突然、前科ありの経営者になった
昨年、久しぶりに正社員として入社した会社の裏切り行為で売却された。
買った人は「前科あり」の経営者だった。
SES業界も知らない経営者
まぁ、よくよく知ればこれは東京の経営者がSESの業界のことを何も知らない関西の経営者を騙して高値で売ったって話だ。
関東の競合だったらきっとそこまでの高値にもならずに競合の影をちらつかせて考える猶予も与えずに売り切った前の経営者はさすがだ。
裏切ったと言ったが、ビジネスなんだから駒として採用されて不要になって売られたってだけの話。
SESなので受託開発とかとは違うから別に所属会社なんて関係ないといえば、関係ないわけで。
現場が良ければそれで良しだ。
さて、買った社長の話。
まず、売却という時に集められて1時間くらい話を聞いた。
その時に自分は服役していた過去があるということを言い出した。
まぁね。きちんと罪を償って社会復帰しているわけだからと思った。
そして関西弁の熱意は感じた。
そして様子を見つつ積極的にメッセージ交換を行ってみた。
そうすると・・・
何か違和感を感じてきた。
服役していた過去が何かネタのようになり、人を殺めているという事実があるにも関わらず、「反省」とかそういう感じをまるで受け止められない言動が目についた。
はっきり言って、今までの人生で人を殺めている人と接したのは初めてだった。
飲酒運転で人をはねて殺した。
危険運転致死傷罪だったのだろう。
そんな過去がありながらも未だに車を乗り回し、趣味は車なのだろう、仕事として車関係のアプリも作成させている。
違和感が膨らむ。
そして弾ける。
あぁこの人の人間性は私には理解できない。
そんな感じで辞めることを決めた。
同じ時期、未経験ながらコーディネーターとして勤務してくれていた女性も同じ感覚で辞めることを決めていた。
同年代。やっぱり許せるものと許せないものってあるよね。
コーディネーターってことなのに、総務・庶務・経理・まぁ雑用一通りが彼女に与えられた任務になっていた。
何も経験がなかった彼女が「自分では荷が重い」という理由で退社を申し出たら手のひら返しの対応をしてきているらしい。
良かったよ。さっさとお互い相手の本音が見えて。
変な人間とはかかわらないに限る。
前科があるから悪い人ってことではないと思っている。特に交通事故だと自分の甘さが引き金になっていることが多いわけでまるっきりの「悪人」とは言えない。
それでもこの人の性根は「悪人」
ずっと飲酒運転をしてきていつも「自分は大丈夫」と思って過信して起こしたことなのだろう。
その人の運命を終わらせてしまったことに対するものって塀の中でしかないものなのか?
驚いてしまった。