歴史知らない人間でも
毎年、年末の風物詩のように「忠臣蔵」がドラマ化されていた。
でも、なんか大勢の人間が固まって移動するってイメージしかなかった。
そもそも赤穂浪士って何?からのスタート。
大石内蔵助という人物の印象
大石内蔵助という名前は聞いたことがあるが、その背景に赤穂藩主の浅野内匠頭という人物が居たということすら知らなかった。
まぁかなりコメディタッチにしているけど、正直「アホ」な藩主って感じだよね。
藩のことより、なんか「戦」のことばかりを考えているというか・・・
賄賂が嫌いということで、結局、裏工作が苦手なだけで、敵方吉良上野介を斬っちゃったんだ。
って、あぁ名前は知ってるなぁな感じ。
この映画もお金かかってるだろうなぁ〜。
まぁ不祥事なく上映になっただけでもいいのか。
歴史ものは登場人物が多すぎる。
しかも武士の姿になると、前髪がある俳優さんは誰だかわからなくなる。。。
堤真一とか岡本隆史のように顔に特徴があればいいけど・・・エンドロールで「千葉雄大」って見たけど、「誰だった?」な感じだし。
あ、あと鈴木福くんと、「蜜蜂と遠雷」でデビューした鈴鹿央士が出てた。この短期間に案外、目立つ役どころですごいな。顔が童顔だから、鈴木福くんと一緒にいても違和感なし。
まぁ鈴木福くんがどうしても子役のイメージが大きいからちょっとお兄さん的な雰囲気で。
まぁそれにしても豪華よ。
阿部サダヲが浅野内匠頭役でキラースマイルのまま、最初の段階でいなくなり、その後、筆頭家老のわりに「自分」がなく、結局お家断絶ってことで浪士になるわけだけど、まぁなんか日本の俳優さんたちを揃えましたってくらい、名前を知っている人が多かったわね。
吉本興業がついてるから、吉本芸人さんが多かったのねって今頃気づく。
桂文珍さんとか西川きよしさんとか、あぁキム兄もいたね。
濱田岳が演じてたのは「毒見役」ってことだったのか。
なんだろう。濱田岳の雰囲気って時代劇でいそうだわね。どこにでも・・・
岡本隆史もとても良いのよ。
コメディ映画だけど、岡本隆史が真面目に語ったことに対する堤真一の対応で笑いが起こる。
板尾創路と滝藤賢一が一緒に居るだけでなんか悪巧みしてそうな雰囲気しかない。
女優二人も、大石内蔵助の妻役の竹内結子と浅野内匠頭の妻役の石原さとみ。
まぁいい感じよ。ふたりとも。
この映画を見てて思ったのは一般社会というか、現代社会の会社でもよくある光景。
経理が一生懸命お金を管理しているのに、バカな営業マンが経費を使いまくって赤字になるって言う。そして、いざという時にないという事態になる。
大石内蔵助は社長って立場で、最初は営業系の思考だけど、最後は会社をどうにかしなきゃとやっと経営的な思考になった時にはまぁ大変ってことで。
そして社長は社員には現状を正しく伝えないから、まぁ営業系の人間はお金を使ってどうにかしようとしか考えない。
って構図のままだったということを知ったわ。
決算が討ち入り。
それで全てが終わるわけだけど、この映画は、討ち入りはお金がかかるということを教えてくれる。
まずはお金の大切さを考えよう。