2023/06/09 映画「水は海に向かって流れる」

女優デビューして10年の広瀬すず。今までは一番下という役柄だったけど、この作品では年下の俳優陣を見守るような役。

姉の広瀬アリスの方が美人顔だと思っていたけど、広瀬すずも美人顔になってきたなと感じる。10年前の印象がボーイッシュだったり、まだ幼さが残っていたからそれを引きずりすぎだな。

年下の俳優とは言ってもキャリア的にみたらどうなんだ?って感じなのかもしれない、大西利空。2017年公開の「3月のライオン」の幼い日の零くんなんだよね。まだ6年だけど、あっという間に高校生ってことで大人になって・・・と親戚のおばちゃん状態。まぁその真ん中辺りに「キングダム」の幼き信があるのだけど。あ、それよりも印象に残っているのは「悪魔の弁護人・御子柴礼司 〜贖罪の奏鳴曲〜」の園部信一郎があった。これがもう4年前になるのか。

子役で活躍しつつ、ちゃんと中学時代、高校時代でも役者出来てる。3月のライオンの零を演じた神木隆之介のようになっていくかな?

よりも當真あみの方がほんとまだ女優として始まったばかりって感じで、10年前の広瀬すずのような新鮮さがあるなと。

そんな若々しいキャストとシェアハウスのベテラン陣というすごい取り合わせ。シェアハウスが豪華なのに、親も豪華という・・・。広瀬すず演じる榊千紗の両親が勝村政信と坂井真紀とかって・・・坂井真紀が良い意味で年相応の母親役が増えてきた。良き。で、大西利空演じる熊沢直達の父親が北村有起哉って・・・。まぁこちらはちょっと年齢が離れた親子だなって雰囲気だったけど。

まぁすごいストーリーを思いつくなぁってくらい世界は狭い。たまたま住んでるシェアハウスに曰く付きの二人が同居するわけで。

予告で榊さんが口にする「私、恋愛しないので」が想像では10年前に好きな人がいなくなったんだなってことは想像がつくけど、その好きな人がまさかな展開で。

まさかの展開はお盆で血たらーってなっちゃう展開で。あの至近距離でどんな角度で当たったんだ?って不思議で・・・

きっと、純粋に育ったのだろう直達だし、高校生という年齢の設定だから良かったのだろうなとは思ったけど。

そして、この作品は「飯テロ」である。なぜか山盛りのポテトサラダとか、すごい牛丼とか、大量のゆで卵とか・・・(なんか茹で加減絶妙じゃない?)食べたくなった。

それにしても直達くん、よく走ったね・・・。まぁ當真あみ演じる楓もだけど。こちらは陸上部設定だからね。でも、走るフォームはとてもキレイだなって思った。

複雑さを抱えているちょっと大人のお姉さんを思春期で鈍感ながら支えようとする話し。恋愛感情なのかどうかもわからないけど、それでも必死になるところが初々しいなと。

2023/06/05 映画「はざまに生きる、春」

この作品の主役は小西桜子演じた小向春なのだと思って見ていたが、エンドロールで一番上にあったのは、宮沢氷魚だった。まぁこの映画の制作がレプロなのだから、今やレプロの稼ぎ頭になってしまった宮沢氷魚を主演にするだろうなって納得した。

きっと脚本の段階では主演は小向春だったんだろうな。それでも、商業映画の段階で変わらざるを得なかったのだろうな・・・とちょっと本題とは違う複雑さを感じてしまう作品だなと。

だって、「春」ってタイトルにあるんだから、やっぱり役名で「春」って人が主役でしょ?しかも彼女の心の変化に宮沢氷魚演じる屋内透が居るのだから。

それはそれとして。

屋内透の担当編集者になった春が違和感なく3年目の若さで戸惑いから嘘のないグレーゾーンなのかもの屋内に惹かれていく。

宮沢氷魚でアスペルガー症候群役は罪だわ。だって、純粋にキレイな人が心までキレイな特性の持ち主になってしまうわけで、憎めないでしょ。

少しこだわりの強い人くらいならクラスに一人くらい居たかもしれない。それでも、アスペルガーを持ってますって人はそうそう、一緒の時を過ごしてきていないから、まだ成熟していない人間にはどう接していいのかわからない対象になってしまう。

それでも、徐々に他の人が感じる「おかしい」を否定し、彼の特性と感じるようになるのは、彼氏と同棲しているのに、勝手に想いを寄せちゃう女性ってならではなのか?

まぁホラー映画を見て怖くないって言う部分は彼女の行動が怖かったわ。

最後はドタバタな印象で終わってしまったけど、未熟な彼女がどう彼と向き合っていけるのだろう?

