍豆を購入してアリーの手の手当を行う。

アリーはそこで自分が書いている曲を披露する。

レディー・ガガ、やっぱり歌唱力がすごいのね。

最近あまり日本に来てない感じ?

ジャクソンは自分のライブにアリーを招待するが、アリーは断る。

それでもアリーの歌声を披露したいジャクソンは再度アリーの家に迎えに行かせる。

バイト先にまで追いかけてくるジャクソンのマネージャー。

アリーは遅刻を咎められてバイト先を辞めてそのままライブ開場へ。

ライブ会場では大勢の客が盛り上がっている。そこに出演させるジャクソン。

アリーが作った曲をアレンジして二人でデュエットをする。

そのままツアーに同伴することになり、二人は恋人関係になっていく。

ジャクソンは心に傷を持っている。それが弱さになっていてアルコール依存だ。

そしてドラッグも。

ジャクソンはアリーと父親の牧場に行くがそこは既に更地になっていた。そのことで義兄のボビーをクビにしてしまう。

アリーはスカウトされ、カントリー歌手からポップ歌手へステップアップが成功する。

カントリー歌手だったアリーが好きだったジャクソンはポップ歌手のアリーを下品に思い、お酒の量が増えていく。

新人賞の授賞式の舞台にジャクソンは泥酔して上がって失態をおかす。

それでもアリーはジャクソンと別れることはできない。

ジャクソンもアリーが大切だと思う。

アリーのマネージャーのレズはジャクソンにはっきりと存在が邪魔だと言い放つ。

それを聞いたジャクソンは自ら身を引くことを決断してしまう。

もうね、泣けるよ。

犬のチャーリーがね、待ってるの。

才能を見出したジャクソン、それを成功させたレズ。

よくあるケースだけど、マネージャーは自分のことしか考えてないよね。アリーが自分の思い通りにならないことを快く思うわけもなく、自分の思い通りにしたくてって行為なわけで。

それでもアリーはリズに頼って生きていくのかな?

ジャクソンの歌声もアリーの歌声もほんと感動モノです。

ジャクソンの心の弱さとアリーの葛藤が痛い。

レディー・ガガの見方が変わりそう。

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【映画 グリンチ】感想。誰にでも優しさは必要

最初の予告

グリンチの最初の予告は多分、夏前。GW過ぎくらいだった気がする。

ミニオンがふざけた感じで幼いグリンチをからかっている映像から「こいつは出ません」という紙を出して引っ込めさせる。

ミニオンの短編が最初にある。

前回の「大脱走」で脱走できなかったミニオンなのか?

結局、脱走するって事なんだけど、最終的には塀の中に戻るというオチ。

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大泉洋しかいない

グリンチのイメージが全然わかなかったのだけど、観るとね、洋ちゃん以外いない。

なんだろう?

あの声のイメージとグリンチのイメージのぴったり感。

吹き替えじゃないのが観たいけど、イルミネーション作品は吹き替えありきで作品を作っているから難しいか?

吹き替えが大泉洋と杏と秋山竜二と宮野真守と。

あと子役の横溝菜帆ちゃんと。

予告では秋山くらいまでは登場していたけど、他の登場人物が出てなかったからわからなかった。

宮野真守がまさかの「天の声」だったとは。

うーん、ナレーションってことだけどねぇ〜。

グリンチってひねくれ者って事だけど、何者なんなんだろう?

