【中田久美全日本女子監督】「サワコの朝」で監督の素顔を知る

サワコの朝に登場!

中田監督が朝からテレビに登場。

朝から楽しみにしてたわ。

私のちょっと上の世代だからね。全日本の最後の輝いてた時期のセッターで、カッコ良かったんだ。

記憶の中で今もきらめく曲

中田監督の最初の選曲は「アタックNo.1」

1970年発売だったのね。東洋の魔女の後だったんだ。

この番組を見た世代が私の記憶にある全日本女子バレーなんだろうなぁ〜。

中田監督は再放送世代だと思うけど、それでも影響はあったのだろうね。

中1で始めたバレーで中3では全日本女子に選ばれるってどんな才能だったんでしょう?って感じ。

強いチームじゃないところで始めたから、強いところでやりたいって山田塾受けるか?

しかも900人が応募して合格者が7人ってすごいんだけど。

当時のバレーボール人気もさることながらって感じがするわ。

そこで14歳の女の子が突然親元を離れて合宿生活に入るってすごすぎる。

まぁ今は普通にあるけど、昔からあったのねって感じがする。

親もきちんと子離れが出来て、子供の自立をしっかりと支援していたから成功したってことだろうか?

15歳で史上最年少で全日本女子に選ばれての質問にも

「不安ていうのは無いですね」と言ってしまう強心臓。

まぁだからこそ、チームの司令塔として15歳で回せたのだろうけど。

だってあの当時のチームってロスアンゼルスオリンピック出場を目指したチームだったわけで。日立黄金世代で三上さんや三屋さん広瀬さんが居た一番私が好きだったチームなわけよ。

その大先輩をまとめて銅メダルにしたって言っても過言ではないだろう。

どんなにいいスパイカーやレシーバーが居ても核となるセッターが居なかったら勝てないのがバレーボールだろうしね。

しかも中田監督、最初はスパイカーだったって。それを山田監督がセッターに転向させてわずか1年弱で全日本メンバーに育てたのだから、才能なのか?訓練だったのか?やっぱり天才だったんだろうな。見出した方も見出された方も。

当時の山田監督の厳しさも言っている。

山田監督が求めるもの。周辺視野。日常の変化。そんなことから訓練が始まっていたんだ。

強いはずだわぁ〜。でも、それを中田監督だけに求めたわけではなかったはずで、それをきちんと出来たのがほんとにすごい。

ある日突然のセッター転向。

中田監督って左利きだと思ってたら、両手利きだったんだ。

それを見込まれてのセッター転向。それを出来てしまうのも本当にすごい。

腕の長さってセッターに有利なの?初めて知りましたわよ。

山田監督がしたことは当時の日本を強くするだけでなく、今にまで続くものを発掘、成長させたことなんだと思う。

もう一度、あの頃の強い全日本女子が誕生すると思っているのだけどな。

セッターに必要なこと。

「その1点を獲るために、3点先のことや3点前のことを見る」ってそんなに考えるポジションなの?

あぁでも、歴代セッターでセッターが引っ張ったチームはそんな感じだったかも。

中田監督と竹下さんね。その二人はそれをしていたと思う。

それが出来ていたって表現かな?他の選手はしようとしているのだと思うけど、そこまでのレベルではないのかなと。

今の全日本女子のセッターって誰?って思ってしまうから。

調子の悪い選手を調子良くするには?

「大体スパイカーはスパイクが決まれば調子よくなる」

その通りですね。で、そういう場面を作って盛り上げるのもセッターの仕事。大変だ。

サワコ「監督いらないじゃないですか」

中田監督「要らないです」

監督の代わりにコートで司令するってことだもんね。

ロスで銅メダル・・・「要らない。これじゃない」それが強さの原動力だったんだろうけど。

最初の引退が27歳だったんだ。今っていくつまで頑張ってるもの?