お互いがやっぱり傷つくだけなのではないか?まぁそれは別に障害のあるなしに関係なくあることだとは思うのだけど。

公開2週目でもう1日1回上映なんだけど、そもそも予告すらも観たことがなかったから、この映画はどういう感じなんだろう?

2023/06/02 映画「怪物」

是枝作品ということ、カンヌで脚本賞受賞ということなどもあるのだろう。初日初回公演はほぼ満席だった。

ほんと久しぶりに両隣に人が居て居心地の悪さを感じながらの鑑賞となった。

最近は、イオンシネマなのだけど、アップグレードシートにしてもいいのだけど、飲み物要らないんだよね。とかとか。。。だけど、次回、人気ありそうな作品の時には使ってみよう。

ユナイテッド・シネマ、TOHOシネマズより座席が狭い印象かもしれない。普段は両隣どころか、その段に他に人がいることは少ないから気にならないのだけど。

映画は半年くらい見ていた予告で抱いていた印象とはまるで別物の印象が残る作品だった。

多分、この部分が脚本の妙なのだろう。

予告では母親役の安藤サクラの場面と教師役の永山瑛太の場面だけだったからなのだろう。

この作品の肝はやはり「子供」

是枝作品には「子供」が必須だろう。そしてその「子供」の使い方がとてもうまい監督さんという感じがやはりある。今回はより「誰も知らない」を思い出すような作品だった気がする。

予告で流れる「怪物だーれだ」という子供の言葉。それは怪物探しということなのかというミスリードがあるが、実は違う。

裏側にあるのは純粋ではあるけど、自我も芽生え始め、どうしていいのかわからない感情の子どもたち。

それでも、これはフィクションとは言い切れない。これはきっと日常の誰でも起こりうる状況になりつつあるのが今の日本のような気がするのだけど、日本固有の問題ってことでもないから世界で評価をされるのか。

「誰も知らない」も2004年くらいの日本の根底にある社会問題なのかと思っていたが、最優秀主演男優賞を受賞する。セリフらしいセリフもなかった柳楽優弥が受賞するわけだけど、表情、目で語る作品だった。

今回の作品は子供は二人。安藤サクラ演じる早織の息子の湊と実はこの物語の一番のキーなのだけど、それに気づけなかったことで全部の掛け違いが起きたのだろうと思う少年依里。

まぁそれ以外でも学校という組織の気持ち悪い対応と母親の対応。母親が学校に行く前に相談出来る相手がいないのが今の日本なのだろう。子供を見ているようで見ていない。見ても気づけてない。

自分の思う通りにしたいということがあるように思う。

母親の場面で出てきた保利先生はとんでもないクズに見えた。が、先生の場面では気の毒な先生となる。まぁこちらも何も見えてない人間なわけで。イジメを気づける先生というのは存在するのだろうか?表面化したことが全てになるよね。そうだよね。

後半は根底にある問題が顕著になる。そこには母親不在の父親のネグレスト、体罰を受けている依里の姿もあり、学校でイジメのターゲットになり、一緒にイジメに加わらなければならない湊の苦痛。いろんなことを流すことで身を守っている依里が愛おしい存在になってくる。

それでも子供二人のシーンはほんと楽しそうで幸せそうだ。

先生場面のラストシーンと子供場面のラストシーンはリンクしているはずだが、交わっていない。どうなったのだろう?という疑問が残る。

2023/05/30 映画「岸辺露伴 ルーブルへ行く」

2020年の年末と2022年の年末のドラマをお正月休みの終わりに楽しく見ていた。

映画化されるということではあったが、スケールが大きくなった。

パリのルーブルへ行くという。

映像がキレイで実際にルーブルへ行ってみたくなった。

まだ原作を全部映像化しているわけではないみたいだから、また年末のドラマを期待したい。

映画化で困ったのは、飯豊まりえ演じる泉くんの声の高さ。

露伴をベースに音を合わせているのだろう。めっちゃ大きくて、しかもイラっとするキャラ設定だから余計にイラっとしてしまった。

少年期の岸辺露伴役の長尾謙杜の初々しさが良き!

そして、絵の謎となる過去映像の高橋一生がまた良き。

露伴の少年期に登場した奈々瀬は実態があったの?幽霊だったの?

