真夏の避暑地生活から現実世界へ

あっという間の1ヶ月

盛夏、猛暑の北関東から逃れるように北海道へ行ったのは7月の最後の土曜日。

年々の気温の上昇は何も内地だけではないのだけど、それでも、こちらの最低気温があっちの最高気温であるということは救いだった。

霧の釧路

出発の朝、釧路はこんな霧の中にあった。

そうね、20日この画角で外を見られたけど、日の出を拝んだのは、4日くらいだった。それ以外は、ここまででなくてもほぼ、霧の中だった。

天気予報は「晴れ」になる。上空とは関係ない地上付近の現象なわけで。

だから、釧路で星を見た記憶もなく、月を見た記憶もない。

まずは函館まで行って、宿泊することにした。

さすがにノンストップで走り続けるほどの体力はない。

釧路を抜けると空は秋を感じるような色が広がっている。

占冠SA、真冬になったらすごく寒くなる地域だなぁ〜。でも、いい景色。

北海道の地図を南を上で見るってことはないからすごく新鮮。

でも、函館まで半分も来てない。

約2時間後には有珠山PA。ここに来たら、太陽がジリジリしてて「北海道なの!?」って言いたいくらいの暑さ。

有珠山、昭和新山をこういう角度で見たのは初めてかもしれない。

行きはこの辺は雨模様で景色なんて何も見えなかったし。

下り線より上り線のほうがきっとキレイに見える。

遠くに駒ケ岳も見えていて、ほんと夏の北海道満喫って景色。

そして、4時間後・・・

眼の前に駒ケ岳。森の道の駅の展望から。あまり盛夏に来た記憶もなく(そんなこともないのだけど)ここまで山が見えたのは初めてだったと思う。だから、駒ケ岳ってこんな山なんだって初めて知った。

このポイントに来る前の海岸線から見えた海に浮かんでいるような駒ケ岳が一番良かったけど、車を停車するようなところがなかった・・・

裾野がとてもキレイな山だなぁ〜。

そして函館。

気温は33度。歩くのも嫌だなぁ〜って思いながら、函館朝市で「イカソーメン定食」を食す。

20代の若かりし頃、社員旅行で食べて以来だけど、なんか変わらない。その時もここに来たんじゃないかってくらい変わらない。

が、このイカソーメンだったら・・・海鮮丼のほうが良かった。。。

大人になるとまぁ贅沢になる。

お店を出たら、目の前にホテル?と思ったら、ダイヤモンド・プリンセス号が停泊してた。

おぉ〜数年前1ヶ月間毎日報道されていた船!

大きい〜。

チェックインまで時間があったから、とりあえず、ダイヤモンド・プリンセス号が見えるポイントを巡ってみた。

手前のカップルの姿が、実は撮影しているときには全然気にならなくて。輝度が上がりすぎててモニターがほとんど暗かったから。

車で函館山の山頂へ。この辺なんだ。

近くだと、高速?道路があってすごい近づかないと撮れないし、ここからが最高かも。

上空を函館空港に着陸態勢の飛行機が・・・

もっと撮りたかったけど、8時入航、18時出航ってことだから、これで終わり・・・。

函館山からの景色も雲が絶妙な感じですごく良かった。

ホテルにチェックイン。

南向きの部屋。すごくいいブルー。

夕焼けで染まっていくのもなかなか良かった。

夜は出歩くこともなく、就寝。朝早かったし、翌日も走るわけで。

夜早かったとは言え、結局、朝焼けがキレイだから4時半には目覚める。

youtu.be

南向きの窓からはこれが限界だった。

残り700km走るということは認識していたのだけど、やっぱりウォーキングしておこうと水だけ持って出る。

本当はホテルの南側の海から函館朝市方面を歩くつもりだったのに、「函館山までってどのくらいなんだろう?」って検索したら・・・

1時間って。

「歩けるじゃん!」ってなっちゃった自分が居た。

このまま上がっていく感じ?

この看板のところに、数台停められるスペースが有って、普通はここまで車で来るみたいなのだけど、私はここまで2.3km歩いてて・・・

ここから本格的というほどでもないけど、ちゃんと整備された登山道だった。

この辺はまだ6時前なんだけど、蒸し暑い・・・

しかもちゃんとした登山をするつもりもなく出てきている自分は素足にウォーキングシューズに膝上丈のパンツ。

虫怖い・・・って感じでほんとオーバーワークだった。

だから、あと少しってところの階段でかなり貧血状態。キツかった〜。

初めて知ったのだけど、ここが「基準点」なんだ。

北海道はここから始まっているってことか。

なんか真東に太陽があるってすごいなぁ〜って思ってしまった。

結局、2時間半の登山でホテルに戻ってシャワー浴びてすぐチェックアウトって流れになってしまった。

余裕ある行動のはずだったのだけど・・・

帰りは大間行きのフェリー。

しかも4週前に予約出来たから、プレミアムシートが取れてた。

新幹線のグリーン車以上にスペースがあって良かった。まぁ日差しを受けて泣く泣くカーテンをしちゃったけど。

しばらくして外を見たら、にっぽん丸の姿が!これから入航なんだよね。なんか日本の客船を2隻も見られてちょっと得した気分。

海なし県にしか住んだことがないから、こういうのが非日常で良いなぁ。

大間の目的はなんと言ってもまぐろ。

一昨年に初めて行ったときのような感動はなくなってしまって、時期的なものなのか、赤身丼なんだけど、中トロが多い感じで。

赤身が好きなんだよね。

そして、このあと、高速に乗れるまでが長い!11時に大間港に着いて、ご飯食べて11時半には出たけど、最初の高速にのれたのが15時近く。

下道好きだけどね・・・さすがに漁村を40kmで走っていると、いつ到着できるだろう?って不安にはなるよね。

それでも、15時に高速にのって、21時くらいに無事到着。

1ヶ月密室だった部屋も変わりなく安心。

まぁやっぱり自分の部屋はすぐに馴染む。当たり前だけど。

釧路へ行った目的として、右ふくらはぎのリハビリ的なことが大きかったけど、それは達成していた。

しかも贅沢に1週間に2回も整体へ通ったことで、1200km走ってきた翌日とは思えないほど足のむくみもなく、さすがに首の疲労はあったけど、それ以外には何もなく。。。

かなりバランスの良い体にしてもらっていたことを実感する。

函館山だってそれなりに負荷はあったはずだけど、その影響もどこにもなく。摩周岳の後は、車の運転をして出ると、足腰がまっすぐに出来ないくらいの状態だったけど、そんなことはまるでなかったし。

たまには必要なんだな。こういう重点的なケアって。

を実感した。