10年間
36歳から45歳まで。年末はひたすらおせち料理を作っていた。
再婚してお正月は義実家訪問が義務付けられていたこともあったし、義実家の味付けが全然合わなかったからだな。
充実していたけど
29日から買い出しに行き、大量に材料を買い込んだ。
黒豆は丹波篠山から取り寄せていた。
このサイトのレシピを参考にしていた。
黒豆については送られてきた豆と一緒にあったレシピを参考にした。そのため、昔ながらの方法ってことで29日の夜から洗って、水に浸す準備が始まっていた。
30日の朝から本格始動。3口コンロをフル稼働して作っていた。
黒豆
栗きんとん
伊達巻
紅白かまぼこ(切るだけ)
数の子
田作り
たたきゴボウ
鮭の昆布巻き
紅白なます
酢れんこん
牛肉ロール
ブリの照り焼き
エビのうま煮
お煮しめ
筑前煮
れんこん入りチキンナゲット
これが定番だった。
ずっと立ちっぱなしでほんと足が棒になる感じで。
そんな感じだから、30日31日のお昼・夜は食べに行くことになっていた。
最初の頃、気づいたら、小さかった猫がブリ照りを1口ずつ食べてくれちゃって困ったなぁってことを思い出す。
一応3段のお重に入れて義実家へ持って行くのだけど、私は・・・数の子くらいしか食べられない。。。あと黒豆ね。
あとは砂糖の量を知りすぎちゃってるから食べたくなくなってしまうわけで。
黒豆にも砂糖は入るのだけど、分量の半分くらいにしちゃっているから本当に美味しい。まぁ私好みね。
そんな年末も46歳の年に終わる。
まぁその前くらいからおせちは作るから義実家へは行きたくないと言っていたような状態だったわけで。
別に義実家の義父母が嫌いだったとかじゃないけど、自宅で会話もしない状態なのに義実家でどうしろと?って感じになってたよね。
46歳の年末から私は年末年始は旅に出ることにした。10月くらいから事前に予約をしたりして、「居ない」状態を作っていた。
まぁそれを知ってか知らずか、義母から「今年はおせち料理は買いますから作らなくていいです」ってメッセージがご丁寧にも届く。
まぁ頼まれたから作ってたわけでもなく、買ったものなんて量がたかが知れてるものを囲んで、何を食べるんだ?って思って自分で勝手に作ってたわけで。
義父母としてはみんなを集めるということで頑張っていろいろ準備してくれていたけど、長男のはずの元夫はそういうことに対して援助をしようとしないことも気になっていた。
小僧寿しで寿司折を買ってきてくれたりしたけど、さすがに小僧寿し・・・は・・・って感じで最後の数年はこちらで準備させてくださいってことで、銚子丸で準備をして持って行った。
まぁそんな10年は人生の中で必要だったのだと思う。そうじゃなきゃおせち料理なんて作る機会ないもの。
でも、黒豆を先日道の駅で見かけたので買ってきた。
YouTubeでレシピを検索したら、炊飯器で炊けるって!
えーーー
昨日の昼間に水に浸して今朝、炊飯器の「おかゆモード」で炊飯を開始。
終了後、少し置いて再度「おかゆモード」で炊飯。
終わり。
えーーーーーー!!!
蓋を開けるとツヤッツヤした黒豆が!
一つ食べてみると、めっちゃ美味しい。
まだ芯を感じたから、そのまま保温。
ずっと弱火で水の加減を確認したりアクを取ったりしていた2日間はなんだった?
驚くわ。
当時の私に教えてあげたい。
炊飯器で十分だよって。