それが知りたいのだが・・・

展開が3つの時代、場所に遷移するが余韻があってすごく良いなぁって思う。

まぁ大きいスクリーンで迫力があった映像がとても良き。

2023/05/22 映画「宇宙人のあいつ」

勤務時間が変則になってるから、月曜の朝から映画を観られるという幸せ。

それでもそれなりに人がいる。

イオンシネマ、アップグレードシート以外の席だと見づらくない?アップグレードシートにしてもいいけど、ドリンクがついてくるとか要らないんだよねって感じで。

最前列がほんとに観にくいってさ、ダメだと思うんだよ。

車椅子の人への配慮とかまるでないってことでしょ?

車椅子エリアの近くで見ることが多いのだけど、そこで見やすい劇場は素敵だなって思う。

足が窮屈にならない場所って思ってその辺を選択するのだけど・・・めっちゃ首が痛いわけで。

いきなりエンディングのシーンから始まる。

おぉ!?

真田家という日村勇紀が長兄の夢二で、次兄の日出男が中村倫也、長女の想乃が伊藤沙莉で三男の詩文が柄本時生という面白いしかないだろう面々。

芸人の日村さんが一番セリフが多いよねって感じだったけど、日村さんがベストだよねって感じ。

設楽さんが出てたみたいだけど、司会者ってなんだっけ?忘れてる・・・

ずっと笑っている場面ばかりじゃなくて、真剣にシリアスだから笑える。

中村倫也=宇宙人

リアルでもありそうな展開。普通に「僕、宇宙人なんです」って言っても納得しちゃいそうな感じ。

いろいろ知ってから見直したくなる映画かもしれない。

2023/05/20 映画「最後まで行く」

岡田准一のアクションシーンは派手なところで言えば、少なめ。どちらかと言えば、綾野剛の気持ち悪さがすごすぎた。

タイトルの意味が全然わからなかったが、きっと最後の想像の余地がある部分になるのか。

いろんな思惑が一瞬一瞬にある。が、実は全部が繋がっていて、その後ろにはやはりあの方がいる。

そう、もう全部の邦画に出ているのではないかと思われる柄本明氏である。

ほんと柄本明さん無双状態。御本人は別にそんなことを望まれているとは思わないけど、柄本さんの役柄で説得力のある役者さんがいなくなってきているのだろうな。

息子さんたちはまだまだそんな役どころじゃないし。柄本家・・・みんながどれかしらに出ているのは間違えないんだけど。

そう、主演は岡田准一で、追い込まれるダメダメな感じの役。人間が追い込まれると思考は停止しないで隠す方に最大限発揮されるという見本のような行動。

妻が広末涼子。広末涼子もこの年代無双な感じになってきているような感じがする。

同年代で結構早めに結婚出来たから?まぁそろそろ結婚した女優陣戻らないかしら。

まぁなんか見てて「現実社会でもきっとあるんだろうなぁ」って思っちゃうところが悲しいよね。

現実の方がもっとひどかったりするのかもしれないな。

それにしても綾野剛の怪しい怖さがめっちゃ怖かった。笑顔のない役ってヤクザとはまた別の意味ではまり役なのかもな。

2023/05/07 映画「銀河鉄道の父」

実は宮沢賢治の作品を何も読んだことがない。

それでも、残した作品名は知っている。

この映画は宮沢賢治が主ではなく、その父親の政次郎が主役。役所広司さんと菅田将暉さんの親子は見応えがあったと思う。

すごいところにスポットを当てた作品だなって感じで。

作家本人ではなく、その父親って・・・って言うのが予告を見ていた感想。

宮沢賢治という人自体のことも映画ということで少し内容が変わっているようなので、あくまでもフィクションなのか?

当時の宮沢家は質屋ということで裕福な家だったのだろう。だから、賢治がいつか家業を継ぐことを想定して学校へ行かせ、そんなに良い成績ではなかったが、上の学校へ行きたいと言えば結局は行かせることが出来る。森七菜が妹役で久しぶりに良い役だったのではないか?

菅田将暉、ちょうど1年前、「ミステリと言う勿れ」の直後にメディアに出ていた時にくりくりパーマから五分刈り状態だったが、その頃が撮影期間だったのか?

