【映画 花束みたいな恋をした】感想。遠い過去、こんな気持ちを持ったことあったかもしれない

タイミング難しいよね

大学生の二人。人付き合いが得意とは言えない二人が甘酸っぱい。

いつの時代にもあるのね。って感じの甘酸っぱいストーリー。

2020年の二人が2015年に戻ったところから物語がスタートする。

大学生から社会人の5年間

なかなか特定の人間と出会えなかった二人が、趣味や価値観が合うことで同棲するまでになる。

夢をみられているうちは良かった。

菅田将暉演じる麦と有村架純演じる絹。

同年代の男子と付き合ったことがなかったから、うわぁ〜なんてまどろっこしいんだろう?しかないおばさんではあったが、それでも甘い二人がいい。

今の大学生の就職活動ってなんであんなに大変なの?

みんなが同じ会社しか目指さないの?

フリーターと夢で小銭稼ぎをしていた二人が親の言葉で何かが変化していく。

絹は簿記の資格を取得をし、事務職に就き、麦はなかなか決まらない。

それでも、麦は絹との関係を「現状維持」するために頑張る。

無事就職した麦の前には17時定時なんてものはどこにもなく、「責任」のために働く人間へと変わっていく。

絹は大学時代のまま、仕事と趣味をしっかりと区別して生活出来ていたが、麦には次第に余裕がなくなり、絹との価値観も変わっていく。

どこかで「絹ため」というのがあるのか?

絹にはそんなのは伝わらない。

まぁこの辺が男と女の決定的な価値観の違いなんだと思う。

ただまんねりになりながらも4年。未来を模索するが、話もしない関係で未来なんて考えられない。

あまりにも濃密な関係で始まった二人がずっと継続するのって厳しいよね。

突然、カンフル剤のような存在でオダギリジョー登場に笑ってしまったけど。

二人は関係を解消する。

そして、お互いに新しいパートナーと出会ったのに、元からある感覚が同じだから同じお店で自分たちが経験したことをしているカップルを見て意見しようとするという奇跡。

一度別れてお互いの良さを再認識したり、また大人になった二人が運命がつながってればつながるかもねって感じで。

きっといつの時代でもある男女の甘酸っぱい物語なんだろうなぁ〜。

もうさ、誰かのことを考えてなんて・・・ないわ。

だから若いうちにモヤモヤした甘酸っぱいことをいっぱいしておくべきよ。