【映画 凛-りん-】感想。又吉直樹初の長編作品。

タイトルの意味がわからない

劇場予告で観た映像で本郷奏多の影のある演技に引き込まれて何も知らないで観てみた。

そこで又吉直樹が「火花」の前に書いていた作品だと知った。

本郷奏多29歳。まだ学生服が似合います。

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青春映画とはちょっと違うけど

長野の村で起こった事件。

100年に一度5人の子供が行方不明になる。

100年目の年、幼い子どもが行方不明となった。

高校の校舎が木造校舎ってところがとても良い感じ。

机や椅子も昔ながらのもの。まだ現役なのか?

校舎は廃校になっていたものを活用しているのだろうけど、状態がとても良い感じだ。

主人公の高校生耕太役が佐野勇斗。20歳。結構いろいろ出てきている。その母親役が石田ひかり。結婚して子育てして女優復帰って感じかな?でも、姉の石田ゆり子は独身だからなのか?あまり年齢を感じないが、石田ひかりはきちんと年齢なりになっている。

女優だからそれでもいいと思う。

クラスメイトの大仏役が須賀健太。やっぱり上手いなって思う。

難しい役。継母が来て、自分を隠して馬鹿なフリをし、いつも作り笑いで本音を出さないようにしている。

クラスメイトはそれでも頭の良かった大仏を知っていても状況を知っているだけに見守っている感じ。

一番普通で幸せだと思うが、本人は顔も良くないし、成績も良くないし、親の八百屋を継ぐだけの自分と卑下しちゃっている竜二、喧嘩が強いという泰輔。この二人の俳優さんはこれからかな。

かなり目立っていたからほんとこれから活躍を楽しみにしている。

泰輔の父親が片桐仁。

どうしようもない父親。子供にスリや万引きを強要している。

転校生の天童役が本郷奏多だ。

修学旅行の自由行動の計画をグループで決めろという。

誰にも心を開かない天童を入れようとするグループはないが、泰輔が声を掛ける。

そして5人のグループになる。最初は居るだけの存在であった天童であったが、ポツンポツンと言う言葉に重みを感じるようになる。

「全力で生きろ」

この言葉にそれぞれの立場でもがく。

泰輔は父親の悪事の指示を拒否し、殴られる。それに気づく耕太ではあったが、何も出来ない。

泰輔が神隠しにあった事件を解決しようとみんなで現場に行く。

何も手がかりはない。

そうしているうちにもう一人いなくなる。いなくなった神社の神主が堀部圭亮。すごく久しぶり。

最初の子供の親が保健の先生だったということで休職することになり、そのかわりにのぞみ先生役の山口紗弥加が赴任する。

耕太は一目惚れをする。

神隠しの伝説の山で夜を過ごす。

「自分のことを思い出して」と言う竜二に天童は「僕は思い出さない。だって忘れないから」と言う。

その場から大仏が姿を消してしまう。

探していると小屋があり、そこには荷物が散乱している。

それは誘拐された子どもたちの荷物なのか?

耕太は最初に居ないことに気づいたのに冷静な天童に苛立つ。

そして疑う。

次の日、それぞれが思いを持ってその小屋を訪れると荷物がなくなっている。

耕太は天童への不信を募らせる。

そして天童と竜二を残して最初にその場を去ると、今度は竜二が行方不明となってしまう。

しかし、竜二は知らないと言う。

耕太の幼馴染が天童の転校前のことを知って耕太に教えているのを全員に知られてしまう。

「人を殺した」

天童のことを疑う耕太。しかし、家に戻り自分のパスケースにあった写真を見て天童に電話し、神社に呼び出す。

神社には天童の姿がない。電話をしようとする耕太は誰かに殴られ気を失ってしまう。

気を取り戻すとそこには結束バンドで身動きが出来なくなっている大仏と竜二と行方不明となっていた小学生の姿があった。

しかし、そこには練炭が燃えていた。

必死に声をかける耕太。

そこに現れた天童。

誘拐した人間が逮捕され、「天童に頼まれた」と言っていると言うことで、その場で天童が連れて行かれそうになる。

耕太は必死に止める。「天童はそんなことしない」

突然、天童を信じていることを言う耕太。

そこに泰輔が現れ真犯人を告げる。

それは耕太が憧れていたのぞみ先生だった。

のぞみ先生の目的は天童を犯人に仕立て上げて社会的に抹殺することだった。

そこには悲しい事情があった。

子供だから、不器用だから・・・

好きという気持ちをどう相手に伝えていいのか?それの延長のつもりが相手を深く傷つけ自殺にまで追いやってしまっていた。

高校生に見てもらいたいね。

思春期、どうしていいのかわからないという気持ちはわかるけど、それを間違えてしまうと取り返しのつかないことになるってことを知って欲しいね。

高校生。まだ未来がある。

彼らは絆で結ばれた。友達はやっぱり必要なのかもしれない。

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