役者に関してはさすがだなって感じ。岩手の訛りとかすごかったけど、とてもネイティブ。

でも、ストーリーがというか、宮沢賢治という人が「え?」って感じしかない。心が弱かった人だったのだろう。そして、そんな息子を信じて信じて無名のまま亡くなった後に世に送り出した父親がやっぱり主人公になるのだろう。

この世の中にどのくらいの作家が日の目を見ずにって状態だろう。それでも自分の息子の残したものを世の中に広めたいという父親がいたから、今や日本で知らない人は居ない存在になっているわけで。

なんか菅田将暉自身に似ているような。彼の才能を信じている父親の存在が似ているなぁって思う。

2023/04/30 映画「ヴィレッジ」

予告より本編の方が良かったと思える映画かもしれない。

予告はただ暗く陰湿さしか感じなかった。まぁそれが根底にあるものではあるのだろうけど。

さて、コナンが公開されている期間の日中の公開には行ってはいけない。と毎年後悔しているが、今年もかなりの後悔。上映時間が「ヴィレッジ」が9時05分、「コナン」が9時20分ってことで、駐車場は満車。ちょっと遠い場所に停めて初めて歩いたわ。雨がちょうど止んでてくれて良かった。

ロビーの喧騒とは裏腹に「ヴィレッジ」のスクリーンはまだ人もいなくて静寂があって気持ちよかったのだけど、すぐにうるさいカップルによって壊される。なぜ、スクリーンに入って話をしようとするのだろう?内容筒抜けだけどって感じ。聞きたくないんだけどね。

ヴィレッジ

日本で今この瞬間でもどこかで実際に起こっている日常なのかもしれない。時代は令和になっても「村」は変わらない。住んでいる人も変わらなければ、風習も変わらない。それでも、後継者が居なくなって次第に変わらざるを得ないのか?

藤井道人監督の描く社会問題作品はリアルだ。自分が知らないだけなのだと思うし、今の自分が生を受けた場所が「村」じゃなくて良かったと思うだけだ。

私は「村」では生きられない。さっさと捨てて自分の生きる場所を探すタイプだ。

この映画で描かれている「村」はここにしか自分の居場所はないと思っているのか、何も考えないようにしているのか、同調圧力の中で生きる人々の生活。

父親が犯罪を起こした。普通、家族ごと家を追放されるような感じだが、この「村」は違ったのか。

それでも、きっとネグレスト状態になったのだろう母親と周囲から差別的な視線を浴び続けた横浜流星演じる優。なぜ自分がこんな我慢しなければいけないんだ?とは思っても行動にも出せず、悶々と日々を送っている。

そこに都会に居場所を見つけられずに戻る黒木華演じる美咲。美咲は子供の頃の記憶のまま、優をかばう。そして優の地位を向上させる。

村長の息子の透は一ノ瀬ワタル。説得力のある荒くれ者だなぁって思う。一ノ瀬ワタルも優しい役の彼の方がいいなって思うけど、なかなか一ノ瀬ワタル的な俳優いないしね。

村長が古田新太。まぁこの二人で「村」が構成されている。村を存続させるために。助成金がなければ村は存続出来ないのか。美しい景観に突如として現れるゴミ処理場。

村の利益のため、裏で行われている産業廃棄物の違法投棄。いろいろなことが歪みきっている社会。

それでも、いろいろな過去を抱えた人を雇用するという表向き良い口実で村をアピールしていく。

いろんなところに写真を撮りに行くのが趣味だけど、この風景の裏にはどんなものが隠されている?なんて思ってしまうかもしれないと思ってしまった。

中村獅童さんの能が見応えありだった。村長の弟という立場でありながら、唯一村を捨てた人間ってことか。それでも、村で起こっていることを気づかないフリをしていたのではないだろうか。

最終的には追い込んだだけだったんじゃないかと思ったわ。

2023/04/28 映画「TOKYO MER 走る緊急救命室」

鈴木亮平を初めて知ったのはちょうど10年前に公開された「変態仮面」だ。

その時、私は鈴木亮平という役者を知らず、いきなりすごいビジュアルの人が出てきたなぁと思ったのを覚えている。普段行く映画館では上映されておらず、新宿まで行ったわけで。珍しく前の夫が誘ってきた映画だった。

鈴木亮平以外だとムロツヨシは・・・ギリかな。安田顕くらいだったのかな。清水富美加もこの映画で知った感じだったような。すごいよね。今、変態仮面のWikiを見ても、鈴木亮平にリンクがないんだから。そのくらいまだ無名だったってことか。

そこからの彼の活躍は凄まじかった。

いろいろな役になりきって違和感なくどの役もこなしてきていた。孤狼の血の上林が強烈だと思ったけど、それでもこのドラマの喜多見という役は鈴木亮平の代表的な役なんじゃないかと思う。

普段、ドラマなどテレビを見てないというちょっと年上の方もこのドラマは知っていると言う。まぁこの1ヶ月の番宣などもあるのだろうけど、それでも名前まで覚えているのはすごいことだと思う。

