【映画 ラスト・クリスマス】感想。英語の歌詞の内容を知ってたら・・・

ワムの音楽の世界観そのものかも

Last Christmas

Last Christmas

  • ワム!
  • ホリデー
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

この曲は今から・・・35年も前に流行ったわけだけど、今でも色褪せないし、毎年聴いてても飽きない。

昔の音楽ってそういうものが多い。

映画の世界観

Last Christmas
去年のクリスマス
I gave you my heart
僕は君にハートを捧げたんだ
But the very next day you gave it away
でも君は次の日にそれを捨て去った
This year
今年は
To save me from tears
涙を流さないように
I’ll give it to someone special
僕はそれを(誰か他の)特別な人にあげるんだ

ってことらしいのだけど、この歌詞の通りのストーリーなんだよね。

ここで言うハートがちょっと解釈が違うんだけど。

ロンドンが舞台。

ケイトは友人や家族から「カタリナ」と言われるが、「ケイトよ」と訂正する。

読み方の違いなのか?

この映画にはいろんな要素が詰まっている。

旧ユーゴスラビアからの難民だった両親。そして、代理ミュンヒハウゼン症候群の母親に悩む娘だったり。

代理ミュンヒハウゼン症候群の母親からの連続の電話。

小妖精の格好で友人宅をさまよいながらも、ワガママな振る舞いですぐに追い出されるケイト。

その理由がほんとに注意力散漫なのかなんなのか。

クリスマス用品のお店で働くが、そこでも不注意で警察沙汰になる。

お店の窓から見えた男性が気になり、声をかけると「上を見て」と言われ、二人で上を見ると鳥のフンがケイトの顔に。。。

その後もオーディションの帰り道に偶然、その男性と出会う。

次第にトムと名乗る男性に惹かれていくケイトであったが、彼は携帯を持ち歩いていないという。

ある時、やっとトムはケイトを自宅へ招く。

スッキリとした部屋で、ケイトは自分のことを語りだす。

心臓移植を受けて、健康になった私を母親が好ましく思ってないこと。

心臓移植で自分がどこかに行ってしまった感じがあること。

トムはケイトを優しく包むが、キス以上の関係にはならない。

それでもケイトはトムの言葉に自分のできることを始める。

シェルターの前で募金を募る。

動き出したことで、家族とのギクシャクとした関係も収まってくる。

そして知る。

トムを探すケイトが知ったのは、あまりにも悲しい事実であった。

それでもケイトは前向きになっていく。

悲しいようなそれで居て、命を繋がれた者にしかわからないことなのかもしれない。

それはどの国においても同じことなんだろうな。