昭和テイストを残した作品
撮影方法とか撮影場所とかなどがデジタルっぽさを排除したような感じを受けた。原作ができたのが50年も前。高度成長期真っ只中でこの原作はできていた。
でも、それは50年後の現代社会で常態化しつつあるのではないかと思う。
27年前
クランクイン直前に頓挫って・・・当事者たちにとったらとても大変なことだったのではないだろうか。
Wikipediaを見て・・・文学的な推敲が多く、うーん、やっぱりこれは究極のロマンなのか?って気がしてきた。
全自動洗濯機の箱の中で元カメラマンが街中を放浪する。
平成初期くらいまで新宿のガード下にはダンボールハウスが点在していたが、それとは違うらしい。
箱の中から街中を観察し、記録をすることをするものが「箱男」ということになるらしい。
箱男は永瀬正敏。なぜか奇妙なメイクをしている。今は「奇妙」って思うけど、昭和後期だったらビジュアル系ってことになるのか?
その箱男をまた盗撮している人間も出てくる。
ワッペン乞食ってキャラになるのか?それが渋川清彦。なぜか合ってる。
ワッペン乞食が執拗に追いかけてくるのだが、そこにもう一人攻撃をしてくる人物が。あれは空気銃だったのか。
空気銃で逃げる箱男を撃つ。でも、倒れないからどんな箱だよって思ってたんだよね。
それでも、腕を傷つけられたのか。。。
そこに女性が病院を紹介するところから、またややこしい展開になっていく。
人も立ち入らないようなクリニックにいる、医者と患者?
医者役が浅野忠信で患者が佐藤浩一。
とりあえず出演者は豪華。しかもそれぞれがとても演技がうまいからその世界観に引き込まれる。内容は「?」な感じしかない。
そこに若い女性が出てくるわけで。とりあえず若い女性に群がるおじさん構造になっていく。そのおじさん全てが箱男になりたい願望で、それぞれが箱男になるわけで。
あの箱の中でどうやって動き回ってるんだ?膝を抱えた姿勢で動き回っているってことか?
ふなっしーとかみたいな着ぐるみキャラクターと大差ない感じになってきたわ。
女性客って私くらいだった気がする・・・そっか。そうよね。これはきっと男のロマンなんだわ。だって、終始「?」な感じだったもん。
ただ、俳優陣が豪華だったから見終わったけど。