あの頃はまさか8冠制覇までいくとは思ってませんでした。

一時期は将棋だけのブログでした

このブログを始めた時期、2016年12月の下旬と藤井八冠のデビュー戦はほぼ同時期でした。

でも、その頃、私は将棋を見るなんてことはしてないし、将棋が見られるということも知りませんでした。

AbemaTVの存在

年が明けて、私のブログは特に変化もなく、見られることもなくな感じで、たまにいきなりバズったり、映画「相棒」でバズったりといった感じで、それでもまぁそんな感じで。

春くらいになって、テレビで新聞記事の紹介で羽生さんが四段に非公式戦だけど負けたということが報道された。

羽生さんは当時は何冠だったんだろう?

それでも第一人者であるのは間違えない存在なのはさすがに知っていました。

そして、GW頃になるとワイドショーに将棋の棋士が出演するようになり、デビュー以来負けていない棋士のことを紹介したり、「勝負飯」が紹介されるようになりました。

私も自然に多分、ほんとに自然に「藤井聡太」という人の存在を知ることになりました。

そして、興味を持つようになりました。

でも、棋譜を見てもAbemaTVの将棋チャンネルを見ても放送事故?って思うくらい動きのない動画を見てもわからない状態でしたが、将棋の評価値のソフトの存在を知り、そのソフトで「悪手」とか「妙手」とか「最善手」とかで影響していくことを知りました。

また、自分では作れないソフトだけど、プログラマとしてそのソフトの存在がとても興味深いものになりました。

一時期はほぼ全部の公開されている棋譜を解析ソフトにかけてました。棋譜並べをしていたわけですが、将棋がわかったわけではないですね。

名人戦の棋譜を自動で取得するプログラムを作ったり、そのままではブログに貼り付けられないから、変換するプログラムを作ったり・・・まぁ勉強が出来たけど、すぐに終わりました。

その後は藤井八冠の棋譜と羽生九段の棋譜を解析ソフトでブログにあげてましたが、時代は普通にAIの判断がリアルに表示されるようになりました。

その頃になると、棋譜の扱いについてもいろいろなことが決まってきました。なので、まぁ商用利用ってことでもないけど、Googleの広告が入っているので(全然商売になっているとは思えないけど)棋譜をあげるのはやめようと思いました。

気づけば、21歳の青年に成長された八冠は、自身がおっしゃっていた20くらいがピークという言葉通りに21で全冠制覇を成し遂げてしまいました。

それでも、人間性は変わることもなく、あ、前より報道に対してマイクを口もとにして、きちんと言葉を届ける姿勢に見える。

前は声は小さい。マイクも離れているって感じだったけど。

将棋界は今や藤井八冠にタイトル戦で勝ち越せる棋士は居ない。

タイトル戦で2勝くらいまでする人が居ても、それでは奪取までいかない。

デビュー当時の藤井八冠を見てたら、経験値がないのに、勝ち続け、依然8割を超える勝率で、漫画の「ヒカルの碁」の世界の実写なんじゃないか?って思ってたけど、考え方の違いなのか?ってことなんじゃないかって思ってきた。

目の前の将棋を大切にし、人によって変えることをしない。それが結果としてどんなことをされても精一杯受け止めて大逆転を引き起こしてしまう。

そして、ご家族が出てくることはなく、見守っている様子がほんとに藤井八冠の育てられ方が今に繋がっているのだろうなって。

昔の親ってステージママとかって言葉があるくらい、親がプロデューサーになってた時代もあったけど、最近はそういうことじゃなくて、子供がしたいことをさせていただけって感じなのだろうけど、協力だってあっただろうけど。

さて、この8冠がどこまで続くのか。 誰が、最初に崩すのか。 一般棋戦もコンプリートしているのだけど、それは多分トーナメントだから全力でぶつかったら崩せそうなのだろうけど。

ほんと、誰が崩すんだろう?やっぱり永瀬さんが一番近いのか?渡辺さん、豊島さんは・・・苦手意識が植え付けられてるような。永瀬さんも一緒か?

数年前は8タイトルを8人で仲良く?分けていたのにね。