マスコミの影響
長野オリンピックで初めて「カーリング」という競技を知ったのだと思う。
それから12年前・・・
「カー娘」という名称で取り上げられた。
チーム青森
トリノオリンピックでマスコミが取り上げたのがチーム青森のカーリングチーム。
その中でも最年少の本橋 麻里選手を「マリリン」としてアイドル的な扱いをした。
まぁまだ19歳ってこともあったから?セカンドという位置で存在感を発揮していたとは思うのだけど。
その時にマスコミが今のように盛り上がった気がする。
そして月日は流れ、次のシーズンで話題になっていただろうか?
4年後のバンクーバーも同じチーム青森が出場。そこでもちょっと大人になったマリリンが特集されてた気がする。
それでもカーリング自体がオリンピックで上位のチームに勝つことはなかった。
そして4年後のソチオリンピックではとうとうマリリン在籍チーム以外の出場で成績も5位ということでそこまで盛り上がってた記憶はない。
マリリンの印象はいつだろう?バンクーバー前かな?彼女の密着取材かなにかを見たんだと思うのだけど、アイドル的な扱いの裏ですごい努力をしている姿があった。
それでも彼女がLS北見というチームを立ち上げて一からチームを作ってたことなど、知るよしもない。
私たちはいい情報も悪い情報も良くも悪くもマスコミからの伝達だ。
それでもそのマスコミの興味から逸れたものは積極的に調べることをしなければ入手できない。
知りたくもない他人の不倫とかは入ってくるのに。
今回のオリンピックのカー娘のメインは藤澤五月選手だったのだろう。
予選のニュースでは彼女の顔しか入ってこなかった。
そして最後までマリリンの存在があったことを知らなかった。
まぁちゃんとカーリングを見てなかったってことだろうな。自分が。
モグモグタイムだとかマスコミの取り上げ方に違和感があったし、長いし、まぁこれまでそこまでの成績を残してないし、私が見るとなぜかミスとか負けとか・・・
ってことで結局、決勝の最後の最後くらいかな。
そうしたら一種の間があって「日本がイチです」って。
まぁワイドショーは見てたりしたのでルールはなんとなくわかってたから、「おっと、銅メダルじゃん」ってやっぱり喜んだわ。
そして閉会式。
選手たちの凱旋。
最後の種目となったカーリングと高木菜那選手がテレビに出ずっぱり状態になった感じかな。
いつ北海道まで辿り着くことやら。
ここに来て本橋麻里選手の偉大さを感じてきた。
マリリンが居るとは思ってなかったんだよね。
フィフスの役割。
裏方の重要性をきちんと伝えたマスコミにちょっと感謝。
マリリンがフィフスだったからだろうけどね。
一からチームを作るってすごいな。しかも結成8年でオリンピックで銅メダル。
日本にはカーリングのチームは多数あるらしい。選抜チームにって話もあるらしいが、今回のカーリングを見て、そしてマリリンが作りたかったものを感じて、選抜チームは難しいのだろうと感じた。
信頼関係という一番難しいものを試される競技だと思うから。
3位決定戦で意思疎通がギクシャクしていくイギリスチーム。
反面、自分がミスをしたからといつまでも下を向くのではなく、笑顔で耐えた日本チーム。
ミスを他人の責任にすることは簡単だけど、それは誰も得をしない。
自分がミスをして落ち込むことも簡単だ。それでもそれも誰も得をしない。
自分のミスはきちんと反省し、次に活かそうとする姿勢や泣きたい気持ちを頑張ってこらえて笑顔にする彼女たちに今回マスコミは取り上げ、日本人は勇気をもらったのだと思う。
4年に1回のブームになってしまう予感もありありでカーリング教室が満員だと。
お願いだから続けてって言いたいね。
そして増えていくことを願うね。
将棋も同じでこの1年かなり賑わってきているらしい。
まぁまだ藤井六段が勝っているうちは続くかも?って感じだけど、どうなっていくのだろう?
カーリングはこのままオフシーズンになって話題になることがなくなっても人々は関心を続けられるのだろうか?
良くも悪くもマスコミ次第。
次に知るのが北京とかってならなければいいけど。