今までで一番成長を感じた
すべての選手が日本の女王になったメンバー。
どの選手がエースであってもおかしくないチームだった。
まずキャプテンが出来上がった
石川選手が団体戦初めてのキャプテン。
平野早矢香さんの強いキャプテンシーですくすくと成長し、メダル獲得を不動のものにした。
そして福原愛さん。
ずっと憧れてた選手からライバルとなってマスコミには仲が悪いとかって全然プラスにならないことを書かれながらもしっかりと福原愛さんを支えた選手になっていた。
そして今回初めてのキャプテン。
平野さん、福原さん、石川選手の同期には彼女たち以上に強い選手がいなかった。
それが今のチームには高校3年生が3人もいる。とても良いライバル関係でほんと成長していた。
その中で中学生の長崎選手が帯同したことでより新鮮なチーム構成となった。
予選、1ゲームも落とさない日本チーム。
日本チーム内で良い意味でのライバル意識があって「私は負けない」って気持ちが出ていたように感じる。
決勝トーナメントのウクライナ戦。
すごい戦法があるものだって感じ。予選で温存していた選手がエースだったとは。
それでも伊藤選手が苦しみながらも勝ちきったことにすごい意味がある気がした。
そして日本が相手だからという甘えがあるんじゃないか?の南北合同コリア。準決勝にお互い勝ち進んだことでまぁレベルは一緒。だったら戦わないってことを選択するって・・・世界大会なんだよね?
突然、小学生のお遊戯会レベルにもない陳腐な感じ。
北朝鮮のキム・ソンイ選手は日本選手に滅法強い。
北朝鮮と韓国が対戦していたら、どちらが勝ち上がったのだろう?
韓国の方が団体戦ってことであれば勝っていたのだろうと思うのだけど。
で、石川選手がキム・ソンイ選手と対戦。
リオの初戦で負けてしまったときにはキム選手自体がほぼ無名だったからほんと驚いたけど、そのままメダル獲っちゃうくらいの選手だったんだよね。
でも石川選手はキャプテンということもあるし、打倒は中国以外ないって感じで打ち勝った。
最後はネットインエッジボールが3本。卓球の神様は確実は相手チームだった。けど、そんなのは関係ない!とばかりに打ち勝つ。
彼女の安堵の涙がほんと印象的だった。
決勝は中国。
中国チームの団体はいつまでこの構成だろう?
朱 雨玲選手 23
劉 詩雯選手 27
丁 寧選手 28
4月度時点のランキング上から2位、10位、11位
日本は石川選手3位、平野選手6位、伊藤選手7位。
個人のランキングの1位の陳 夢選手(24)、5位の王 曼昱選手(19)じゃなく、ベテランの二人が出てきている。
あと2年後は?
ジュニアまでは日本がトップなんだよね。世界でも。
なのになぜシニアになると中国がトップになるのか不思議なんだ。
今回、伊藤選手が劉 詩雯選手に勝利したものの、他の選手の攻略はできなかった。
平野選手は去年この選手に勝ってしまったことで徹底的に研究されていてスピード勝負をすると相手をどんどんのせてしまうという感じになっていてこれからの進化を楽しみにしてる。
平野選手、中国戦で1勝も出来なかったけど、それでも一番芯にある強さを感じた。
伊藤選手の強さとはまた違う安定した強さ。
高校生3人が東京オリンピックでは一番いい年齢の20歳。そこまできっとノンストップで成長していくのだろうと思う。
2年後の世界卓球の団体戦で下克上で入れ替えがあることが一番いいが、きっとこの3人を崩せる人間は出てこないだろう。リザーブだった二人がどうなるか?
中国チームの2年後は?
丁寧選手、世界ランク1位だった頃に比べたら少し落ちてきた感じをうける。このまま団体に残るか?
私は東京五輪で金メダルを獲れる要素としたら中国の世代交代に負けないように日本チームが今のチームを確固たるものに仕上げることだと思う。
GW1週間、ほんと大変だったわぁ〜。
どの試合も白熱。それを見て興奮して寝付けなかったり。
弱さがどこにも見えない日本チーム。負けたのは弱さじゃなくて相手がまだまだ上だったってことだけで。
気持ちでは負けてない。
きっと帰国してまたすぐ今回の課題をもって進化していくことだろう。
怪我だけ気をつけて進化してください。