学校では教わらなかった
「Ms.」という敬称を知ったのは、社会人になってから。
留学経験のあった会社の先輩から教わった。
未婚女性のことはMiss、既婚女性のことはMrs. じゃあ、離婚した人は?ってことになるよね?
ジュリアン・ムーアが溢れてる
最近、観る洋画ってなんかジュリアン・ムーアだらけって感じなんだけど。
「キングスマン:ゴールデン・サークル」
「グロリア 永遠の青春」
「ディア・エヴァン・ハンセン」
この作品はアメリカでは2020年には公開されていた作品なんだ。
グロリア・スタイネムという実在した方の自叙伝の映像化ってことなのか。
アメリカの女性解放運動を知っていたような知らないような。
なんか自分が生まれた頃のアメリカはまだ人種差別、女性軽視のど真ん中だったことがわかった。
映画はグロリアがどんな人生を歩んできたのかが4人の女優で描かれている。
幼少期には旅ばかりで学校へ通えていなかった。
そして、インドの大学へ留学。インドのカースト制度やアメリカよりもひどい女性軽視の現状を記事にしようとするが、女性が社会的なことを書けない時代があったことが驚きだ。
グロリアは「プレイボーイクラブ」へ潜入し、女性の性の商品化への警鐘となったってすごいけど、男性はいつの時代も女性軽視なんだなってことを知った。
女性労働者同盟をまとめることを行い、雑誌「ミズ」(Ms)を創刊。今のアメリカの女性のイメージはこの女性とその周囲の人の行動によるものなのか。
中絶が法律で禁じられていたことも驚きだった。
日本でも実は明治の頃の堕胎罪が残っているらしいが、戦後の「優生保護法」で医師に中絶する許可がおりたことでまぁ今に至るなのか?
この作品の中で中絶は罪になる。けど、非合法でもしなければならない状況で中絶をしたことを公表し、法律を変更するような活動が起こったみたいだけど、なぜ反対意見があるのかがわからない。
男性が反対するってどういう気持ちなんだ?
女性が反対するって同じ女性としてなぜ無理解なんだ?って感じで。
まぁいろんな世代を4人の女優で繋いで絡んで過去の自分と対話していくという手法は新しいなって思った。
アメリカは日本よりは女性の地位は高そうだけど、女性大統領が未だに登場しないのはまだまだなのか?
日本はアメリカの20年後ってことだから日本なんか私が生きている間は無理なんだろうな。きっと。