期待しかなかった
去年の6月公開予定だったから劇場予告をずっと観てきた感じがする。
やっと観られたよ。うん。なるほどねがすごくあったよ。
騙す?な感じで
タイトルの「騙し絵の牙」ってことで、どんな騙し合いなんだろう?って思っていたのだけど、あぁ予告のあのシーンがすべてだったんだって感じかな。
大泉洋が大泉洋らしくない作品。
あて書きされているのにって感じだけど、それでも、小説は大泉洋だったらと思って読めばいいし、映画は、「何をやっても大泉洋ではない」大泉洋ってことで。
雰囲気は確かに洋ちゃんだけど、それでも違う人物、速水だったと思う。
でも、この映画は松岡茉優演じる高野恵が主演とも言える。
一番走ってたし、無茶させられてたし。
酔っ払って寝てしまうシーンがあったのだけど、あれがすごい。
あれが演技だったらほんとすごい。
女性の酔ってる演技ってなかなか居なかったかもしれない。
國村隼さん演じる二階堂先生もね、良かった。
一番最初に騙される?って感じになってたのかな?
それでも、宮沢氷魚が出てきたり、池田エライザが出てきたり、若手で盛り上がる感じがちょっと良かった。
池田エライザ、やっぱり好きだわ。
宮沢氷魚も。なんか今までドラマとかで観たことがない感じの役だったよね。
この流れで國村隼さんも同じようなテイストになっていったのは笑ってしまった。
佐野史郎さんとかが普通のおじさん役でなにかあるのか?って思ったらやっぱり騙されちゃう方だったり、あ、結局この世は最後に笑う人以外は「騙されてる」ってことになっちゃうのか?
ストーリーがほんとスキがなく、スムーズであっという間に終わってしまう。
リリー・フランキーさんが出てたから、きっとキーマンなんだろうなって思ってたら・・・
残念だったのは、大泉洋作品のわりに盛り上がってない?
公開初日だったのになぁ〜って感じの入りで驚いてた。