【映画 フード・ラック 食運】感想。肉に対する愛を感じる

説得力のある映画

ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんが監督ということで大いに納得した。

ただの食通という分野ではないものを感じた。

肉に対して、最大限美味しく食べる方法を食べ歩いて勉強したんだろうなって思えた。

感動する

4日間で都合5本映画を鑑賞したのだけど、「感動した作品は?」ということで言えば、この作品になる。

単純に感動する。

複雑ではない。

土屋太鳳が久しぶりの映画出演ってこともあり、うーん、彼女の役柄が彼女がしちゃいけない役かなって勝手に思う。

鼻につく女性

と思われる役は・・・倍増してしまう要素を持っているからなぁ〜。

EXILEのNAOTOがまぁ自然で良い。

不器用なマザコンだけど素直になれない大人になれない男性。

彼は彼なりに苦悩の中に居る。

NAOTO演じる良人はりょう演じる根岸苑を一人切り盛りしている母親の愛を十分に受けて一番最高級なお肉を食べてきた。

そのことで味覚が研ぎ澄ませられてフードライターとして生きていた。

が、ライターの仕事をしたいとは思っていない。

そこに出版社の社長役の石黒賢が社員の竹中役の土屋太鳳を引き合わせ、Webで本当に美味しいお店の紹介をするようにと言う。

竹中は食べログなどの評価の高い店に行こうとするが、良人は自分の鼻と感覚でお店を選び、オーダーをする。

最初の友情出演登場!

まぁこの二人はわかる。うん。そうだよね。

いいシーンのはずがつい笑ったわ。

焼き肉のお店に行く二人。焼き肉奉行の良人。が、美味しくないと言い出す。

そこに人気グルメ評論家の古山役の松尾諭が。

人気グルメ評論家は素人の肉通として焼肉店としての立場を説く。

良人は「やっぱりこの仕事はしない」と逃げようとする。

良人が行くお店は美味しいお店ばかりで良人の母親との繋がりがあった。

まぁどのお店も美味しそう。

焼き方も美味しそうだし、あぁ〜食べたい!

そこで竹中は突然、カレーのお店に良人を連れて行く。

友情出演ドーン。

なんで?ここで大泉洋?

まじ、笑うわ。

しかも竹中が男連れで来たことが気に入らないのか、良人に対して無遠慮な対応をする。

スープカレーなのか?

と思ったら、そんなことはないカレーだったのだけど。

なんで?が止まらない。

良人は母親が倒れたことを知り、自分が母親にしたこと全てへの懺悔や何をしていいのかわからずにいるが、自分が台無しにしたぬか漬けを作ろうとする。

何かが足りないまま母は他界してしまうが、最後は

「おいしくなぁれ」

が必要だったことに気づく。

土屋太鳳自体がお肉好きを公言してたし、ほんと演技じゃないよね?ってくらい本気食いで美味しそうだった。

最後になってやっと土屋太鳳の良さが出る感じになったのだけど。

下手とかなじゃい。ただ、空気の読めない女性って演技じゃなくてそのままって見えちゃうから気の毒だなって思うだけで。

りょうさんがすごいキレイなお母さんから弱っていくお母さんまですごい変化。

あぁ〜このお店ってあるの?

本当に美味しくするお店に行きたい。