バルセロナオリンピック後に引退して3年後には復帰。

バレーボールしかしてこなかった人生でそれ以上のものを模索し続けて結局、バレーボールに現役復帰して、バレーボールの後進育成に推移。

2008年にイタリアでコーチングを学んで2011年に久光製薬スプリングスのコーチ就任、翌年に監督になっている。

2016年に全日本女子の監督。

やっぱり中国の郎平さんと同じだと思う。

郎平さんは引退後10年で中国の監督になって中国チームを立て直した。

中田監督も日本の郎平のような存在だからやってくれると思っている。

中田監督の監督業が想像していたものとちょっと違うような・・・

一番多いのが「見守る」という言葉。コーチ時代の中田監督のイメージは「怖い」だった。ジャンクスポーツで浮かれていた選手を一喝したりしたそんなイメージしかないのだけど、監督という任務になると違うらしい。

女子同士という中での怖さみたいなものも。

食べることも忘れるほど監督業に励むのがすごい。

天才が考えるバレーを伝える大切さ、繋ぎ合わせること。

今の全日本女子が弱いところは・・・

「世界に勝てないと思っていること」

メンタル大切だよね。今の子って馬鹿じゃないから傷つくことを恐れてしまうところもあるのかな。

でも、中田監督が監督になったのだから、世界に勝てるんだって思うわ。

技術的に可能だと言い切る中田監督の言葉を毎朝聞くべきだわ。

あの中田監督が普通に言っているのだから、信じるべき。

親世代が中田監督崇めちゃうよね。

そんな存在が信じてくれていることを選手はもっと自信にするべきだわ。

「アスリートは負けた時に心が折れる。折れた心を持ち直す力が必要」

いいこと言うねぇ〜。

昔ってさ、「その自信はどこから来るの?」って勘違い的な人が多かった気がするのだけど、今ってほとんど見ない。

生き残る選手。

それは技術じゃなくて最終的にはメンタルの強さ。

きっと最後はメンタルの勝負なんだよね。なんでも。

中田監督的には「最終的には気合根性

やっぱりね、東洋の魔女にはそれがあって、中田監督世代まではあったんだよ。きっと。

それが海外があっという間に増えてきて強くなったときに自分たちのしていたことを疑問に思ったことで日本は弱くなったように見えているのではないだろうか?が私の意見。

女性監督だから見えるもの

現役で苦労した部分がわかるから、解消して競技に集中させてあげたい。

中田監督の思いは「集中させたい」じゃなくて「集中させてあげたい」

どう選手が競技だけに集中できるのかそれを考えなきゃな時代なわけですね。当時はそんなこと微塵もなかったような気がする・・・

先輩後輩問題とかもあっただろうし。全日本クラスになればないのか?

そして女子同士の弱点は

「一度シャッターを降ろされると上げられなくなってしまう」

うーん、わかる。自分もそんなところがある。

嫌いと思ったら降ろす。

中田監督に閉められる選手も強いと思うのだけどね。

中田監督、閉められる前にこじ開けるって・・・幸せでしょ。それって。

でも、中田監督は閉められる前に「はい、ごめんなさいよ」ってノリで開けちゃうし、いろんな方法をルートを取るらしい。

そして選手との距離感に気を遣っていると。

あの「中田久美」がそこまで気を遣ってしまうなんて!!!

と私は思ってしまうわ。

女性同士で逃げ場を無くしてしまうことも出来ることを知っているからこその配慮。

距離感って難しいよね。

あまり遠ければ選手に伝わらず、近すぎたらダメ出し。。。

全部が東京オリンピックのためってことなのか?

だったら、10年くらい長期で考えればいいのにと勝手に思うのだけど。

でも、自身のストレス発散も選手との会話だって言うのが、いいなぁ〜。

自分の考えをちゃんと選手に伝えて一緒に考えて、慰められるって・・・すごい。

「久美さん頑張りましょ」

「そうだね」

この関係性っていいかもしれない。

今までになかった感じがする。

今年は「世界バレー」の年だって。

今年のチームはどうなっているのか?育っているのか?

試されるんだね。

そして最後の「今、心に響く曲」がヒーリングの曲。

眠れない時に聴いているらしい。

いろいろ考えすぎて眠れないのだろうね。きっと。

身体の疲れよりも脳の疲れを取るのって大変そうだ。

慰めの海

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  • provided courtesy of iTunes

中田監督で作り上げようとしているチームを早く観てみたい。

どんなチームになっている?

セッターは?

嫌じゃない、幸せなこと。

バレーボールが好きだってことを再認識したって言う言葉が一番いい。

選手の笑顔に一瞬だけ、感動しているらしい。

そして30秒後には冷めているというのが中田監督だぁ〜。

それがいい!

中田監督と全日本女子バレーを応援してます!