【映画 20歳のソウル】感想。10年。

10年前なんだね

この映画を予告でも観たことがなかったし、神尾楓珠と福本莉子ってことで漫画とかの実写青春ものなのかと思っていたら実話。

「王様のブランチ」で紹介されてて、ちゃんと見てなかったのだけど、LiLiCoさんのお話しで興味を持って、レイトショーに行ってきた。

若さゆえに残された人はどうしているだろう?

10年前に高校入学したところから。

神尾楓珠演じる浅野大義。音楽的センスがすごかった人を演じるってことで、ピアノとトロンボーン、大変だっただろうな。

トロンボーンは音を出していなくてもそれっぽく見える?けど、ピアノはさすがに無理があったけど、それでも頑張ってた!うん。

吹奏楽部と言ってもよさこいまでする時代なの?しかも合唱まで。顧問の先生の意向ってことになるのだろうけど、最初は戸惑うよね。

どの部活でも全国を目指す団体とそれを指導する顧問の先生という関係性って様々あると思う。

先生にとって1年1年が勝負で顔が変わっていくわけだけど、それでもすることは変わらなくなっていくものなのかなって思った。

生徒にとっては今自分がしていることは?って思うと反発してしまう年頃だからね、いろいろ反発する。

入学当時は高橋先生のやらせたいことが理解出来ずに反発していた大義くん。

それでも3年になり、野球部のレギュラーから外された友人のために作曲しちゃうとかすごすぎる。それを採用した先生もだけど。

先生にとっては大勢の中の一人だったのだろうけど、やっぱりどこか特別な感じになっていったのだろうか?

佐藤浩市さんが先生役というのはレアだし、すごく自然で生徒に対しての一言一言が誰に対してもブレずに居て、内心羨ましいと思った。

自分の部活動は体罰の印象しか残ってないのだけど。まぁそれと同等の優しさもあったと当時は思おうとしていたけど、今やそれは残ってないな。言葉もいろいろ言っていたけど、どれもが薄っぺらなものになってきてしまっている。

などと思いながら、すごい絆だなと思ってた。

公立高校ってことで、顧問の先生は県内でそれなりの成績を残すことで異動が免除になっているのかな?まだ高橋先生なのかな?というか、もう定年退職されていて嘱託ってことなのか?

にしても、自身が音楽をされていたわけでもないのに、県内でトップレベルにまとめるってすごい。

大義くんの生きた証の映画なのだけど、周囲の気持ちとかが今、どう生きているのか心配になる。生きている人が強く生きているといいなと思った。

にしても。なぜナイツの塙さんが?とかいろいろ思ったわ。

で、佐伯役の佐野晶哉くんがジャニーズJr.ってことだけど、音大卒なの?短大?年齢が合わない・・・。

まぁジャニーズっぽさはなく、音楽的にはすごいなって感じで。