オリジナルってことはやっぱり当て書きかな
<好きという感情>の深堀り作品なんだけど、なんか自身に置き換えて考えてしまうような感じになった。
私もいまさらパートナーが誰かを好きになったとして、「怒り」とか出てくるだろうか?
夫婦という形
ある意味3組のカップルが出てくる。
1組目が稲垣吾郎演じる茂巳と中村ゆり演じる紗衣。
2組目が若葉竜也演じる正嗣と志田未来演じるゆきの。
3組目が玉城ティナ演じる留亜と倉悠貴演じる優二。
それぞれがその世代に共感されるものがあるような気がする。
茂巳と留亜の関係は、年齢差があるとは言え、どこかで思考の方向性が似ているのだろうなって。
紗衣と正嗣が浮気をする側ではあるけど、誰も家庭を壊す気持ちはないように感じる。
まぁずるい人間ってことになる。
紗衣がもしかしたら、一番気の毒な存在なのかもしれない。
夫の感情がなく、仕事のために作家と寝る。
2時間半という長い作品ではあるのだけど、それぞれの心情を丁寧に描いていて、飽きる時間はない。
派手なシーンがあるわけではないのだけど、どこか共感をしてしまう。
私は、茂巳に対してなんだけど。
セックスをしなくなった夫婦はどうあるべきなんだろう?
運命共同体ってことでしかないのか?
結婚ってなんなんだろう?ってことになっちゃうんだけど。