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先日のTBSの「バースデー」という番組ではレイナ・レイダーコーチとの出会いで復活したということを知った。
でも、この記事はもっと突っ込んだ内容となっていた。
サニブラウン選手が日本人的な思考になってしまっていて残念だなって思った。
ティアナ・バートレッタ選手
女子走幅跳の第一人者と言っていい人なんだろうね。
6月に不調になる。
コーチは自分のミスを考える。
「練習でもう少し長い距離が必要だったのかな。(他の選手が見えない)8レーンではなく2レーンに入れれば良かったかな。練習パートナー2人と練習も試合も一緒で、緊張感がなかったのも走れなかった理由かもしれない。自分のミスだ」
女子選手のバートレッタを練習パートナーにする。
陸上という世界がどういうものかよくわからないから、パートナーという存在がいて練習しているってことを知った。
しかも、男子スプリンターのサニブラウン選手に女子の走幅跳の選手。
まぁ短距離でも出場を目指すと言ってもメニューとかってどうなの?って思ってしまう。
練習に本気が見えないサニブラウン選手にバートレット選手が質問する。
「ハキームはどうして世界陸上に行きたいの? 何がしたいの?」
「今回は経験のために……」
日本人らしい回答だなって思ってしまった。
日本人が指導者のいけない部分じゃないか?本気を出させることをさせてこない。なんか目標とかが曖昧のまま練習をさせる。
だからわざわざオランダに行ってまで練習している選手の口から選手同士の会話の中でもこんな回答をする。
「は? 経験なんかのためにロンドンに行くの? そんな経験、ほかでも積めるよ。私は19歳の時に世界選手権初出場で優勝したんだよ。ハキームは来年19歳だよね? 経験なんて言っている時間あるの?」
きゃー素敵。
まぁご自身も2005年ヘルシンキ世界陸上で金メダルを取った後、その次の目標が見出せず、燃え尽き症候群になった経験を持ってるからこそ、才能の無駄遣いをどうにかできないかと思っていたのだろうね。
わかるわぁ〜。
アスリートじゃないけどね。
サニブラウンが練習で100%を出さないこと
きっとサニブラウン選手の周りには勝てる選手なんて早々いなかったわけで、勤勉な日本人の特性は見習わなかったらしい。
まぁ本気で練習していてもきちんと教えられる指導者に恵まれてなかったらそんな感じになってしまうのかな?
でも、その結果がきちんと日本選手権で現れた。
やっぱり才能があるってことなんだね。
たった一言で出せるものがある。
今、強豪ひしめく日本男子短距離界で2冠。
「ボルトと戦いたい」
「9秒台は通過点」
「最終的には世界記録が目標」
発する言葉も目標も明確になってきている。
優秀なコーチの指導を受けられたのはお母さんの人脈だって記事も何かで見た。
彼には彼の才能を育たたせようとしている力が周囲にはある。
それに甘える人生をやめたら、すごい面白い結果が出てきそうだなって思う。
すごい期待!
やっぱり口にだすことは必要。
日本人はなぜかあまり大きなことを言わないことがいいことのような風潮がある。
平野美宇選手が今年になって一番成果を出したのは、「勝ちたい」をきちんと言うようになったからじゃないのだろうか?
藤井四段も目指すものを明確にしている。
勝った直後に大きなことを言っているように思えないが、しっかりとした思いが入っている。
謙虚に見えるが、ゴールがここではないということは言っている。
そういう人がきっと有言実行できるんだろうな。