【理論派+感覚派=無限大】自然体な構えとは・・・

時代は変わったのね

15年ほど前に小学生バレーのコーチをさせてもらったことがあった。

その頃に感じた違和感。

構えない?

私の時代の構えとはまるで違ってきているのね。

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春高バレー以上を見れば

ローテーションがない

春高バレーの常連校は指導者がそこまで変化していない。

だから、構えも「自然体」よりは「構えている」ように見える。

それでも現代の子の脚の長さもあり、そんな腰が高くて大丈夫なの?が昔の感覚だったりするわけだ。

それでも

「自然体な構え」

そして、とっさのボールに反応するということなのだけど、どう反応できるのかが想像できない昔の人なのだ。

私の時代は「構える」は「腰を低くする」ってことだった。

だから、骨盤は広がるし、脚は太くなるし・・・ってそれは関係ないのか?

それでも私の時代の全日本の選手はそれなりに「ガタイは良かった」って言える。

今の全日本の選手、黒子選手以外、まぁモデルさんのような体型に見える。

海外も含めなんだけどね。

自然な構えで「膝」を使う感覚はどう養われるのだろう?

前に落とされたボールにどう反応するのだろう?

今はどこで受けてもOKってルールならば、基礎を真面目にするよりもリフティングや片手で返す技術を磨いた方がいいのではないのか?と思ってしまう。

変にオーバーハンドで取って、トラベリングやホールディングの反則を取られるのだから、それなら跳ね返す技術を磨けばいいのではないか?

そして落とされたボールには足を出して「落とさない」ことを目的にしてみたらいい。

バレーボールのルールがどんどん変化することのメリットは何なんだろう?

しかも小学生のバレーボールには「ローテーションがない」とな。

うーん。うーん。

それが良しとなっているわけか。

そうすると、レシーバーの子はずっとレシーブでアタッカーの子はずっと前衛でレシーブをしないまま中学生になるってことか。

そしてセンスがあっても結局は使えない選手になってしまうわけかぁ〜。

木村沙織さんのように成長が遅くて最初レシーバーとして居て、打てるようになるのが理想なのかもしれないけど。

ローテーションのメリット

ローテーションがないメリットはまるで理解できないのだけど、あるメリットは?って言っても、結局は6人制バレーはローテーションがあるってことだと思ってやっていた。

私自身、小学6年生の時点で身長が162cmあり、150cm以上のチームメイトがあと2人いて、セッターも150cmあったからチームとしてはかなりバランスの良すぎるチームだった。

だからローテーションがあってもレフト2枚にライト1枚、ライトの対角にセッターでセンターにレシーバーを配置していたと思う。

中学に行き、パスワークは顧問の先生が再度、矯正した。

手首に紐をつけて両肘が上がりすぎないように、体全体を使うようにということだったのだと思う。

体格はそれなりに良かったわけだが、ホールディングをとられたことはなかったが、それでは通用しなかったのだと思う。

レシーブも下手だったが、レシーブは・・・感性だよね。きっと。

未だにめちゃめちゃ下手だ。

言い訳は片目の視力が落ちたから、遠近感がつかめないってことだ。

さて、彼女の話を聞いていると部活動から始めた中学生と小学生バレー経験者では実はまるで色のついていない部活動で始めた生徒の方が実は伸びしろはあるし、変な癖もないからいいらしい。

力のない小学生で身につけてしまった変な癖は簡単には取れないということなのだろう。

それでも経験という武器は指導者にとっては捨てきれない魅力。

レギューラーだからいいはないと思わなきゃだけど、それは難しいのだろう。

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