AmebaTV「炎の七番勝負 第1局」
漫画の影響が大きい自分としては10代棋士が実は藤井四段が登場するまで「増田四段」しか居なかったということに驚いてたりします。(20歳になった人がいるんでしょうが)
ということで、増田四段としては唯一の10代棋士として活躍するところで、自分より年齢が下でしかもすごい活躍をし始めようとしている藤井四段の出現はいかなもので?
そんな感じでまだ中学2年生だった藤井四段との対決がAmebaTVで見られます。
増田四段は新人王
第47期というのは去年なのだろうか?その新人王が増田四段。
10代で新人王ってことは増田四段も相当な強者だと思う。
だから、AmebaTVのこの企画の第1局の相手になったんだろうけど。
この7局の相手が錚々たるメンバーだからね。
第1局:増田康宏四段 第2局:永瀬拓矢六段 第3局:斎藤慎太郎七段 第4局:中村太地七段 第5局:深浦康市九段 第6局:佐藤康光九段 第7局:羽生善治三冠(今は二冠)
今年の3月から4月にかけて非公式ながらあった対局なんだね。
なんか、羽生さんに勝ったとかって言うのはニュースで見たなって感じでその頃はここまで藤井四段が勝ち上がるとも思わずミーハーにもなってなかったんだけどね。
でもさすがに気になってからは漫画の世界をリアルに感じてみよう!ってことでAmebaTV観るようになりました。
まず、第7局の羽生さんとの対局から。
羽生さん・・・同年代のスターだからね。
スーツで普通のおじさん風で対局してて「あれ?」って感じで詰まれちゃうんだけどね。
そこで今日は次戦の相手の増田四段との対局を見てみた。
持ち時間1時間の切れたら1手30秒未満の対決。
解説が藤井四段の師匠の杉本七段ってことで藤井四段の素の話も絡んでて面白い番組だった。
最初はお互いに様子見的な進み方で1時間を十分に使い切ってからの攻防がすごかった。
残り時間がお互い10分くらいのところは増田四段の優勢なんだろうなって素人目にも思ってたし、解説もそんな感じだった。
でも、藤井四段の時間が切れた瞬間からの手がすごかった。
杉本七段もおっしゃってたけど、まさかの9七玉で王様を退避させてからの攻防。
受けるところまで受けまくって、相手の指手がなくなったところから待ってました。自分、行きまっせー的な・・・漫画だったらそう吹き出しになりそうな感じ。
そこから秒読み、25秒過ぎまで考えてるけど苦し紛れ的な感じなのか?って素人目には映るんだけど、あれよあれよと詰んでしまってる。
で、95手で投了。
無駄な手がないってことなのかなぁ〜100手行かないって。持ち時間1時間だとそのくらいなのかな?
最後はさ、詰めるところまで詰めますよ!って感じなんだよね。
でも、素人から見ると「え、そこで投了?」的な感じを受ける時もあるんだよね。
だって、あんだけ持ち駒持ってるじゃない?ここまでになったらさすがに逃げるになるけど、その前に反撃できたんじゃないの?って思うわけで。
解説で知ったけど、結局逃げても詰み筋が残ってて結局行くてなしってことらしい。
それをどこで諦めるかってことか。。。
そこまで読み取っちゃう藤井四段が末恐ろしいのか?
でも、途中まで最後は7五玉まで上がってるけど、それまではかなり攻められてた感じだったんだけどなぁ〜。
ってことで増田四段は同世代ってことで違う意味でライバル心メラメラで戦ってきます。
ちょっと違いって離れすぎてる年齢差よりもライバル心燃えたぎるよね。
しかも非公式とは言え、1敗は1敗だし。
増田四段のリベンジにも期待したいな。
やっぱりさ、藤井四段が最上級になるにはライバルが必要だよ。彼がどんなに謙虚で自分に勝つことを考えていたとしてもね。
ということで月曜日の対局が本当に楽しみです。残業しないで帰ります。