【映画 ラストマイル】感想。リアルな世界だけど考えない

過去ドラマとの融合

今までこんな映画はなかった。まさか単発ドラマが繋がるとはってくらい。でも、とても嬉しい試みなのではないだろうか。

「アンナチュラル」は実はリアルタイムでは見てなくて、でも、一気見をしたはずだけど、あまり記憶に残ってなく・・・

でも、このドラマの空気感は良かった。

「MIU404」はリアルタイムで見ていたと思う。コロナ禍の最初の頃の作品で撮影が思うように出来ないとかってあったけど、もし、今、集まったらまた違う要素があったのかな・・・。

そして「ラストマイル」

とりあえず、物流倉庫の現状ってきっとあんな感じで、「DAILY FAST」はそのままAmazonなんだろうなってことだろう。

満島ひかり演じるエレナがセンター長になる場面からだけど、アルバイトがあんなに集まるのか?って感じで。

しかも日雇い。でも、IDで管理がされていて。時給ってどんな感じなんだろう?川越のAmazonの倉庫は近くにあったけど、バスが始終循環してたわけで、それなりに人が集まって来ていたってことか。

もし、自分のところの荷物が爆弾だったら?なんて誰も考えない。

1日の物流量から見たらすごい少ない量かもしれないけど、異物が1つでも混入したら、パニックになるよな。

エレナの思考は日本人的ではないが、センター長になるくらいになると会社の理念を深く理解しそれをどう活用するかってことなのだろう。

Amazonは最近では毎月何かしらのセールを打ち出している。

現場は毎回滞りなく終わることが必ずしも約束されていない中、顧客満足度を上げるために追われている。

岡田将生演じる梨本孔。転職して2年でチームマネージャー。

長く勤められる人はきっと出世する仕組みなのだろう。それ以上にストレスが大変そうな職場だ。

それを利用しているわけで、なくなったら多分困る。

去年と今年でAmazonの配送が変わった。10年前は佐川だった。それがヤマトになった。そして、今は専属契約したドライバーになったのか。

ヤマトだった昨年は、ヤマトの事業所留めが出来たが、今は無理だ。返品も手数料が取られるがかなり簡単だった。ヤマトに持ち込んでQRコードを出せばOKだった。

でも、今はなんかめんどくさいことになっている気がする。

だから慎重に買い物をしなければいけない。まぁ当たり前なのだろうが。

いろいろな人がモブキャラ的に出てくる。

運送している親子。って言っても年齢が高すぎだろうって感じで。

火野正平さんが父親役で宇野祥平が息子役。この二人が運送の中心で最初から出ていて、配達する側の現実を醸し出す。

1個が150円?それは安いのか?高いのか?安いよね。

大体、普通に荷物を発送したら、安くても600円以上はしている。まぁそのうちどのくらいが配達する人に入るのかはわからないけど。

1日にどのくらいの荷物を一人の人が配達できるのだろう?

1個なのか?1世帯なのか?

都心であればかなり量はさばけそうだけど、車では行けないよねとかいろいろ問題が多そうだ。ってことをリアルに感じた。

警察が介入したところで、現場は混乱するだけだ。しかも今や止まることは社会が成り立たない現実もある。コロナ禍でもAmazonの荷物は届いていたな・・・

それぞれのドラマの登場人物は主要キャラクターがそれなりに登場した。まぁメインは物流倉庫と運送会社なわけで。

ラストマイルは運送会社の考え方ってことでしょ?

まぁ自分が何気なくポチしている商品も24時間しないで届くのは多くの人がその場その場で作業をしてくれているからなんだなってことに感謝をしなきゃいけないと思う作品だと思う。

脚本家の野木亜紀子さんって天才?それを見事に映像化した監督の塚原あゆ子さんも天才!?って感じで。

これは・・・サスペンスだったのか。そっか。そうだよな。