「古舘伊知郎ショー」で語る
3月18日午後8時58分からの「古舘伊知郎ショー」という番組で語られているらしい。
自分の記憶の中の歌丸師匠はもうおじさんだったから、まだ80歳って感じがしちゃうけど、身体は年々大変そうなのが画面を通してもわかる。
プロの噺家さんだから
落語への思いが深いから余計に自分が高座に上がるためにはこうじゃなければいけないって言うのがきっと高いんだと思う。
だいたいね
鼻チューブしても高座に上がる人なんてそうそういらっしゃらないですよ。
普通は寝てますよ。
それでも噺家としての情熱が高座に上がり、お客様へ届ける。
お客様もそんな歌丸師匠でも届く何かを受け止めたいから観に行くわけで。
私は実は寄席に行ったことがないのだけど、行きたいと思っている。
早く行かなきゃいけないと改めて感じた。
歌丸師匠の噺を聞いておかなきゃいけないと。
歌丸師匠の思いは
お客さまに失礼なんじゃないか。みっともないんじゃないか。病気のせいばかりじゃないが、話を覚えられなくなった
ってことだけど、新しい話が覚えられなくなったってだけの話でもう既に大量の話がインプットされていて、いつでもアウトプットされるはず。
そう、アウトプットできなくなったではないんだよね。
インプットがおぼつかないってだけで。
みっともないと思うのは本人であって、それに耐えられなくなったらお辞めになった方がいいのだろうと思う。
他人が思うことなんて気にしなくていいんだよ。
誰もが。
それでもそれを気にするようになった自分がいるのならその弱さをきちんと受け止めるべきだと思ってる。
お客様の誰も「みっともない」なんて思ってない。
思うような人はきっと「お客様」にはならないのだから。
歌丸師匠の勇退は歌丸師匠にしか決められないこと。でも、お元気なうちに決められるのは幸せなことなのかもしれない。
多くの人が復帰を願い、復帰することを目標にしながらも「引退」を言う前にこの世からいなくなる人の方が多いのだから。
「引退」を言える人生は羨ましいのかもしれないね。
それでも、「全身噺家」の歌丸師匠、引退した日にぽっくり逝きそうな気もするからそれは引き伸ばしたくもなってしまう。
歌丸師匠のような方がまだいらっしゃらない。
歌丸師匠も故円楽師匠が亡くなられて、存在が増してきたように思う。
そんな感じなのかしら。
笑点メンバーもそれぞれが結構な年齢になってきている。
まだ少しだけ笑点に関わっておられるけど、いなくなってどうなるのだろう?
少し寂しさを感じる。