一人ぼっちでひねくれてるっていうけど、マックスという忠実な愛犬がいつでも一緒にいるのにって思っちゃった。

まぁひねくれちゃってるから人の優しさにも心を開けない。

秋山竜二演じるブリクルバウムもグリンチに声をかけるが陽気なキャラクターのブリクルバウムは一番苦手なタイプだったのだろう。

ひねくれてるグリンチはみんなが楽しみにしているクリスマスと盗むことを計画する。

マックスだけでは難しいということでトナカイを探しに行く。

その前になぜかヤギが出てきて邪魔をする。

トナカイの群を見つけたもののヤギの一泣きでトナカイは逃げてしまう。

でも、大きなトナカイが残っていた。

お馬鹿なフレッドが仲間となる。

マックスとフレッドはグリンチのベッドで一緒に寝たいとおねだり攻撃をする。

グリンチは「今夜だけだぞ」と許可するが、フレッドの大きさに潰されそうになる。

グリンチは特性のソリを作ってフレッドにひかせて試す。

戻るとそこに2頭のトナカイが。

それはフレッドの家族だった。

グリンチは悲しいがフレッドを帰すことにする。

サンタになってクリスマスを盗む。

グリンチは自分の心の傷を癒すための行動を起こすことを決行する。

盗まれるフーの村ではシンディ・ルーが仲間と一緒にサンタを確保する計画を立てる。

シンディ・ルーはサンタにお願いごとをしたいという。

手紙を出そうとしているところでグリンチに会い、グリンチに言われる。

「手紙なんてことよりも大切なことなら話せばいい」という。

シンディ・ルーはサンタに「お母さんを助けて欲しい」ということだった。

クリスマスの夜、グリンチはクリスマスプレゼントを盗んでいた。

最後の1軒がシンディ・ルーの家だった。

グリンチはシンディ・ルーの仕掛けにはまってしまう。

それでもシンディ・ルーの言葉に自分の心のわだかまりが徐々に溶けていくことを感じていく。

それでも計画を実行するためにプレゼントを盗んで帰る。

翌朝、村ではクリスマスプレゼントが盗まれていることを悲しむ空気に包まれる。シンディ・ルーが「私が変なお願いごとをしたから」と謝るが、母親は言う。

「別に何も盗まれてない。プレゼントがなくなっただけ」と言う。

その言葉で村のみんなは笑顔になり合唱する。

グリンチにも届いた歌声。

自分はみんなが悲しむようにとプレゼントを盗んだけど、笑顔な人を見て自分のしたことを後悔する。

その時、プレゼントが崖から落ちそうになり、それをどうにか食い止めるが、崖ごと落ちそうになる。

そこにフレッドが来て助ける。

グリンチはプレゼントを持って村に行き謝る。

何も変わらなかったけど、自宅へ戻りマックスにおもちゃとあげる。

喜ぶマックス。

チャイムが鳴る。外にシンディ・ルーの姿が。

クリスマスディナーのお誘いだった。

ずっとひとりぼっちだったグリンチ。

心を開き、シンディ・ルーの家を訪れる。

幸せの仲間に入ることができた。

人は一人ではない。それでも自分の気の持ちようで一人になってしまう。

それは悲しいこと。

それは寂しいこと。

ちょっとしたことで人はいつでもWelComeなんだってこと。

イルミネーションの映画はコミカルで楽しい。

フーの村は小さい頃に書いた未来の町のような感じだった。

楽しい町。

陽気ではないのだけど、それでも感動があると思う。

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【映画 ハード・コア】感想。徳川埋蔵金はもうなくなってるよね?

山田孝之&佐藤健&荒川良々

この3人プラスロボットの物語だと思ったら、冒頭にすごい大物!

松たか子!

しかも「今すぐKiss Me!」カラオケしてる。

可愛すぎる。

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荒川良々すごいな。

もうさ、荒川良々という人のすごさがすごい。

人見知りとかって役がハマりすぎているんだけど、今回はストレスで言葉もちゃんと出てこないって。

物語は今の時代に届くのか?ってストーリーかな。

山田孝之演じる右近はまぁ時代を正す!って思って生きている。

あれは純粋なのか。純粋だから故に不器用なのか。

今の人にはわからなくないか?

そして右近の仕事は怪しい結社の金城銀次郎の元で赤城山で徳川埋蔵金を探すこと。

月に数回7万円。

それで都心で生きていけるのか?

そこで一緒に働くのが精神薄弱な荒川良々演じる牛山。

牛山は友人も知人もいない。

そんな牛山を不憫に思っているので、牛山をバカにされることも許せなくてって感じ。

まぁ自分のためより他人に対してって感じが大きい。

徳川埋蔵金はあるのか?

