アーチェリー初心者が知っておきたい道具選びのポイント【3度目の挑戦で見えたこと】

大人のアーチェリー、道具選びで失敗しないコツ

道具が欲しい!

こんにちは。今回は「アーチェリーを始めるとき、どんな順番で道具を揃えたらいいのか?」について、私自身の経験をもとにお話しします。

私はアーチェリーを始めて三度目になります。やっと落ち着いて道具選びができたのは、実は今回が初めてです。

💡 若い頃に始めると…お金の壁がある

1回目のアーチェリー人生は20代前半。 スポーツセンターの体験会で始めたものの、自分で道具を揃える余裕はありませんでした。弓は他の方にお借りして練習をしていました。

2回目の挑戦は30代。ようやく自分の弓を買えるようになったのですが、当時はリカーブではなくコンパウンドを選びました。正直、価格と選択肢の問題だったと思います。コンパウンドの方が安いものがあるです。

🎯 アーチェリーは「初期費用」がかかる

アーチェリーを始めるとき、多くの人が最初に悩むのが「全部でいくらかかるの?」ということ。リカーブボウで一式揃えるとなると、安くはありません。

学生なら親に買ってもらえるかもしれませんが、社会人で始めるとローンも組めないし、今ならクレジットカードの分割が現実的な選択肢かもしれませんね。

でも、大人になったからといって「一気に全部買ってしまう」のは、実はおすすめできません。

🪶 まずは“借りて”経験を積もう

私の通っている練習場では、1年間弓を貸してもらえる制度があります。 フォームができていないうちは、上級者向けの道具を持っても上達にはつながりません。

特にリムや矢は、筋力の変化で必要なスペックが変わるため、焦って買うより、ある程度慣れてからで十分です。

目安としては「18mで260点が安定して出せるようになったら」くらいで考えると良いと思います。そこから30mにも挑戦できるようになります。

🧩 最初に購入を考えるべきもの

最初におすすめされるのが「ハンドル」です。 ハンドルは長く使えるパーツなので、軽くて扱いやすいものを選びましょう。

ハンドルに付随して必要になるものは以下の通りです:

プランジャー

レスト

ストリンガー

サイト

センタースタビライザー

クィーバー(矢筒)

スタンド(弓を立てる台)

バック(道具入れ)

これらはすぐに必要ではないものもありますが、最初の段階で揃えておくとスムーズです。

🧤 防具は早めに“自分仕様”を

防具も大事です。 安くて借りられるものも多いですが、気に入ったものを早めに自分で揃えるとモチベーションも上がります。

チェストガード

アームガード(猿腕の方は特に重要)

タブ(指ガード)

フィンガースリング or ボウスリング

特にスリングはこだわる人が多く、射った後にハンドルが落ちないようにする大事なパーツです。私はANGELのレザースリングを使い始めたのですが、最初は慣れずに自作して調整したりしていました。

🎨 道具は“色”でテンションが上がる!

アーチェリーの楽しみの一つにカラーコーディネートがあります。 私は「赤」をテーマに揃えていて、それだけでテンションが上がります。見た目って大事!

📈 成長に合わせて、リムや矢を考える

30mで230〜260点が安定して出るようになれば、フォームも安定し、筋力もついてきます。 このあたりでリムの買い替えや矢の購入を検討するのがベストです。

リムは自分の筋力に合ったポンド数で

矢は引き尺を測ってから、自分に合う長さ・素材・硬さを選びましょう

私は22ポンド弱のリムから26ポンドにアップ。最初はキツかったけど、すぐ慣れました。 その後、サイドロッドやVバーも購入し、やっと「弓が完成した」という気持ちになりました。

🪶 矢は個性、でも実用性も大事

矢は消耗品でありながら、一番重要な道具でもあります。 ノックやペインのカラーは、他の人と被らないようにすることも大切。 射ったあとに「どれが自分の矢か」すぐに分かることは競技において重要です。

🕰 私の場合:全て揃ったのは7ヶ月後

私は週1ペースで練習を続け、道具がすべて自分のものになったのは始めてから7ヶ月後でした。 時間をかけて少しずつ揃えたことで、後悔のない買い物ができたと感じています。

❗️最後に:大人こそ「焦らず」が大事

社会人になると、つい「すぐに揃えてしまいたくなる」気持ちが出てきます。でも、最初に高価な道具を買っても、それを使いこなす準備が整っていなければ意味がありません。

まずは、フォームを安定させること。借りられる環境があるなら、積極的に活用しましょう。

📌次回は、「初心者でもできるスコア管理と記録のコツ」についてご紹介します。 練習を続けるなら、記録は“あなたの成長の地図”になりますよ!