【映画 夜を走る】感想。「教誨師」の監督作品だったのか

エンドロールに

エンドロールの企画に「大杉漣」さんのお名前。

もし、ご存命だったらどの役で出演されていたのだろう?

そんなことを思ってしまった。

嫌悪感?

チケット購入時に1件のレビューがあった。そこには「嫌悪感しかない」とあった。

単館上映の映画でレビューがわざわざあるってすごいなぁって感じでもあった。

が、私は玉置玲央さんの作品が観たい病なので(舞台はハードルが高すぎる」とりあえず行ってみた。

それでも「嫌悪感」とはどういうことなんだろう?と言うのが、映画を観る中のテーマになってしまっていた感じもあった。

スクラップ工場で営業として働く秋本と工場で働く谷口と。

秋本役が足立智充さん、谷口役が玉置玲央さん。

女性として思うのは秋本という男性が終始気持ち悪い。

と切り捨ててしまってはいけないのだろうけど、さすがに40過ぎて実家で結婚も女性と交際経験もない男性は気持ち悪く思ってしまう。

何を考えているのかがわからない人はキツイ。

反対に谷口みたいなタイプも無理だけど。要領よく生きているけど、大切なことを見誤っているタイプね。

まぁまだ谷口みたいなタイプは気持ちは悪くないから良いのだけど。

そんな女性視点があっての作品なのかもしれない。

同僚で秋本を意味もなく怒鳴る本郷役が高橋努さん。

で、松重豊さんの無駄使い的な感じ。

まぁ説得力はあるな。うん。

スクラップ工場に営業に来た、女性。その女性に対して、下心をだした人間がいた事で起こったわけで。

何も考えずに怒鳴られながらも会社を辞めようとしてなかった秋本がなぜか女性のスマホを捨てずに手元に置き、そこにかかってきた電話に出るという考えられない行動。

そして、行き着く先は宗教団体?宇野祥平演じる美濃俣が主宰の変な団体。私の嫌悪感はここだったけど。

他者の弱さと自分の弱さをなめ合いながら、平和的に居場所を提供している場所?

気持ち悪い。

結局は美濃俣も女性に担がれているだけのような雰囲気だったし。でも、弱い人間につけこむ人間はきっと今もこの瞬間につけこむ人間を探しているのだろう。

秋本はここですぐに洗脳される。そしてなぜか自分が通っているフィリピンパブの女性を連れて行く。

は?な行動でしかない。

谷口は谷口でいろいろな裏工作をする。誰が悪いのか、バレなければいいのか。

それでも自分自身は知っている。そのことで結局自分が苦しんでいるのだろう。

それよりも谷口夫妻はW不倫をしている。W不倫をしている夫婦の子供はどんな大人になってしまうのだろう?

自分の親は嘘をついているわけで。

まぁミステリーと言えばミステリー。人間の弱さや愚かさが出ている作品。

教誨師のときにも感じた、自分の知らない世界をどう感じるかってことなのかもしれない。