【映画 さくら】感想。いろんなことが厳しいね

犬は必要かもしれないけど

ストーリーをまるで知らず。WebのStoryを読んでもわからない家族だから難しいのかもしれない現実。

出演者の豪華さだけで観ようとしたのだけどね。

さくらが唯一の癒やし

吉沢亮、北村匠海、小松菜奈が兄弟妹ってすごい豪華!って、しかも親が永瀬正敏、寺島しのぶって、間違えないなって思うわ。

しかも・・・またね、加藤雅也さんがね、わからなかったわ。

「え、誰だっけ・・・知ってる。でも、え?誰?」な感じだった。

長男の一役の吉沢亮。次男の薫役の北村匠海、妹の美貴役の小松菜奈。

妹は兄のことが大好きな幼少期を過ごし、兄は妹を大切にしてきた。

物語は次男の薫目線で語られていく。

主演が・・・北村匠海なのか?

大学生の薫が帰省することから始まる。

2年ぶりに父親が戻るということで。

なぜ父親は出ていったのか。それを多分、丁寧に描かれているのだと思う。

最初の場面だけを見ているとダメな父親なの?って感じだったけど、最後は違う見方になる。

逃げなきゃというか、距離をおきたかったのだろうって。

薫だって、最終的には大学ってことで家を出たわけで。最後は女性二人が残っていたわけで。

長谷川一家で子犬をもらいに行くところから物語は始まる。

私はもっと犬の話かと思ったのだけど、うーん、癒やし的に必要だったと思うけど、もしさくらがいなかったら、もっとドロドロしたものになってた感じかもしれないから良かったのかな。

私の感覚は「ドロドロした家族像」

家族なんて正解はないし、同じ形式なんてない。

それでも、私はこの家族は嫌だなと思う。

子供が居る家庭の夫婦の営みって、日本ではあまり描かれない。

が、大阪ってことでなのか?子供が母親のあえぎ声を聞き、それは何?と聞くと、赤裸々に性教育を始める。

うーん。難しい問題。

日本という社会では性教育が未熟だからこそ、難しい。

成長した兄弟妹。

兄を好きなまま成長した妹の歪んだ感情を家族は気づきながら、何もしなかったのか?

そのことが最後は悲劇に繋がったわけで。

中学時代にレズと思われながらも否定をしなかった美貴。それでも、それは肯定でも否定でもなかったのだろう。

自分は一途に兄だけを想ってたわけで。

兄は彼女を家に連れてくるようになる。

最初は素っ気ない態度だった彼女も徐々に変化を見せるが、美貴は変わらない。

彼女が大阪から九州へ引っ越しをしなければいけない。親の都合で自分には何も出来ない。が、二人は将来までを約束するくらい真剣だった。

が、次第に文通が途絶え、電話も途切れた。

いつの時代?

まだ手紙のやりとり、電話って時代だから、家族内に良く思っていない人間がいればそれは起こりうることだろうと思うが、家族はただ彼女が離れたと思う。

本当はわかってたんじゃないかって思うのだけど。

父の元に女性名の手紙が届く。

母親は激怒し、娘は母の怒りを宥めるではなく、着火するかのように手紙を朗読する。

この辺りでこの娘は普通の感覚ではない。それを咎めない兄。

何も知らない父が帰り、中学時代の卒アルからその女性を指差すことに。

ここまでするもの?

こんな夫婦関係だって嫌だなって思うわ。

指差した先には男子生徒が。

そしてそのままその女性を家族全員で行くというところもかなり「?」だ。

そしてこの女性が加藤雅也さんだったのだけど・・・ついこの前「彼女は夢で踊る」で拝見したばかりだったけど・・・まるでわからなかった。

先子さんとなった彼は深い言葉を子供の彼らに投げかける。

一は先子さんに相談をするようになり、彼女のところに行くなら、全部自力で行くようにと言われたと二人に言う。

そこまで想っていることを美貴は面白く思っていないことがわかる。

一は夜に電池を買ってくると出かけ、大事故にあい、下半身不随と美形だった顔の半分が崩れた状態になってしまう。

が、それを喜ぶかのような美貴。

薫はそれを「子供に戻った」と表現しているが、この時点で家族は精神科へ行くべきだったのではないだろうか?

明らかにおかしいだろ?

子供に戻ったからと言って、やっていいことと悪いこと。そして言っていいことと悪いことがあるが、それがない。

階段の上にある家へ戻る。

それは幽閉されちゃうってこと?な感じだったが、まだ若い彼はさくらの散歩にも行けるようになる。車椅子で。

それでも人生には絶望するよね。

自分が幼少期にしていたように子供に逃げられるような存在になってしまった自分に。

母親の変な明るさ。

何も意見しない息子。

それ以上に見守っているような感情がないような父親。

どう見ても正常とは言えない娘。

そんな中で生きていくのって辛いと思う。

でも、それ以上にさくらが気の毒だ。

美貴は薫にランドセルを見せに来る。

その中には大量の封筒が。それは兄の彼女からの手紙。

それを読んで、返信してた美貴。

一番人間としてやってはいけないことじゃないのか?

そしてその妹の歪んだ行動で兄は大怪我を負い、この世を去った。

薫がやっと感情を出した。が、殴るという行動で。

この家族には「言葉」はないのか?

この家族のきちんとした「言葉」は幼少期の性行為の母親の「言葉」くらいしか思い浮かばないわ。

一の葬儀で、美貴は何も知らない少女のようにニコニコしている。

そして読経中にもフラフラ動く。

それを止めるのは薫。親ではない。

そして突然のおもらし。先子さんが様子を察知して表に連れて行く。

妹も助けてあげられない家族なんだなぁ〜ってことしかない。

そして、それに耐えられなくなった父親が家を出ていく。

娘のランドセルを背負って。

最後まで見たら「しょうがないよね」ってなる。

そして最初の父親が帰ってきたところに戻るのだけど、娘は正気になっているのか?

そして、最後はさくらである。

さくらの体調が悪くなり、大晦日の遅い時間に動物病院を探し回る家族。

それで絆が戻るって都合が良すぎないか?

まぁこの家族はそれで戻るような感じなんだったらいいのだろうけど。

この家族は嫌だわってことしか残らない。

そう思わせた俳優陣がすごい。