【日野原重明さん訃報】105歳まで現役でいらっしゃった先生の生き方が素敵すぎる

延命望まず

日野原先生が

無理に命を残す治療に反対していた

これは自身に対してなのか、世の中に対してなのか?

その時の自分

すごい影響を与えてきた日野原先生が最後の時を自分で決め、延命措置を望まず、自宅で家族に看取られてという逝き方はきっと今後の世の中にも影響してくるんじゃないのかな。

先日の小林麻央さんの最後も自宅での療養を望んで家族に看取られた。

聖路加国際病院名誉院長

きっと病院内では揉めたりしたんだろうな。

だって、名誉院長なんだもん。

自分たちがしていることを却下されてるってことにもなりかねないでしょ。

今、この時にどのくらいの人が延命治療のるつぼにハマってしまっている?

延命治療は誰のためのことなの?

遺族の悲しみを伸ばすため?

延命って、治るわけでも戻るわけでもないんでしょ?

3月20日にチューブで胃に栄養を送る胃ろうを勧める

「それはやらない」

どれだけの人がその行為に対してNoを言えて、Noを受け入れられるのだろう?

『死とは生き方の最後の挑戦』

  

よど号ハイジャック事件以降は残りの人生を人のため、自分を捨てて生きていた

よど号ハイジャック事件と日野原先生の関係って初めて知った。

たまたま乗り合わせていた日野原先生。

赤軍派メンバーの1人で北朝鮮に亡命した若林盛亮容疑者は

われわれの思い上がりを気付かせてくれた恩人。できれば会って直接、おわびしたかった

と。

まだ「ハイジャック」という言葉が日本人には馴染みがなかった時代だったのだろうね。

ハイジャック犯ですらきちんと説明できなかったらしい。

そこで日野原先生が声を上げて説明したらしい。

「人質を取る乗っ取り」

と。

また、

「ハイジャックする人が説明できないのはおかしい」

とマイクで話、場を和ませたと。

もう60手前くらいだったのかな?

今から47年前だから。

勇気ある行動だと思う。

それでも日野原先生は「精神的、肉体的に大きなトラウマだった」と。

この若林容疑者は日野原先生に対して「いずれ帰国し直接おわびしたかったが残念だ」と言っている。

本人が容疑者である以上帰国することはそのまま刑務所に入ることだけど、本当におわびしたいのなら生きているうちにきちんと日本の刑に服するべきじゃないだろうか?

日野原先生は声をあげた人ではあるが、それ以外にもトラウマを抱えて生きている人、亡くなった人がいるわけで。

人には限界がある。

日野原先生はその限界をどこまで伸ばすんだろう?って感じでほんとに生涯現役って感じを貫かれた。

素晴らしいと思う。

なれるとは思えないけど。

それでも学ぶものがたくさんあると思う。