【映画 東京2020オリンピックSIDE:A】感想。オリンピック開催の意義?

1年前は

オリンピックまでのカウントダウンが始まっていた。

あと1ヶ月半でオリンピックが開幕する。

本当に?って思ってた時期だった。

日本人として何を得たか?

この映画のキャッチコピー

「2021年夏、日本人は、いったい何を経験したのか」

1億2千万人の国民のうち、どのくらいの人がオリンピックに対して何か思いを残しているのだろう?

私はどちらかと言えば、こういうドキュメントを見るほうが好きだなと思う。

何をどう切り取って2時間にしているのだろう?と。

SIDE:AとSIDE:Bとして2部構成になっているらしい。

日本人をターゲットにはしていない。

森元首相がアップで出てきて(さすがに映画のスクリーンに耐えられないと思うが)、あぁそう言えばと思い出したが、なぜ、森さんはオリンピック委員会の会長を辞任したんだっけ?

忘れてるわ。

あぁ菅さんが首相だったわね。とか。1年前だけどなんかその間に冬季オリンピックもあって・・・

それにしてもまぁ開催出来た。ほんと良かったのだと思う。

が、開会式の日にまで会場の外では「中止」のデモがあったことを初めて知った。

え?そのタイミングで「中止」を叫ぶことの意味は?そこで中止にしたところで、かかる経費がゼロになるわけではないし、誰が望むの?

ごく一部の反対派の方の意見が通ることなんてないわけで、全員が賛成しないなら開催しませんって大会ではないわけで。

映画の中にもコロナの病院の映像も差し込まれている。その意味は?コロナに罹患した人がいるのにオリンピックをするのは悪なの?

オリンピックに関わった人の多くは最善の注意を払って罹患せずにあの場に立った。

罹患した人のどのくらいの人がそのくらいの注意をしたって言えるのだろう?と思ってしまうのだけど。

自分は大丈夫とかって思ってなかった?とかって。

SIDE:Aが伝えたかったことはなんだろう?

シリアの選手がボートで母国から逃げてドイツ?で練習をしてオリンピックに出場出来たということ。

彼らはオリンピック後はどうなったのだろう?

自国に戻ることはできないだろう。

イランの柔道家。2019年になるのか?の世界大会から追っていたのだろうか?そこで政治的なことで敗退することになった。

その後、難民申請が通って、モンゴルの選手として81kg級で出場し、決勝は日本の選手と。

それでもカメラはモンゴルの選手に向いている。最後のシーン、覚えている。

負けた選手がなかなか起き上がれなかった。

いろんな思いがあったことがわかった。

女子バスケ。突然強くなったという印象しかなかったのだけど、オリンピック前の合宿の様子には知らない顔、名前がメインで出ている。

そして、カナダのバスケットの女子選手、ケニアの陸上の選手、共通点は子育て中ということ。

オリンピックが1年延長になったことで出られた人、出られなかった人といたのだろうけど、ママになってもオリンピック選手を諦めなかったカナダのバスケット選手の動きは今後の女子アスリートの希望になれたらいい。

そう、日本の女子バスケの代表だった元選手は代表を断念し、子育てに入った。もし彼女が代表だったら、優勝していたのか?って思わせる作りだったりするのだけど。

決勝を子供を抱いて観客席で見つめる。

負けた試合を見て、涙を流した彼女の涙はどんな涙だったんだろう?その場に自分がいない悔しさ?日本が負けた悔しさ?

彼女にとってはどちらか一つの選択しか考えられなかったと言っていた。そういう教育だよね。日本って。

いろんな視点で「あぁ、そこを切り取ったんだ」って思えた。それでも、知らなかったこと、海外の選手はアスリートであるだけでなく、信念を持って競技以外にも戦っていることなどがわかった。

まぁ日本はまだ競技だけでそれ以上になる人はそうそういないのだけど。大坂なおみ選手のようなアスリートは日本で育ったら難しいのか?

SNSで叩かれたとしても自分に直接言ってこないのだから怖くもなんともないって言葉がすごく良かった。それでも、オリンピックの場面で力が出し切れるかどうかは別の話なのだろうけど。

アメリカ人のアスリートってなんであんな長いまつげのつけまつげして動けるの?が気になってしょうがなかったんだけど。