【コロナ黙示録】感想。これは桜宮サーガになるのか?

豪華共演ってところか

さすが海堂先生という感じがする。

コロナはまだどこに終着点があるのかわからないながらも、初動のお粗末さがフィクションなのかノンフィクションなのかという感じではあるが、説得力を持って納得してしまった。

登場人物のネーミングもすごすぎる。

桜宮サーガの今後の展開

この作品には桜宮サーガのほとんどの人が登場する。

海堂先生作品は登場人物が自分と同じように年をとっていっていることを感じるところかもしれない。

それでも「あぁまだ健在だった」と思うキャラクターも居るのだけど、今回、一人のメインキャラが引き際を迎えた最後ってことか?

コロナ黙示録ではあるが、安倍内閣とはどういうものだったのか、今のマスコミの役割とはどいうものなのか、かなり信じてしまえるような感じだ。

タイミング良く、内閣が総辞職し、新しい内閣が始まった。

が、前の総理をどうこうするようなことにはきっとならないのだろう。

なんかその点だけは、韓国という国がちょっとだけ(ほんとにちょっとだけ)羨ましいかもしれない。

大統領を終えると任期中の膿が溢れ出して、逮捕されるという。

膿・・・出せないんだろうな。きっと。

一蓮托生のような感じなのかもしれない。

酸ヶ湯官房長官が総理になったところで、たかが知れているのかもしれない。

かと言って、野党になったとしても未来はなさそうだ。

10年前の与野党の交代劇の間に民主党がしたことはなんだったのだろう?

あれは最後のマスコミ主導の交代劇だったわけだけど、それを後悔したことで現在の「忖度」マスコミが完成したのだろうなと思ってしまう。

何にしてもマスコミ主導だ。

10年前以上にSNSが台頭してきたとしてもテレビで情報を得ている層は居て、その層がなんだかんだ言っても今の政権を支えている。

情報弱者に対しての報道、正しいことが何なのか、わけもわからない状態にすることしかしなくなったマスコミ。

コロナの情報の出し方は本当に良かったのか?とか考えることもきっとしない。

母数のない検査結果や率とか、海外よりも罹患した人数が本当に少なかったのか?死者数は確かに少なかったのだろうが、感染者数は本当のところはどうなんだろう?

官僚と政府との癒着のような構造が一段と国民無視のような状況へ誘導しているように思う。

誰も正義がいない。

正義を貫こうとしても正義が殺されてしまうのが今の日本なんだろうな。

香港とかと比べたらまだいいほうなのかもしれないけど。

国際的に信用を無くし、口八丁だった首相が辞めてしまった今、外交はどうなるのだろう?

あと、国会議員の定年ってなんでないに等しいの?

若い人に道を譲ろうとしないかね。

中曽根さんに引退勧告をした小泉さんが懐かしいわ。

まぁ息子が首相になる未来は見たくないけど。ほんとどこかで世襲制廃止とかする人いないかね。

あ、本の感想じゃなくなってしまった。が、内容的には対政府のような感じかな。

最後の終わり方が「?」な感じだったけど。