ドラマの展開は約3ヶ月でいろいろなパターンがあった。

MERのメンバー一人ひとりにスポットが当たっていた展開で、鈴木亮平だけが目立っていたわけでもなく、全てのメンバーがいなきゃって思えるような展開になっていた。

映画公開前のスペシャルドラマで伊藤淳史が加入し、出来ない人担当をしていたが、ドラマでいなくなった。

映画ではジェシーが出来ない担当の役として加入したが、ジャニーズ感まるでない感じが良い感じで。

すでに出来上がっている制作チームでしかもストーリーのメインテーマの「チーム」な感じの中、違和感なく居たと思う。

スペシャルドラマで立派なセカンドドクターになってしまった比奈先生のポジション。どこかに「成長」を入れたいのねって感じで。まぁそれぞれがスペシャリスト集団だからね。

映画は予算があるからなのか、いきなり横浜ランドマークタワーが舞台。

開始早々、今野が怪しい雰囲気しかない。彼を善人で使ったらどうなるのだろうって思うのだけど、なぜか怪しい役ばかり。で、想定通りにいきなり放火を始める。

ドラマから映画までの間に喜多見先生と高輪先生が再婚してしかも妊娠までしているという展開。

音羽先生の念願の国手動のMERとして横浜MERが始動で杏さんが登場。杏さん・・・脚が長すぎる。

菜々緒さんも長いと思っていたけど、杏さんの脚の長さをすごい感じるショットが多かった。

しかも音羽先生と杏さん演じる鴨居先生が元カップルという・・・音羽先生のお名前が「尚」って初めて知ったわ。

元カノ登場でも音羽先生の中には佐藤栞演じた涼香が消えてないことがわかる。

横浜案件に東京が助っ人というか・・・ほぼいつも通りに救助活動を始めていく。

まぁ本当にあったら嫌だなしかないような展開。ランドマークタワーって日本で2番目に高い建造物なわけでしょ。(あべのハルカス出来るまでは一番)で、タワー棟は69階って・・・

階段で避難って無理でしょ。273m。登山だったら大丈夫って思えるけど、階段ってキツそう。東京タワーの階段昇降も下りの方が脚にくるって聞くし。

とかって邪念ばかりで見てたけど、ほんとすごいよね。演技力が。本当に起こっているような錯覚を起こすくらいリアルだった。

まぁ次のシーンで案外キレイだったとか、仲里依紗の化粧が全然崩れなかったとかってあるけど、それでもすごかった。

手術シーンとかは研修医さながらに練習を重ねたってインタビューで言ってた通りだなって。セリフ言いながら手を動かすってほんとすごいわ。

まぁ迫力がすごすぎた。これで終わりにしちゃうのかな・・・。

石田ゆり子が相変わらずキレイで可愛かったわ。

2023/04/15 映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」

世の中は「コナン」で大賑わいでちょっとウザって感じなのだけど、こちらはとても静かな空気が流れている。

坂口健太郎が主演ってことだけで観に行った映画。予告も見てなくて、どんな内容なのかも知らなかったのだけど、それでも、今の時代に珍しいなぁって感じの展開の作品じゃないかな。

まず、坂口健太郎演じる未山の横にいる浅香航大演じる誰だからわからない人。

ストーリーが進むに従って、未山がちょっとした霊能力者だと言うことがわかるが、それでも、しばらく浅香航大は居る。

居候というわけではない関係の市川実日子演じる詩織と娘の美々。まぁこの二人の存在がこの映画全体には必要なわけよ。

浅香航大演じる草鹿の存在が明らかになると今度は齋藤飛鳥演じる莉子が登場する。

詩織にとっては、未山は一応パートナー的な存在だったわけで、それなのに、前の彼女だったという莉子ごと受け入れる。

美々の存在でこの4人の関係がとても見ていて居心地の良さを感じさせてくれる。

美々の名前の由来で「美しいとは?」ということを詩織が表現しようとするのだけど、私にはその4人の空気こそが「美しさ」だと思っていた。

誰にでも優しい未山をどちらも自分だけを見てと言わない。未山自身もどちらが大切だと言うことではなく、その雰囲気に身を任せる。年齢を重ねたから見ていて「良い」と思えるのかもしれない。これが若い頃で、自分に自身がなくてって時だったら、こんなタイプの男性を見て、「良い」と思えただろうか?

未山は自分のことも見えていたのだろうか。

King gnuの井口さんが突然登場する。そこのやり取りが不自然だった。。。と思ったら、次への展開に必要なやり取りだったのだけど。それでも、やっぱり無理があるなぁって。

それでも、あの景色の場所に行ってみたいと思えるほどの景色だったと思う。