それでも映画の良さがある
まぁ実はアニメ見たことありません。
ストーリー・・・映画の予告で見ただけの知識。
佐藤健の必死な顔と綾野剛のニヒルさを観たかったのかも。
それでも・・・
いつの時代も
人間 VS
の構図のものがある。
「亜人」も結局は人間ではないということで、人類の進化の鍵だとかで研究材料とされ、生き返ることをいいことにリセットさせられる。
痛み
恐怖
それらの感情は残ったまま・・・
「東京喰種ートーキョーグール」と構図としては同じじゃないか?
人間じゃない種別のものが自分たちの立場を認めさせることで争いが勃発する。
それでも
どちらも人間は無力だと感じさせる。
グールも亜人も人間にとっては畏怖なる存在。
まぁグールは食べちゃうわけで。人間を。
亜人は死なないし、リセットするという強みで支配しようとするわけで。
私は亜人を観ていて最初に思ったのは、佐藤健演じる永井はなぜ亜人としてモルモットにされ、それを助けにきた形の綾野剛演じる佐藤についていくことを拒んだのだろう?
きっとアニメでは描かれているのかもしれないポイントだろうが、映画ではわかりづらかった。
佐藤が殺すことを厭わないことに嫌気が走ったのだろうか?
あの状況だったら、敵対するよりもすがるんじゃないのか?普通。
まぁ敵対しないとこの「亜人」のストーリーが進まないのだけど。
城田優演じる田中くんはSPECのときの地居のような感じ・・・
演技の幅がないのか?こうなってしまうのか?
綾野剛の佐藤は今までにない感じの役というか声というか。
すごく厭らしさを感じる喋り方だよね。ストーリー的には生まれたときから亜人として研究されていた(=殺されていた)わけで。なぜ20歳でそれが終わったのかを知りたいところだけど。
永井くんは結局妹のために自分を殺そうとしていた玉山鉄二演じる戸崎と手を組む。
戸崎も嫌だわ。
ここではあまり出てこない婚約者のためにお金が必要だとしてもだよって言いたい。
で、なぜ川栄李奈演じる亜人の下村に「俺のそばにいろ」って言ってるのかな。
それがわからんわ。
川栄がいいわ。
アクションどこまで本人がやったんだろう?
城田優相手によくやってたと思う。うん。
浜辺美波演じる永井の彗理子。また病人役なのか?キミスイとは違う感じだったけど。
千葉雄大演じる奥山が、ほっこり。
寝返る感じで戸崎の方になるのだけど、その辺も謎。
久しぶりにキングオブコメディの今野 浩喜いたよ。元気そうで良かった。
まぁ映画とは言え、9.11を彷彿させるシーンはいただけない。
やっぱりそういうのってどうなんだろう?って思う私がいる。
最後に佐藤を粉砕することに成功する。
佐藤を消滅させればいい話だったのだろうか?亜人はきっとまだまだいるのだろう。
永井は自分だけ復活するように予め手首を切っておき、佐藤が侵入した方法で復活する。
しかし、彼はビルから飛び降りる。
彼は一体どこへ行くつもりなんだろうか?
さすがに24話分が2時間になっている映画ではストーリーがわからない。
ただ殺し合いをし、リセットしの繰り返し。
この映画は4DX対応ということでアクションメインの映画なんだな。
感動とかそういうものはどこにもない。
綾野剛かっこいいとか佐藤健かっこいいな映画か。
うーん。二人の演技力とは関係ない部分でこの映画に二人は必要だったのだろうか?
そう思ってしまった。