そんなことを思いながらも無心に作業をすすめる。

牛山の願いは一度でいいから女性を抱きたい!だった。

溜めたお金は小銭で2万円ちょうど。

牛山の住んでいるところは元製薬会社の廃工場。とても他人を呼べる場所ではない。

そこで右近は右近の部屋に女性を呼び、自分は押入れに隠れるのだった。

そこに現れた女性はまぁ中年女性。私くらいか?

でも、女性ならと思っている牛山は嫌な顔ひとつしない。

しかし女性はタカビーな態度でまずお金を請求する。

小銭を出す牛山に万札を出せと言う。が、最後は諦めて数え始める。

まぁ1時間だからね。その時間をどう使おうと自由ってことだ。

お金を数えると2万円ちょうど。

それをかき集め、事務所に電話してくると外に出る。「逃げた」と感づく右近は追いかける。

牛山の最初は失敗してしまう。

右近には商社勤めの左近という弟がいる。

それが佐藤健なんだけど、正直な感想としては佐藤健が一般人って言うのが珍しいと思った。

しかも無気力な。

優秀な弟左近は兄右近の生き方を否定しつつも兄弟だ。

ある日、牛山が慌てて右近のところを訪れ「死んだ!」と泣いている。

牛山の廃工場を訪れると倒れている物体が。手がある。。。

え?

そこにはロボットが横たわっていた。

人ではない。

でも・・・右近がロボットの胸部を開いてみると再び動き始める。

不格好なロボット。

勝手に歩き回るロボットに「ロボオ」と名付け、仲間にする。

徳川埋蔵金の発掘でも力を発揮する。

そうすると月7万円だった自分たちの給料がロボオは10万円だったことに拗ねる二人ではあったが、ロボオが持っていてもしょうがないお金ということでそのお金で飲みに行く。

目立つロボオのために二人もコスプレをして行く。

案外・・・受け入れられるものなのね。

そこでヤクザに絡まれる。

帰りに車で追いかけてこられる。ロボオをかばう二人。突然ロボオは二人を抱きかかえて空を飛んだーーーー!

ロケット噴射?

左近はロボオに興味を持ち、ロボオの製造者や名前を知ろうとする。

そうすると、ロボオは最先端AI搭載のすごい知能を持ったロボットであることを知る。それをどう活かそうと思う左近を右近は殴る。

左近は右近のそんな気持ちをきちんと受け止める。

そして左近はロボオについて右近に教える。右近が埋蔵金の発掘をするのは金城のためだが、ロボオはそうではない。実は右近がロボオに命令すればすぐに見つかるはずだと。

確かめるために赤城山に向かう。

右近は1枚の金をロボオに渡す。そうすると今まで掘り進めていた場所ではない方向を見つめる。

そこを右近と牛山で掘り進めると、突然階段が出てきてその先に小判がザクザク。

って、漫画だな。

でも、TBSの徳川埋蔵金の特集がずっとされていたけど、既に誰かが掘り起こしてたんだろうな。

そして100年後とかもっと先に赤城山の穴の存在をどう思うんだろう?

金城の下の水沼が来て金城が一般人を殺したからその遺体を隠しておいて欲しいと言う。

左近が埋蔵金を香港ルートで現金化してくると行くが、連絡が途絶え、ニュースでは海上で二人の男性の遺体が発見されたという。右近は左近が死んだと思う。

水沼は右近に意思確認をし、テロを起こす時に使う武器を渡す。

水沼にはめられた右近。

廃工場は警察に包囲されてしまう。テロリストの拠点として。

そして預かっていた一般人の遺体は実は金城だった。

ロボオが抱きかかえて二人を助けるがとうとう爆発してしまう。

二人はどうなっちゃったの?

誰もいなくなった廃工場に左近が戻る。

そこで「完」が出るが続きが。

どこかの島で出産シーンに立ち会う右近と牛山。なんと牛山の子供が出来ていた。

でも、ロボオはもう動かない。

二人はそのまま島で一生を終わりにするの?な終わりでした。

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【ファンタスティック・ビースト】感想。ハリウッドの特殊撮影技術はすごい!

