【将棋とマラソンは似てる?】昨日の王位戦を観てて思ったんだよね

タイトル戦はフルマラソン的な感じ

2日制だと一概に時間的なことでの比較ということではないのだけど、評価値を観ながら対局を観ているとマラソンを観ているような感じを受けたんだよね。

ついていく展開

今日の新聞の記事などを見ていると棋士は評価値ほどの差を感じて指しているわけではない的なことが書かれていた。

藤井七段目線でやっぱり見ちゃうから、1手指すごとに先手52%後手48%くらいのままがずっと続いている状態が結構すごいことだったんだなってこともわかった。

それがフルマラソンで先頭グループの最後にピッタリとついて走っているランナーのようだなって思ったんだよね。

トップの動きを観察しながら仕掛けるタイミングを伺っているような。

長丁場で逃げ切れるなら早めに仕掛けるのだろうけど、相手は受け師。そうやすやすと仕掛けられない。

それでもその受け師に対して中盤から小さい仕掛けをしていたということを知るわけで。

指された直後には解説の先生も首を傾げてしまうような手が終盤に生きてくるとか。

囲碁とかで言うところの「捨て石」的なものなのか?

昨日の19時の段階では「2連敗で棋聖戦かぁ〜、流れが悪いなぁ〜」って思ってた。

それが40分後にまさか逆の展開になるなんてほんと思わなかった。

受け師が間違えると思ってなかったってことなんだけど。

今日が移動日で明日もタイトル戦。

最終局まで行ったら渡辺三冠はやっぱり強さが増すように思う。

直近3連敗後の3連勝。3連敗が予想外だったとは言え、豊島竜王・名人に2連敗後の勝利をあげた直後で自信を取り戻しちゃったりしてるよね。きっと。

明日で決まることを祈ってる。