【映画 罪の声】感想。劇場型犯罪の本当の姿

未解決事件の真相とは

グリコ・森永事件

私が中学生時代の一番大きな事件だった。

目的は何だったのか?

昭和の終わり、そして平成。

なんとなく時代は過ぎてしまっていた。

どこまでが真実なのだろう?

脅迫を受けた会社名は変わっていたが、犯人像はそのままだった。

この予告を観たのは夏前か?

自粛が明けて映画館に戻った頃だったような気がする。

あぁ秋かぁ〜って思ってたけど、あっという間に秋になってたね。

小栗旬、星野源のW主演。期待しかない。

原作はあくまでも「グリコ・森永事件」をモチーフにしているということだけど、新聞社に居た方で小栗旬の役のようにきっとすごい事件を掘り起こそうとしたのだろう。

子供の声

当時は本当に子供の声を使ったとは思ってなかった。

当時の技術でも合成は可能なのではないかと思ってたから。

それでも、本当に子供に読ませていたら?そこからこの作品は始まっているのだろう。

テーラーの主人の曽根俊也役の星野源。なんかこんな方居そう・・・

俊也はなんで屋根裏を探したんだっけ?

あ、クリスマスのライトを探そうとしたのか。

市川実日子が・・・妻の亜美役なんだけど、普通の奥さん役って言うのが珍しい感じ。

屋根裏で見つけてしまった手帳とテープ。

自分の声と英語で書かれた手帳。

父親の知り合いだったら知ってるかもと聴くと叔父の字だということがわかる。

火野正平さんがとても良い感じです。

小栗旬演じる阿久津は新聞社の文化部記者なのになぜか未解決事件の特集するように言われる。

お互いがそれぞれの聞き込みなどで同じ人にたどり着く。

二人をつなぐキーマンが橋本じゅんさん。「MIU404」で星野源さんと共演されていたけど、映画の撮影の方が先かな?

橋本じゅんさんの役が唯一のクスっとポイントだったかもしれない。

やっぱりストーリーとしたら重い。

事件に使われた声が自分だと大人になって知った俊也は「どうして?」を求めたのか?

自分同様に声を使われた子供はどうしているのか?という思いだったのか?

阿久津に真実を明るみにする意義などあるのか?と問うものの、真実を知らなければいけないという気持ちになっていく。

俊也に意義を問われた阿久津は自分のしていることに疑問を持つ。

が、互いに真実を追い求めることを選択する。

それはあと2人の子供の今。

俊也は自分が不幸だと思っていた。残る二人はどうしている?はどういう感情なんだろう?

犯人グループのメンバーが解明していく。

そこには暴力団組員の影もある。

ようやく真相をとらえたとき、俊也は残る二人のうちの一人の35年を聞き、自分の半生を問われ困る。

「自分は不幸ではなかった」

なぜか他人が自分以上の不幸の場合、不幸でない自分を責めてしまうのはどうしてなんだろう?

これはあくまでもモチーフとした物語。

本当の真相ってどうだったのだろう?

声は本当に子供だったの?誰の子供だったの?

小栗旬がいい感じ。星野源もいい感じ。

年配世代が豪華すぎ。

火野正平さん、宇崎竜童さん、梶芽衣子さん。

梶芽衣子さん、やっぱり女優さん。顔がお綺麗過ぎ。

可愛そうなのは川口覚さん。宇崎竜童さんの役の若かりし頃の人なんだけど、生年月日が宇崎竜童さんのまま・・・。