実はハリポタシリーズに興味なし

ハリー・ポッターは原作を多分5巻の「不死鳥の騎士団」までしか読んでない。

プラス、映画なんてテレビでも観てない。

でも、これは観てみようと思った。

だって、ジョニデが出てるから。

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相変わらずジョニデはわからない

まぁ特殊メイクなんでしょうが、ジョニー・デップという人のイメージとはまるで別人になっておりました。

今回の主役はニュート役のエディ・レッドメインなのでしょう。

でも、その脇が豪華過ぎます。

まず、黒い魔法使いとしてジョニー・デップ。

特殊メイクすごすぎます。ジョニデ感がまるでない。

唯一、声がジョニデです。ジャック・スパロウ感もありません。

さすがです。

そしてダンブルドア役がジュード・ロウ。かっこよすぎます。

ハリー・ポッターの頃のダンブルドアはリチャード・ハリスで日本語吹き替えが永井一郎って・・・すごい豪華なんだけど、残念ながらお二人とも他界されてしまって。その後、マイケル・ガンボンなんだけど、今回はジュード・ロウ。まぁ準主役だからね。

私が映画に興味が持てなかったのはハリーがあっという間に大人になってしまってただただ気持ちの悪い子供な雰囲気だったからなんだけどね。

だから今回はまぁホグワーツがちょっとだけ出るから子供が出るにしても主役はニュートだから違和感なしで楽しめた。

ニュートの育てている魔法動物が可愛い。

それが一番かな。

アメリカにもフランスにも魔法界があるってあって子どもたちは信じないのかな。

すごい中学生くらいの男子が6人くらいで来ていてそういう映画なんだって驚いたのだけど。

それにしても映像のひとつひとつがすごい。

ただ魔法を使っているということよりもその発想がすごい。

部屋の中と湖が繋がっていてそこで魔法動物を飼育し、保護して薬まで塗る?どこに?何の?的な感じ。ケルビーって変身動物なの?

そしてハリウッドは今、白人ばかりを使うのをやめて全世界の人種を起用するってことが記事にあったけど、妖怪たぐいまで適用らしい。

日本代表は「かっぱ」もうちょっと可愛い感じにしても良くないか?って感じだったけど、汚い感じのかっぱがひっそりと登場。

そして中国代表が「ズーウー」

猫の化物なの?1日に千里走れるって言うのがキャッチコピーなのだけど、暴れまわるズーウーを猫のように扱ってしまうニュートがすごい。

そしてニュートの仲良しの木の枝のようなボウトラックルがほんと可愛い。

最初のシーンはボウトラックルがニュートのコートのボタンを外して二人?でそれを追いかけるってところ。

ボウトラックルは案外優秀で閉じ込められた檻の鍵を開けちゃったりする。

そしてニフラーも可愛い。

カモノハシがモデルなんだろうけど、キラキラ大好きキャラで最後は無茶をしながら黒い魔法使いから大切なものを獲ってくるという大活躍をする。

唯一のマグルで登場のジェイコブがいい。ニュートとジェイコブはきっと自分たちが違う種別だと意識することなく付き合っている。

ただのパン屋さんなんだ。原作知らないから突然、クイニーに惚れ魔法をかけられちゃって結婚しかけるという役なんだけど、異人種間の結婚は禁じられているのか。

それでもクイニーを探しに魔法界に行くのだからすごい勇気だと思う。

ジェイコブ以外は全員魔法使いなわけで。

まぁ第一部完ってことでまだまだ続く終わり方。

クリーデンスという偉大な力を持った魔法使いは誰なのか?

黒い魔法使いのグリンデルバルドはクリーデンスはダンブルドアの弟だと言うことを最後に言うのだが本当なのか?

まぁ映像がすごすぎてって感じでかなり吸い込まれる映像ばかり。

次回も観に行くだろうな。最後はどうなるのか?

原作を読む?

時間があれば。

ジュード・ロウがかっこよすぎ。私の原作を読んだダンブルドア先生はもうちょっとお年を召した方だったから。

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